雲の合間から差し込む日差しを浴びる東シナ海を見ながら会場へ移動。行橋運動公園内にある研修室でリガー更新会です。
昨日すでに前ふりをしていたので、速やかに開始。最新映像を交えてのリパック上の注意点、EN認証のテスト内容、実際にあった問題点などを話し合ってから今回も実技へ。
会場は十分なスペースがあり、みなさん全員がストレスなく作業を行えます。九州での更新会も今回で3回目となり、より精度の高いパッキング技術を求めました。とかく、方法ばかりに意識をとらわれるとなぜそのようなことをしているのかということに気がつかないことがあります。これではパラシュート、ハーネスが変わった時に対応することができません。大事なのはどのようにパラシュートを開かせたいかという明確な理由があった上でパックをしているかということです。また、問題点に直面した際にどのような優先順位を持って解決するかということも非常に大切になります。そのあたりがわかってくると、細かいところにも意識が行くようになりますし、あらゆるものに対応することができます。
3つ目、4つ目のリパックとなると腰もしんどくなってきますが、妥協はしません。リガーの意識としてもっとも大切なことは「怖さ」をもってパッキングをしているかということです。パッキングすることに「怖さ」も感じないようではリガー失格です。みなさんのパラシュートをたたんでくれている方はどうでしょうか?使うパイロットの身になってパッキングしてくれているでしょうか。
終了予定の17時でも作業は依然進行。気づけば外も真っ暗になったころようやくすべての作業を終えることができました。みなさん、お疲れ様でした。