今季2回目となるパラシュートリガー更新研修会が雪の舞う栃木県鹿沼市で行われました。世界的にパラシュートの問題が起きていますが、いずれにしてもパラシュートはパイロットを守るラストチャンスとして正しく機能しなければなりません。リガーはパラシュートをパックできるだけではなく、パイロットにその使用方法を正しく教えなければなりません。現実的にパラシュートを使用するコンディションはどのような状況か選ぶことはできません。時には両手で、左手でパラシュートを引き出さなければならない時もあります。そのようなことを実際にトレーニングしておくことはいざという時にパイロットに余裕を持たせます。
さて、リガーシステムも10年を迎えました。パイロットのみなさんは大きなアドバンテージを得たことを確かですが、その分、リガーの責任は非常に重要です。今回は現役のFAAマスターパラシュートリガーとして活躍されている松本氏を講師として迎え、さらにパラシュートを深く学ぶこととしました。
普段使用しているパラシュートの構造がどのようなものとなっているか、細部まで知ることでよりパラシュートをどうパックすべきかということが見えてきます。今回は机上講習ののちに各自ご自分のパラシュートをチェック。そしてパックと過程を経ました。
そしてもうひとつ。今回はスカイダイビング用のメインパラシュートをパックすることを試みました。パラシュートにはいろいろなタイプがありますが、それをたたむ理論は同じです。それを理解し、普段のパラシュートのパックにフィードバックすることが目的です。
お昼前から床で始まった実技は休憩もほとんど取ることなく夕方まで続きました。すべての作業が終わるころには雪も止んでいました。明日も更新会が行われます。
更新: 佐藤 良太(エアパークCOO)
三浦 新二(KPSパラグライダースクール)
加藤 奈保子(グランボレパラグライダースクール)
岩村 誠(グランボレパラグライダースクール)
小林 晋(グランボレパラグライダースクール)
佐々木 泰文(ウィンパルパラグライダースクール)
井川 廷仁(白馬パラトピア五竜パラグライダースクール)
2月4日、5日の2日間、栃木県鹿沼市でパラシュートリガー更新研修会が行われます。事前の会場の手配などはすでに地元のスカイパーク宇都宮の谷田校長にしていただいていましたので、前日となる今日はスムースに会場設営が行えました。
明日は長年、スカイダイビングの世界でリガーとして活躍されている方を講師として迎えます。会場のオープンが8時45分となります。オープンとなり次第すぐに開始しますので、時間に余裕をもってお越しください。
パラグライダーレスキューレベル3更新研修会および認定検定会
2/26-27 スカイパーク宇都宮
(更新研修会)
http://jpa-pg.jp/11event/2014ken/level3_koshin/level3_koshin_14y.html
(認定検定会)
http://jpa-pg.jp/11event/2014ken/level3_kentei/level3_kentei_14y.html
アシスタントインストラクター養成研修会
3/11-13 場所未定
http://jpa-pg.jp/11event/2014ken/intora_yose/intora_yose_14y.html
でそれぞれ開催します。詳しくは開催要項をご覧ください。
予報より早く雨が降り出しました。
フライト実技はできないのでその分たっぷりとヒューマンエラーの実演を各スクールのインストラクターに行っていただきました。一人の話が終わるたびに課題を見つけ活発なディスカッションが行われました。
ヒューマンエラーはもちろん、高齢者対策、タンデム、ENのテスト事情、最近のグライダーや道具etc・・・話は尽きません。疑問、アイディア様々な意見交換が参加者全員から発言され、あっという間に時間となりました。
フライト技術だけでなく安全に対する強い意識と責任感を兼ね備えたパイロットの育成に取り組むことを約束し閉会となりました。
会場:兵庫県丹波青少年自然の家
講師:大澤 行英 (バーズパラグライダースクール)
パフォーマンスインストラクター更新:
只野 直孝(TAKパラグライダースクール)
只野 正一郎(TAKパラグライダースクール)
森 永年(VANスカイスポーツ)
インストラクター更新:
長野 吉明(TAKパラグライダースクール)
佐野 智行(TAKパラグライダースクール)
望月 聖司(新治こまちパラグライダースクール)
2014年初となるリガー更新研修会が兵庫県で開催されました。インフルエンザなどで欠席となってしまった方もいらっしゃいましたが、定時前にはみなさん集合し、予定より早く開始となりました。
今回はパッキングよりもパラシュートの構造、設計に理解を深めるため、パラシュート、ハーネス、ディプロイメントバックといったレスキューシステムがどのような意図で作られたものなのか参加者全員で探ることとしました。使用する道具はそれがどのような意図で作られたものかということがわからなければどう使用すべきかということも見えてきません。さらに、道具というものには完璧なものというものはなく、その長所、短所を見抜ける力もリガーとしては必要です。特にパラシュートはラストチャンスとして使用するものです。パラシュートがハーネスから出なかった、うまく開かなったでは済まされません。いずれにせよ言い訳の通用しない場面での使用となるはずですので、リガーは常に緊張感を持つ必要があります。
また、今回はリガーの総合力を試すために、普段扱わないタイプのパラシュートのパックにもチャレンジしました。これも同様、コンストラクションがはっきりとわかれば、どうパックすべきかということは見えてきます。
研修は日暮れ過ぎまで続きました。お疲れ様でした。
更新: 森 永年(VANスカイスポーツ)
大澤 行英(バーズパラグライダースクール)
大澤 真里(バーズパラグライダースクール)
望月 聖司(新治こまちパラグライダースクール)