ガーナ・パラグライディングフェスティバル

 イースターマンデーということで今日は祝日なようです。テイクオフに着くと久しぶりに日本語が聞こえます。今日はガーナで活動されているJICAのみなさんが10名ほどでお越しです。観光局で働いている方もいるようで、この情報をいち早く聞きつけたそうです。

 昨日よりは予約も少なそうないので、みなさんすぐに飛んでもらえそうです。今日は昨日と違いなんとテイクオフにはすばらしい風が吹いているではありませんか。スタートチェックをしてから、吹流しとにらめっこすることが続きましたが、今日は準備ができたらすぐに飛び立つことができました。

 今日の2人目のお客様はガーナ観光局のボス。10年たって意を決してのチャレンジ!見事、ナイスフライトでした。
 その後は、JICAの方たちと3名連続でフライト。久々の日本語を楽しみながらフライトしました。ガーナのことを色々と聞けるので参考になります。
 そして6人目の方、ガーナ観光局のボスのご家族。なんと110kg。今日は風も良いので楽々フライト。サーマルソアリングもできました。そして、今回最後のフライトは、グライダーのパッキングを手伝ってくれた子供と。ちょうど、西日がアフリカの大地に差し込み始めたころ。アフリカの風をたっぷりと感じて今回のフェスティバルでのフライトは終了となりました。
今回は25名の方たちとフライトすることができました。今回の収益金の使途はこれからクラウドベースファウンデーションとガーナ観光局のもとで決められます。
このすばらしいイベントに参加できていることを光栄に思います。ありがとうございました!



ガーナ・パラグライディングフェスティバル 4/5(日)

 夜、雨が降ったようでテイクオフもすっぽり雲で隠れています。ただ、日差しは十分、出発する頃にはすっかりクリアになりました。さて、日曜日。今日も朝早くからたくさんのお客様がテイクオフでスタンバイ。今日も先陣を切って飛び立ちます。朝の風は非常にスムースでもっとも楽しい瞬間の1つです。とはいえ、ずっと楽しんでいるわけにもいかず、20~30分でフライトは終了。次、そして次とフライトが続きます。クリフの上にあるコーンケイブされた形状のテイクオフ、そしてそこに吹くクロスウインドに苦しめられますが、タイミングを見て飛び立ちます。ひとたび飛び立つと空中は最高!みなさん大喜びです。
 17時を回ったところで7本のフライトが終了。もう1本行きたいところでしたが、テイクオフの後ろの雲がどうも発達傾向です。今日はこれにて終了となりました。
 
 日本から持参したサッカーボールは子供たちに大変喜ばれました。ただ、次から次へと「俺にも、俺にも・・」と来るのでとても数は追いつきません。サッカーボールを受け取ると、そのまま遊ぶのかと思いきや、そういうわけでもなく、大切に胸に抱えています。ランディングがサッカー場に戻ったら、たくさんの子供たちがサッカーを楽しんでくれることだと思います。





ガーナ・パラグライディングフェスティバル 4/4(土)

 朝6時にホテルの目の前にあるランディングに行ってみると、ベルギーチームがパラモーターの準備をしています。仕事の前にひとっ飛び。今日は朝から良さそうです!

 9時過ぎにテイクオフに到着。週末ということもあり、すでにたくさんの人がお待ちです。さっそくタンデムフライト開始。1本、2本・・と風もよく順調にフライト。アメリカのSUPER FLYでタンデムをしているBLAKEと私が先頭で進みます。今日はコンディションが良すぎるぐらいで、なかなか降りることができません。通常、20分ほどのフライトなので、上がった分はスパイラルやウイングオーバーで時間を調整します。日本ではあまりしませんが、外国人は三半規管が強いのか、グルグルしてもみんな大喜び!こちらも助かります。

 14時をすぎるとコンディションも落ち着きだし、リラックスしてアフリカの空を楽しめます。今日はサンセットまでたっぷりフライト、8人目のパッセンジャーの方とランディングした頃には、すでに薄暗くなり始めていました。





ガーナ・パラグライディングフェスティバル 4/3(金)

昨夜、少し雨が降ったようで空気にも潤いのある朝となりました。今日はまず、観光局の大臣がお越しになってのオープニングセレモニーがテイクオフの横の広場で行われます。警察の車が先導して、VIPが到着すると、それまでのスピードがウソのように急ピッチで準備が進みます。私たちパイロットは風が良いのですぐにでも飛びたいところですが、セレモニーの準備を横目で見ながらヤキモキ。準備のペースが上がったところで一安心です。それでも予定を一時間遅れてセレモニーがスタート。式次第通りに進み、大臣の開会宣言とともに、足早にテイクオフに向かいました。

 私もすぐにパッセンジャーの方と合流し、ファーストフライト。久々のアフリカの風を楽しみました。コンディションは良好で、パイロットも次から次へテイクオフします。2本目に上がる頃には、今まで空いていたテイクオフの観客席も満員御礼。すでにタンデムフライトの受付には長い列ができています。これは休んでいられません。テイクオフにつくやいなやすぐにフライト。3本目までは順調に進みましたが、テイクオフでは徐々に追い風が強まり出しました。なんとかサーマルブローで飛び立つパイロットがいますが、空中のパラグライダーの動きは怪しげ・・ ボスのエドから「Stop to fly」の声が掛かります。しばらく様子を見ますが、今日は好転しそうもありません。See you tomorrow ということになりました。

ホテルに戻ると、ベルギーから参加のツゥーンがザックからなにやら出してごそごそしています。どうやらパラモーターを持ってきていたようです。さっそく組み立ててサンセットフライトを目論みましたが、組み立てる道具がなかなか揃わず、エンジンを掛けることができた時には辺りは真っ暗。明日の仕事後の楽しみにということにしました。