夜、雨が降ったようでテイクオフもすっぽり雲で隠れています。ただ、日差しは十分、出発する頃にはすっかりクリアになりました。さて、日曜日。今日も朝早くからたくさんのお客様がテイクオフでスタンバイ。今日も先陣を切って飛び立ちます。朝の風は非常にスムースでもっとも楽しい瞬間の1つです。とはいえ、ずっと楽しんでいるわけにもいかず、20~30分でフライトは終了。次、そして次とフライトが続きます。クリフの上にあるコーンケイブされた形状のテイクオフ、そしてそこに吹くクロスウインドに苦しめられますが、タイミングを見て飛び立ちます。ひとたび飛び立つと空中は最高!みなさん大喜びです。
17時を回ったところで7本のフライトが終了。もう1本行きたいところでしたが、テイクオフの後ろの雲がどうも発達傾向です。今日はこれにて終了となりました。
日本から持参したサッカーボールは子供たちに大変喜ばれました。ただ、次から次へと「俺にも、俺にも・・」と来るのでとても数は追いつきません。サッカーボールを受け取ると、そのまま遊ぶのかと思いきや、そういうわけでもなく、大切に胸に抱えています。ランディングがサッカー場に戻ったら、たくさんの子供たちがサッカーを楽しんでくれることだと思います。
朝6時にホテルの目の前にあるランディングに行ってみると、ベルギーチームがパラモーターの準備をしています。仕事の前にひとっ飛び。今日は朝から良さそうです!
9時過ぎにテイクオフに到着。週末ということもあり、すでにたくさんの人がお待ちです。さっそくタンデムフライト開始。1本、2本・・と風もよく順調にフライト。アメリカのSUPER FLYでタンデムをしているBLAKEと私が先頭で進みます。今日はコンディションが良すぎるぐらいで、なかなか降りることができません。通常、20分ほどのフライトなので、上がった分はスパイラルやウイングオーバーで時間を調整します。日本ではあまりしませんが、外国人は三半規管が強いのか、グルグルしてもみんな大喜び!こちらも助かります。
14時をすぎるとコンディションも落ち着きだし、リラックスしてアフリカの空を楽しめます。今日はサンセットまでたっぷりフライト、8人目のパッセンジャーの方とランディングした頃には、すでに薄暗くなり始めていました。
昨夜、少し雨が降ったようで空気にも潤いのある朝となりました。今日はまず、観光局の大臣がお越しになってのオープニングセレモニーがテイクオフの横の広場で行われます。警察の車が先導して、VIPが到着すると、それまでのスピードがウソのように急ピッチで準備が進みます。私たちパイロットは風が良いのですぐにでも飛びたいところですが、セレモニーの準備を横目で見ながらヤキモキ。準備のペースが上がったところで一安心です。それでも予定を一時間遅れてセレモニーがスタート。式次第通りに進み、大臣の開会宣言とともに、足早にテイクオフに向かいました。
私もすぐにパッセンジャーの方と合流し、ファーストフライト。久々のアフリカの風を楽しみました。コンディションは良好で、パイロットも次から次へテイクオフします。2本目に上がる頃には、今まで空いていたテイクオフの観客席も満員御礼。すでにタンデムフライトの受付には長い列ができています。これは休んでいられません。テイクオフにつくやいなやすぐにフライト。3本目までは順調に進みましたが、テイクオフでは徐々に追い風が強まり出しました。なんとかサーマルブローで飛び立つパイロットがいますが、空中のパラグライダーの動きは怪しげ・・ ボスのエドから「Stop to fly」の声が掛かります。しばらく様子を見ますが、今日は好転しそうもありません。See you tomorrow ということになりました。
ホテルに戻ると、ベルギーから参加のツゥーンがザックからなにやら出してごそごそしています。どうやらパラモーターを持ってきていたようです。さっそく組み立ててサンセットフライトを目論みましたが、組み立てる道具がなかなか揃わず、エンジンを掛けることができた時には辺りは真っ暗。明日の仕事後の楽しみにということにしました。
出発の9時にはチーム全員が集合、1年ぶりの再会を喜び合いました。さて、約束した時間の1時間遅れは当たり前でしたが、今回はなんと時間通りに送迎バスがホテルに到着。一同、驚きとともにバスに乗り込みました。ここアクラからエリアまではバスで4時間半ほど。徐々に舗装されており、4年前よりは快適なものの、油断をしているとどこかに頭をぶつけてしまいます。
セレモニーは4時からでしたが、ここでハプニング。テイクオフに上がる道は舗装工事中ですが、工事車輌が道を塞ぐように止めてあります。なんとか、関係者と連絡をつけて移動させてもらいました。果たして、明日以降、この道は使えるのでしょうか?
セレモニーはエリアのあるKwahu地区へ入ることを歓迎するというもの。各部落の長がガーナ伝統の衣装に身を包み私たちを出迎えて下さいます。アフリカンビートの太鼓の演奏で幕が開けると、毎年のことながら気が引き締まります。
いよいよ明日から本番。4/6まで毎日タンデムします。
P.S.
今回は奇跡的にエリアでインターネットができています。とはいえ、アナログの電話回線で繋いでいるようなゆっくりさです。
写真のアップはできません。。。 とはいえ、非常に助かります!
レポート:岡田
西アフリカのガーナで4月2日(金)から始まります。降り立ったガーナは特に変わったこともなく、ゆっくりとしたアフリカ時間が流れています。
今回は10回目のフェスティバル、タンデムパイロットも例年より多い13名。いつもお断りすることが多いので、たくさんの方にアフリカの空を楽しんでいただけそうです。そして、その分、地元の子供たちにできることが増えそうです!
今日は空港のあるアクラを出発。夕方から、エリアの近くでセレモニーが始まります。
レポート:岡田