パイロンレースは今、パラの大会の中で一番主流の競技です。

GPSデータで設定されたいろいろなポイントを、決められた順番どおりにどれだけ速くまわれるかを競います。オリエンテーリングの空中版みたいなもの。

ただし、地上と違って道のない空では次の目的地までたどり着けるかどうかが勝負の別れ目になります。


大会には、他にも滞空時間を競うデュレーションや、着地場所の正確さを競うアキュラシー競技などいろいろありますが、ここではちょっと複雑なパイロンレースを説明します。
これを知れば怖いものなし!

パイロン… ターンポイントとも言います。ルートをまわるときのポイントとなるもの。GPSデータで示されるので、山の三角点とか肉眼では目標物にしにくいものもあります。

シリンダー…

パイロンを通過したと認められる空域。仮想の筒形状なのでシリンダー。この筒の内側に自分のGPSフライトログが残ればパイロン通過が認められます。

シリンダーサイズ…

半径で決まっています。グライダークラスで半径距離が違います。(自分のグライダーのクラスとシリンダーサイズを調べておいてください。)

クラス分け カテゴリー シリンダー
オープン  2005年JNLトップ30位 200m
C 1  DHV2−3以上、AFNOR COMPETITON 200m
C 2  DHV2
 (DHVを取得していないグライダーはAFNOR
 PERFORMANCE)
300m
C 3  DHV1、1−2
 (DHV を取得していないグライダーは
 AFNOR STANDARD)
400m


タスク… まわるべきルート。その日の気象条件によって決定します。これを完走することをゴールといいます。