JPAアシスタントインストラクターおよびインストラクター検定会

名称   2013年JPAアシスタントインストラクターおよびインストラクター検定会
対象者  JPA主催の養成研修会を受講したもの。
検定会場 伊豆フライトハウス(静岡県)
検定日時 2013年9月3日(火)-5日(木)   
     *5日は予備日
     *ただし、3日間とも天候が思わしくない場合は延期となります。
受付期限 2013年8月20日(火)

申込方法
参加を希望する方は、申込期限までに 「WEB申込み」 よりお願いいたします。定員になり次第締め切りますので、お早めにお申し込みください。

検定会試験科目
・第一次学科試験
(AI)『JPA問題集』から。
(I)『JPAワークブック』全般から。
*すべて選択問題。
*合格ライン:100点満点中80点以上

・第二次学科試験 『JPAパラグライダー教育学』、『ヒューマンエラーブック』および『救急法』に関する知識。
*すべて記述問題。
*合格ライン:100点満点中80点以上

・第一次講習実技 『JPAワークブック』『サーマルフライング』の講習実技

・第二次講習実技 『フライト実技の事前講習』の講習模擬。

・フライト実技検 グランドスラローム

・フライト実技検定 テイクオフ、ランディング、アクティブ操作、降下手段

・パラグライダーレスキューレベル1,2

※アシスタントインストラクター(AI)、インストラクター(I)の試験問題は全く別のものです。

その他
・開催エリアでフライトされたことのない方は必ず事前にフライトし、検定会に備えてく ださい。検定会場は参加者にお伝えします。

・宿泊ご希望の方は開催地のパラグライダースクールにお問い合わせ下さい。


【JPA技能証規定抜粋】
4-7.アシスタントインストラクター技能証
アシスタントインストラクター技能証の申請は、次に定める年齢・資格及び経歴を有する者でなければ申請することができない。
1)申請を行う日までに18歳に達していること。
2)有効なJPAパイロット会員証を有すること。
3)エキスパートパイロット技能証を有し1年以上経過していること。
4)所属するJPA登録校で30日間以上の実務経験があること。
5)指定されたアシスタントインストラクター研修会に参加し、アシスタントインストラクター課程を修了し、検定試験に合格すること。
6)20歳未満の者については、保護者の承諾を得ること。
7)日本赤十字社の主催する赤十字救急法講習会、または、JPAが主催する救急法セミナーを受講修了した者。ただし救急法救急員の資格は問わない。

4-8.インストラクター技能証
インストラクター技能証の申請は、次に定める年齢・資格及び経歴を有する者でなければ申請することができない。
1)申請を行うまでに20歳に達していること。
2)有効なJPAパイロット会員証を有すること。
3)エキスパートパイロット技能証を有し1年以上経過していること。
4)インストラクターの申請者は、アシスタントインストラクター技能証を有すること。
5)所属するJPA登録校で100日間以上のアシスタントインストラクターとしての実務経験があること。
6)指定されたインストラクター研修会に参加し、インストラクター課程を修了し、検定試験に合格すること。
7)日本赤十字社の主催する赤十字救急法講習会、または、JPAが主催する救急法セミナーを受講修了した者。ただし救急法救急員の資格は問わない。


JPAレスキューレベル3自主トレーニングを実施しました

素晴らしい取り組みがレスキューレベル3所持者の間で行われました。

JPAレスキューレベル3自主トレーニング 2013年6月4日

参加校:グランボレ、エアパークCOO 
参加者:小林晋、上野陸、辻強

目的
宇都宮で行われたレベル3のトレーニング内容をもとに、場所や地形を変えて応用できるかどうかを試行錯誤する。

トレーニング内容
テイクオフ直後に何らかの原因でグライダーが潰れながら山中に墜落したと想定。墜落地点からテイクオフまで搬送し、救急のヘリコプターを要請し、搬送する。

9:40
現地到着 スケッドにうつす。テイクオフ直下、市営駐車場付近。本日は、地域の会合で市営駐車場が自動車で一杯のため、テイクオフまで搬送することにする。小林がルートを見つけながら、小林、上野、辻でロープシステムを構築しながら引き上げ。途中の斜度はかなりきつく、救助者も自己確保しながらの作業を強いられる。ルートはどう選んでも写真のような大きな岩を乗り越える必要がある。トラバースできるところはその岩を避ける。ただし避けてばかりだといっこうに目的地点まで到達できないので、超えられるところは岩を超えていく。小林が先行してルート、支点、を見つけながら、コミュニケーションをとりながら進める。10ピッチ以上を引き上げて、登山道にぶつかる。ここは道が良いので、スケッドを人力で搬送して一気に距離を稼ぐ。この道を途中でそれることでテイクオフの真下へルートをとることが出来る。テイクオフな障害物がないので、ここから一気にテイクオフ上部まで引きあげる。

14:20現地到着。
距離は238メートル。高低差約120メートルを引き上げ。冬に行うトレーニングより明らかに体力を消耗し、水分を次々に補給しなければならなかった。それは予想以上で救助者の運動量を改めて痛感することになった。システムを構築するのも重要だが、今回のようにかなりの傾斜になると、救助者の安全を確保しなければ救助することがままならない。



パイロットセミナーin SSA平尾台 5/25-26(土、日)

パイロットセミナーin 平尾台 レポート:飛来 尚美(SSA平尾台パラグライダースクール)

「ソアリングを極める」をテーマに5月25日・26日SSA平尾台で開催されました。フライトは、初日一日だけでしたが満足の二日間でした。

25日
 朝8時、目をキラキラさせながら期待に胸を膨らませたスクール生が集合。岡田氏より、ロールインさせる為のタイミングとブレーク操作などを聞きながらイメージトレーニングを重ねていきます。早々に山に上がり、講習生が次々とテイクオフしていきます。ガグリングには程遠い状態ですが、それでも満足そうな皆さんでした。

26日
 この日は、風が強く机上講習となりました。昨日のフライトの反省とガーグリングへの入り方などを再確認。講習生からのリクエストで野外でのレクチャーとなりました。
けっして、踊っているのではありません。皆さん、真剣にガーグリングしているつもりです。
 
 今回のセミナーでは、正しい旋回の必要性を勉強し、ルールを知った上で、譲り合いながら安全に飛ぶことが大切。相手が(もしくは、自分自身が)ルールを知らなかったら危険だということです。・・・「危険人物」にならないよう気をつけましょう。

主催:SSA平尾台パラグライダースクール
  :エアハートパラグライダースクール

協力:岡田 直久(JPA教育事業部)



アシスタントインストラクター、インストラクター更新研修会 5月23日(木) 福岡県SSA平尾台

レポート:富重 薫(エアハートパラグライダースクール)

天気は快晴!しかし残念ながらフォローウィンドのため研修室での更新会となりました。

午前中は近年の事故についての傾向。ソロフライトにおいてもタンデムフライトでも確立された基礎技術の上で風の変化にあわせた操作の重要性を理解しました。また、機材の進化に関してインストラクターの知識・情報の更新も事故減少やフライヤーへのサービスに重要です。

午後は富士火災海上保険の山本氏によるJPA保険制度の説明を行い。内容、疑問点についての質疑応答を行いました。

インストラクターはフライヤーの皆さんにパラグライダーというスポーツを楽しんで頂くために正しい知識、情報に基づいた指導・情報提供が必要です。
機材が進化すれば、理論・技術も変わります。インストラクターも進化しパラグライダーの素晴らしさを伝えていきましょう。

会場:西部公民館(福岡県・平尾台)

講師:岡田 直久(JPA教育事業部)
山本 邦浩(富士火災海上保険)

パフォーマンスインストラクター更新
   高木 弘志(JMB四国パラグライダースクール)
   富重 薫(エアーハートパラグライダースクール)
インストラクター更新:
   河辺 清治(トップアウトパラグライダースクール)
   山口 博史(長崎フリーフライト)
   山本 雅史(タートルズパラグライダースクール)
   飛来 尚美(SSAスカイスポーツ振興会)
   長島 信一
アシスタントインストラクター更新
   赤尾 浩太郎(エアーハートパラグライダースクール)
   浦郷 賢也(長崎フリーフライト)
    
協力:SSAスカイスポーツ振興会
   エアーハートパラグライダースクール


パラグライダーレスキューレベル2更新研修会 山形県白鷹 5/9(木)

 8時半、予定時間通りに参加者の皆さんは集合。
 まずは、講師より今日の内容の説明があり9時から講習会が始まりました。まずは、午前中GPSを使い要救助者の捜索を行います。が、最初の問題発生GPSの操作がよく理解されていない。普段UTM方式で使用しているので今回の、度、分、秒での救助者捜索はすぐに移動出きず時間ロスをしてしまいました。(今後の課題です。)現在、GPSはみなさんUTMで使用していると思いますが、各スマートフォンの地図アプリが60進法の度分秒のため方式を試しに変更してみました。
 捜索はGPSをたよりにスキーセンター前の急斜面を登り開始、約1時間でGPSポイントにたどり着けました。ルートは最短コースを選択ほぼまっすぐに登りきりました。捜索の間も本部との細かな無線連絡で状況の説明などの連絡を取り合いました。次に二回目の捜索依頼(シミュレーション)の無線連絡で、再びGPSで座標入力後捜索開始し、途中尾根を間違いそうになりましたが、無事ポイントに到着。ここから救助開始です。三名1チームで木と木の間に宙吊りになった要救助者(本当のフライヤー)を救助しますが、今回始めて道具は普段使用している自己脱出セットのみを使用し、救助してもらいました。これは研修会では初の試みです。普段の救助用装備で使用したのはヘルメットとハーネスのみ。突然の状況にチームでいろいろと話し合いながら何とか対応出来、救出成功。特に自己確保を指定した時間内にセットするように指示がありました。ぎりぎりでクリアーし約1時間半で救助完了です。始めのうちは自分達の事で精いっぱい、要救助に対してのケアがなかったようです。
 次は、大きく開いた木の間に宙吊りのフライヤーを指定されたポイントまで空中を移動して搬送する課題に挑戦しました。道具は普段のものを使用して救助を行います。まずは作戦会議。阿部氏(トントンとんび)のリーダーシップと発想力は素晴らしく「二本のチロリアンブリッジの応用」でとてもスムースに(約1時間半)、ピンポイントに見事に救助を成功させました。後かたづけを入れても5時前に全ての実技は終了。
 今回はJPAとして最後の更新講習会でしたが都合により参加出来ない方がいらっしゃいました。とても残念です。各地区レベル3の方の下で研修を受けステップアアップを図ってください。白鷹はとても活気のある充実した更新講習会でした。
 
また、この更新会までの3年間でレベル2所持者の技術には非常に大きな開きがみられます。今回、文句なしの救助をされた阿部氏はインストラクターではなく一般のパイロットです。ぜひ、このレスキューに取り組む姿勢は見習いたいものです。

実技内容:
・GPSでのルートファンディング(2回)
・自己脱出の装備のみでの救助
・応用課題
*現場に対応できるレベル2所持者養成のため、研修内容は毎回進化しています。

講師:植木 亨(トントンとんびパラグライダースクール)

更新:阿部 浩昭(トントンとんび)
   鈴木 孝世(マップス)
   野村 瑞紀(今井浜)

協力:白鷹スカイパーク