朝、車から見る平尾台の山は雪で真っ白。すぐに解消されましたが、冷え込む一日となりました。
九州の研修会では定番となる西部公民館で更新会はスタートです。更新会には更新対象となる方も、ならない方もお集まりいただきました。せっかくの年一度のミーティングですので、更新に関係なく集まっていただくのは有意義なことで、シーズン本番へ向けての足がかりにしていただければと思っています。
今回もまずは2009年度の事故の傾向に関するお話、そして実際の事故報告書を見ながら討論。昨年、JPAでは事故が劇的に減少しました。これは各スクールのみなさんの頑張りによるところが大きいですが、この結果に甘んじることなく不安要素をなくすべく、次から次へと議題へ取り組みました。このような意見交換の場は大変盛り上がり、朝9時に開始してから12時までノンストップで議論が交わされました。それだけ、事故がいくら減ったにせよ、明日は起こるかもしれないという危機感をインストラクターのみなさんが持っているのだと思います。このような時間が持てただけでも九州に来た甲斐があります。
午後はパラグライダーレスキュー。今季、九州でこの認定検定会を行うことはできませんが、現在、ほぼ確立された基礎システムをみなさんに披露。そして、実際に気をつけるポイントを明確にしながら実技に取り組んでいただきました。平尾台から降ろしてくる強い西風の中でしたが、うっすら汗をかきながらみなさん頑張りました。この科目にも関心は高く、来年はぜひ九州で実現をしたいと思っています。この必要性は、今回の短い時間の研修でしたが理解をしていただけたのではないでしょうか。
そして、再び研修室に戻りエンディング。レスキューに関わること、そのほか質疑応答で今回の更新研修会を終えました。