インストラクターセミナーin韓国 10/27(日) 準備日

明日から11/1までの5日間、韓国にて、インストラクターセミナーが開催されます。今日はその会場となるエアフォースアカデミーで、韓国の教育事業部長セイ・ヤンとともに準備を整えました。1階ガレージはパラシュートの開傘トレーニング、レスキュートレーニングなど十分に行えるほどの広さを持ち、さらに2階は100名近くが収容できる研修室となっています。さらに隣には高度差100mほどの講習会場があり、モノラックも装備されています。さすが国の施設です。
さて、JPAでは3年前に韓国ハングパラ協会から依頼を受け、パラグライダーレスキュートレーニングを開催しましたが、今回はそのレスキュートレーニングに加え、ヒューマンエラーセミナー、パラシュートセミナーを行います。まずは初日となる明日、ヒューマンエラーセミナーからスタートします。
「JPAパラグライダーヒューマンエラーBOOK」はすでに韓国語訳されており、明日インストラクターのみなさんに配布されます。

主催:韓国ハングパラ協会
   セイ・ヤン(KHPGA教育事業部長)
講師:日本パラグライダー協会
   岡田 直久(JPA教育事業部長)



2013セーフティートレーニング・神崎 10/20(日) 2日目

                  レポート:藤田 有希美(びわ湖スカイパーク)

セミナー2日目、一日中しっかり雨予報となりましたが、飛べるコンディションを狙って朝8時からセミナー開始です。昨日のビックマヌーバーの復習からさらに旋回の入った本日の課題は、ハーネスセッテングから紐解きます。カスケードが起こる原因の一つにハーネスセッティングが指摘され、どんなときでもコントロールの出来るセッティングを学びます。毎回、新たな定義を提供されるこのセミナーは今もなお進化し続けているのです!!!

ここで実技へ行く予定の時間になりましたが、あいにくの小雨はまだ止まず。とても残念ですが異常飛行の理解Part2フライトは断念となりました。実技が出来ない分、ビデオ解析に集中でき、各自の課題が見えてきました。

そして最後に、今回のマヌーバーは「体験フルストール」で終わるのでなく、翼の動きを理解した上で次の判断につなげる貴重な体感として理解を求めました。理論、現象はあくまでも安定した気流での話です。飛ぶときの実際の環境は不安定な状況が多くあります。この違いを理解し、気流の変化に敏感にならなければいけません。そして機材の進歩もすばらしいものがあり、新しい機材で変わる事象も発生しています。常に新しい情報を取り入れ、回復動作の考え方はそのときの状況により変化があることを理解し、安全で楽しいフライトに繋げてください。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。また、セーフティートレーニングにご協力いただきました舞鶴神崎フライトエリア同好会、バーズパラグライダースクールを始めスタッフの方々にお礼を申し上げます。

主催:日本パラグライダー協会

エリア:京都府舞鶴神崎フライトエリア

参加:
向田 祐樹  寒風山 パラグライダースクール
小嶋 孝司  びわ湖スカイパーク
林 宏和   エアパークCOO
杉岡 洋    TAKパラグライダースクール
呑村 勝元  スカイパーク宇都宮
田渕 憲志  スカイ獅子吼パラグライダースクール
千葉 恵   サンライフパラグライダースクール
山口 新吉  H.G.C MAPS
吉川 朋子  スカイパーク宇都宮
西条 公啓  エアパークCOO
及川 裕孝  H.G.C MAPS
荒金 正之  びわ湖スカイパーク
飯田 剛成  びわ湖スカイパーク
鈴木 孝世  H.G.C MAPS
小野 晶子   スカイトライ
泉屋 陽子  スカイ獅子吼パラグライダースクール
篠原 豊   スカイパーク宇都宮
中藤 俊一  JMB中部パラグライダースクール
平田 満則  JMB四国パラグライダースクール
有吉 節子  SSAスカイスポーツ振興会
松尾 眞也  SSAスカイスポーツ振興会
黒木 紀章  白馬八方尾根パラグライダースクール
宇野 太佳雄 ジャムスポーツパラグライダースクール
北島 輝了  タートルズパラグライダースクール
杉川 浩光  エアパークCOO

*敬称略

インストラクター:
扇澤 郁(アエロタクト)
山口 雅裕(びわ湖スカイパーク)
藤田 有希美(びわ湖スカイパーク)
大澤 真里(バーズパラグライダースクール)
岡田 直久(JPA教育事業部長)

サポート:
中川 延弘(舞鶴神崎フライトエリア同好会)
太田 彰夫(バーズパラグライダースクール)
近藤 隆夫(びわ湖スカイパーク)

協力:
村上 貴是(舞鶴神崎フライトエリア同好会 会長)
舞鶴神崎フライトエリア同好会
びわ湖スカイパーク
バーズパラグライダースクール
東神崎漁業組合



2013セーフティートレーニング・神崎 10/19(土)

2013年、今年も舞鶴にある神崎エリアで行われましたセーフティートレーニングは、例年にない台風の影響を受ける中での開催になりました。一週間ごとに発生する台風は勢力も大きく、大きな被害を出しているところも少なくありません。ここ舞鶴のエリアも台風の爪あとが残る中、エリアスタッフの多大なるご協力の下、今年も無事に開催させていただくことが出来が出来ました。

初日朝から小雨が降る中、全国からたくさんの方が集合します。
お昼にはお天気回復予報が出ているので、講師の挨拶後、早速セミナースタートです。

今年はなんと言っても初参加の方が多く見える一方、リピーターの方は半数を数え、このセミナーの定着感が伺えます。セミナー内容は基本技術の一貫しているところと、さらに技術、話術、膨大なデータの数々が新しいセミナーを作り上げています。ニューフェイスの方にはわかりやすく、リピーターの方には基本に返った技術のコントロールから全てのマヌーバーに通ずる認識の再確認。そしてビックマヌーバーのトレーニング内容へと時間いっぱいまで続きました。いつものことですが、不安でいっぱいの面持ちから一転、やる気でいっぱいになる参加者のみなさんを見ているとセミナーの充実性が伝わってきます。

10時過ぎより実技に向けテイクオフへ移動。雨は止んだもののしばらく裏風でフライトが出来ません。みなさんはイメージトレーニングを繰り返し行います。ここでも講師がそのイメージを明確にするため時間が許す限り講義が続きます。お昼前から徐々に裏風が収まり、海上の救助部隊とランディング体制も整い、いよいよフライトスタートです。それぞれが明確なイメージを作り上げ、どんどん繰り広げられていくマヌーバーの数々。テイクオフまでの道中40分の疲れも感じさせないほど意欲的なフライトが繰り広げられました。
一人3~4本のフライトが出来たころ、日没となりフライトは終了。

戻ってからも時間を余すことなく本日のビデオ解析と講義は続きます。一人一人が出来なかったことや、疑問など即座にフィードバックし、次へのフライトイメージを明確にしていきます。また、マヌーバーに必要なハーネスセッテングも時間をかけて見直し、夜遅くまでパラ談義に花を咲かせ、明日へのフライト準備を済ませました。



2013セーフティートレーニング・神崎 準備 10/18(金)

いよいよ明日からセーフティートレーニングが始まります。台風の影響で海岸には漂流物が打ち上げられていましたが、地元の方々のご協力で相当数を撤去していただいていました。
研修の行われるまいまいハウスの準備をお昼に終え、午後は村上会長の運転でテイクオフへ。こちらも草刈りがキレイに行われており、昨年以上の広さになっていました。地元の方々のご協力を得て、会場の準備は万端です。ありがとうございます。

明日は8時から講義が始まります。お気をつけてお越しください。