2011安全講習会~スカイエリア京北 3/5(土)

昨日までの雪もあがり、青空が見え隠れ、天気予報も良くフライトも行えそうです。朝はスカイエリア京北近くの山国公民館に集合です。スカイエリア京北では2008年から定期的に春に安全講習会を開催し、安全啓蒙に努めています。まずはエリア代表である田中氏からごあいさつをいただきました。その後、参加いただいたみなさんに自己紹介をしていただき、今回の講習会に対するご希望などを伺いました。そして講習。ですが、天気も良いので今日行う「スロープ8」の目的、方法、注意点を説明させていただき早速フィールドへ出かけることにしました。

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登山道には雪が残っているものの、田中氏の連日の整備のおかげで問題なく登頂することができました。雪のテイクオフをみんなで踏み固め、まずはデモンストレーション。北向きのエリアですがすでにサーマルコンディションとなっており基礎練習には若干不向き。無理せず、サーマルでの操作性の違いなどを感じてもらいながらフライトすることとしました。ただし、午後にはすっかりとオーバーキャストし安定したコンディションに。待っていましたとばかりに基礎練習開始です。ランディングでは山口校長がビデオ撮影、テイクオフからは藤田インストラクターが的確な指示を送ってくれます。さすがセーフティートレーニングスタッフチームです。風は途中、追い風になったりしましたが結果3本ずつフライト。フライトごとにフィードバック、ハーネス調整を行い充実したトレーニングとなりました。

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フライト後はクラブハウスで今日の総括。明日の予定などを決めたところで食事会へと流れ込みました。

明日も9時開始です。



主催:スカイエリア京北

協力:琵琶湖スカイパーク

講師:岡田直久(JPAスーパーバイザー)


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2011安全講習会~スカイエリア京北

京都市にあるスカイエリア京北で毎年開催されている安全講習会が明日から2日間行われます。今日は琵琶湖スカイパークの山口校長と事前の打ち合わせ。ひとえに安全講習といっても内容は多岐にわたるため、どのような講習を行って効果を出すか京北のクラブハウスでじっくり話し合いました。

初めて開催された安全講習会では「テイクオフ、アプローチ」をテーマに講習を行ったことを覚えています。今回は先日の事故対策会議で話し合われた内容をもとに、スクールの状況などをうかがい最終的にテーマを決めました。コンディションがよければもちろんフライトはしますが、技術論に偏ることなく今年の目標「ファイナルアプローチでの事故0」を目指していきます。


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有意義な3日間

JPAでは静岡県朝霧を会場にさまざまなミーティングが3日間開催されました。JPAのミーティングは「発想、決断、実施」すべてにおいてスピード重視です。まずは行ってみよう、失敗したらまた考えようという前向きな姿勢での取り組みの成果が毎年のように良い結果として表れています。


このフットワークの良さ、そして各スクールのみなさんの協力、取り組みそれらすべてがうまくかみ合うことでJPAは常に進化を続けています。

今回の数々のミーティングも昨年を見直し、反省をするところから始まりました。そして新シーズンイ向け、さまざまな議論がなされたうえで新プロジェクトが決定し、またさらに前に進むことを全員一致で確認しました。


とにかくスクール間のコミュニケーションが良い、インストラクターのモチベーションが高い、そして納得いくまで率直に意見を言い合う・・・・そんなJPAはプロらしく、現状に満足することなく今季も前進し続けます。


今季もよろしくお願いします。



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パラグライダーレスキュー

パラグライダーレスキューは各分野から高い評価および注目を集めています。約3年をかけて、山岳プロでありパラグライダーパイロットである南裏ご夫婦、パラグライダーレスキューの第一人者である半谷顧問、そして日本山岳レスキュー協会のご協力を得て完成しました。もっとも安全で、迅速な救助を目指した結果が形となっています。

今季は九州、関西ですでにレスキューレベル1,2認定検定会が開催されています。そして次の開催、3月のエアパークCOOで行われる認定検定会の事前トレーニングを事業部で実施しました。

会場は雪の舞うグランボレ。クラブハウスをお借りして一日みっちりとトレーニング、細部にわたり見直しをしました。

このパラグライダーレスキューの認定検定会に参加したことが大きな自信とアドバンテージになったと認定者のみなさんからすでにたくさんの声が届いています。

いざという時、後悔しないために・・・


JPAパラグライダーレスキューレベル1,2認定検定会・丹波 2/16(2日目)

昨日の疲れが残る中、2日目は7:30スタートでした。気温はこの1週間で一番寒い-6℃。

夕方にぬかるんでいた地面は昼過ぎまで凍っていました。講習場は西斜面なので昼まで日陰。ロープも凍って走りが悪いようです。

朝のウォーミングアップは木登りから。木登りに関しては問題なしですいすいあがっていきます。ビレイヤーもなかなかいい感じです。

今日は宙吊りの救助(カウンターラッペル)を2本。

体力的にも1本目でしっかり復習して2本目は検定という感じにしました。

失敗を体感していい方法を覚えてもらえればと行った1本目はかなり苦しんでいました。そこで、この1週間で全体的に見ていて気がついたことがあります。

「もう少しでカラビナがかけれる、、、」とか、なにかあと少しと思ったところであと少ししか努力しないと失敗する。そしてまたがんばってやるんですが、あと少しが意外と遠いのですね。ここで思ったのはあと少しと思ったところは少しじゃなくて目一杯の力を振り絞って一気に畳み掛けたほうがいいな、と思いました。失敗するたびに体力ゲージが減ってしまうので速やかに終わらしたほうがいいですね。

そんなこんなで午前中の最後にデモンストレーションをして13時に待望の昼食になりました。

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ご飯を食べながら反省会。手順などを話していました。カウンターラッペルでの技術的に難しいところは教科書の96、97頁のエイト環とマッシャーでロープに加重をかけたままビレーとエイトノットを解除していくところで詰まります。ここでは「ゴボウ」でエイトカンの扱いに慣れていないとしんどいのかなと思いました。2つ目に詰まるのは、ロープジャッキ。これも慣れていないとできない。でもコツがあるのですね。練習あるのみです。

午後からは本番!

この2日間の集大成です。良く理解しているかどうか見させてもらいました。

見るからに身体は疲労していますがここは根性で乗り切るしかありません。時間も計ってみました。制限時間は60分。急がないで一つ一つの手順を確認しながらやれば決して無理な時間ではありません。

お1人目は50分で救出。お2人目は45分でした。

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カウンターラッペルが終わってまだ時間があったのでトラブルシューティングの科目へ。

宙吊りでエイト環でロープがロックしたシチュエーション。

最後はロープの回収と片付け。一人はユマーリングで上がって、もう一人は滑車を使って引き上げました。終わった時には辺りは暗くなっていました。

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最後のミーティングでは、道具に対しての話と救助するために鍛錬を積まなければいけないところをミーティング。

自分の道具を使いやすくするには色で分けるとかオートマチックカラビナのメリット・デメリットがあるというところなど。あと肝心なのは、この検定会が終わってからいかに自分を高めて練習をしていくかなんですね。どんな研修・検定会行っても感じることです。その場では理解できても継続した練習・訓練を続けないことにはやった意味はないのです。もっと深いところまで知識と経験を深めていかないと現場で困ることになってしまうのですね。


そして、学んだことをスクールに持ち帰ってインストラクターはもちろん、一般のパイロットも興味を持って一緒に育っていければ(共育かな)厳しい条件の中がんばった甲斐があると思います。前回の九州、そして今回もそうですが一般のパイロットの方たちがレスキューの認定検定会に参加してくださることには、大変頭が下がります。改めて私たちインストラクターはもっと頑張る必要があると強く感じています。

最後に、連日アドバイスをしてくれた半谷顧問、岡田教育部長、南裏さんに感謝します。ありがとうございました。

あと、定休日でも宿と場所を提供してくれたもみじの里様に感謝します。

以上です。参加者の皆様、お疲れ様でした。


講師:只野 正一郎(TAKパラグライダースクール)

会場:兵庫県丹波市「もみじの里」http://hayama.main.jp/