8時半開始。今回の目的、意義をレクチャーしたのち、すぐに白鷹スキー場横に設置した実技会場に移動しました。天気予報と照らし合わせ、どのようにカリキュラムを組めば効果的な2日間となるか考え、今日はまずは「リードで木を登る」ことからスタート。講師によるデモンストレーションでは、方法だけではなくどのような体の使い方が疲れず安全に登高できるかということも説明しながら行いました。最終的に墜落まで行い、リードで登る意義を理解することまでがこの科目では必要となります。救助はこの木を登るところがスタートです。木登りは手際よく行い、迅速に要救助者のもとに辿り着かなければなりません。
午前中いっぱいかかりようやく終了。午後行う「木からの救助」のデモンストレーションを見たところでお昼休みとなりました。
午後はグループにわかれすぐに実践です。カウンターラッペルをセットするためにどのような手順を踏むか良くイメージをして臨む必要がありますが、実際に木に登り出すと今行っている作業で手いっぱいになってしまいます。実際は要救助者を気遣う余裕をもつ、次行うことをイメージしながら作業をする必要があります。そのためには樹上という空間に慣れること、そして繰り返し練習する必要があります。夕方終わるころには雨も降り出しましたが、機材の回収のため木を登り返し。2人一組行いますが、息が合わないとまったく登ることができずただただ疲れてしまうことになります。
すべての実技が終わったところで白鷹のクラブハウスに戻り復習、よりイメージを鮮明にし明日に備えます。今回は「パラグライダーレスキューBOOK」発刊後初の認定検定会となりましたが、やはり本があると認定検定会も非常に進行しやすいですし、自分自身で振り返ることができるので効果的です。明日も8時半開始です。
明日から山形県白鷹にて、パラグライダーレスキュー認定検定会が始まります。前日の朝には南裏講師も到着。現地オーガナイズの植木さんのご協力のもと会場設営を終えました。
パラグライダーレスキュー認定者は各エリア、スクールに必ずいなければなりません。毎年必ずツリーランディングからの脱出または救助による痛ましい事故は発生しています。ツリーランディングをしてパイロットが無事である以上、その後の二重事故は絶対に避けなければなりませんし、それには正しい知識、技術が必要です。認定検定会には普段救助にあたっている方も多く参加されていますが、みなさん口をそろえていかにいままでの救助方法がリスクが高く、危険なことをしていたんだということを言われます。やはり我流には限界があります。その限界を謙虚に受け止め、より安全で確実そして迅速な救助方法を学びましょう。その機会がJPAには準備されました。
明日は9時開始です。
1月から始まった各更新研修会、検定会は来週に山形県白鷹で行われるステージが今季、最後となります。
アシスタントインストラクター、インストラクター、パフォーマンスインストラクターの技能証は3年に一度の更新が必要です。失効されますとその技能証に付帯する業務が行えませんのでご注意ください。今季の更新研修会はすべて終了しています。
リガー、リガーマスターの技能証は2年に一度の更新が必要となります。失効されますとパラシュートのパッキングなど行うことはできません。今季の更新研修会は来週の白鷹が最後となります。
パラグライダーレスキュー認定会は今季からスタートしています。今後、リガーと同等の扱いとなります。各スクール、エリアでツリーランディングの救助に行くことがある方は受験してください。今季の認定検定会は来週の白鷹が最後となります。
また、GW前に「パラグライダーレスキューBOOK」が遂に完成しました。「ヒューマンエラーBOOK」同様に空を飛ぶ方必須の本となります。ツリーランディングは今年も日本各地で数多く発生しているようです。その救助はほとんどが我流で行われていたと思います。その結果、そのうち数件が重大事故となってしまっています。多くのパイロットが共通の正しい知識を身につけることでそのような痛ましい事故を防ぐ必要があります。
パラシュートリガーのパッキングツールで品切れになっていました
・テンポラリーピン(2ピン)
・セパレター
・バンジーコード3.2mm
・パッキングパドル(希少)
・ラバーバンド・リムーバー
が入荷しました。ラバーバンドは現在、アメリカに発注中です。