「JPAウインチオペレーター検定研修会」に関して、その詳細をご連絡させていただきます。トーイングスクールをお考えの方はこの機会にご参加ください。
1. JPAウインチオペレーター技能証
ウインチ(トーイングマシン)を操縦するにはこの技能証が必要となります。ウインチを操縦するには正しい知識と技術が必要となります。アシスタントインストラクター以上であればこの検定研修会への参加資格があります。
2. DHV安全基準に準じたウインチ
1年の間、JPAと共同でテストを繰り返し行い、ようやくDHVの安全基準に則したウインチを作っていただきました。
また、JPAではウインチの認証テスト制度を設けました。このような背景には、過去数々の自作機が事故を起こしていることが挙げられます。
また、トーイングに必要な装備品であるライン、トーイングパラシュート、ウィークリンク(安全装置)、リリースシステムなども専用のものを準備しました。
3. 80ページ以上に渡る「パラグライダートーイングテクニックブック」
なにを行うにもすべての指針となるのは教本です。その教本も完成させました。昨年5月に行ったDHVでの研修で学んだこと、そして頂いたたくさんの資料をもとにたくさんのテストを日本で行い、日本の環境にあったシステムを作り上げました。この教本が今後のトーイングスクールの指南書となります。
*2013年開催のウインチオペレーター検定会は今回のみ。
ウインチオペレーター検定研修会
http://jpa-pg.jp/11event/2013ken/winch_kentei/winch_kentei13y.html
一年の準備期間を経てトーイングシステムをすべて完成させることができました。そこで2/27-28に初めてのウインチオペレーターの検定会を実施します。トーイングスクールを予定されている方はご参加ください。
検定研修会は最新のウインチ、装備、そして全80ページを超える教本を使用して研修を行います。
2013年中の検定会は今回のみとなります。
お申し込みページ
http://jpa-pg.jp/form2013/seminar/winchkentei/winchKentei01.html
レポート:只野 正一郎(TAKパラグライダースクール)
JPAパラシュートリガーは2年に一度更新講習会に参加することが義務づけられています。ここでは、最近の傾向や日々進化する道具に関しての知識や基礎技術の向上を目的としています。
また、1秒の遅れが命取りになるラストチャンスのパラシュートなのだから認定を受けたリガーはすべての道具に関して完璧な知識が要求されます。
会場となったのは、雪景色の池田山麓にある池田町総合体育館。最初にJPA理事小林豊治氏の挨拶から始まりました。
続いて、講義。まずは最近の傾向と対策について。ここでは、去年発生したアクシデントのケースと考察からEVOクロスなどのクロスタイプパラシュートの話まで興味深い内容となりました。
その後、技術論の講義が1時間ほどありお昼前には実技スタートしました。実技では、去年同様ストレスなくパラシュートが展開されるパッキング方法をいくつかのコンテナやタイプの違うパラシュートを使ってパッキングしていきます。パッキングされたパラシュートは別の受講者がチェックし、またパッキングします。ただたたむだけではなく、「見る目」を養うことも大切なことなのです。そして、それらは評価され記録されていきますからたたむ人も見る人もちゃんとしてなければならないのです。
最後にパッキングするのはタンデム用パラシュートでした。ものが大きくなると作業は大変になります。疲れてくるとミスが出るのですが、受講者はみんな真剣に集中して最後までパッキングを続けました。すべて終了したのは19時でした。
みなさん、お疲れ様でした。
講師:只野 正一郎(TAKパラグライダースクール、FAAパラシュートリガー)
更新:井上 美奈子(スカイトライ)
植村 克政(JMB富士見パノラマ)
平出 昌史(KPS富士見高原)
辻 強(エアパークCOO)
上野 陸(エアハート)
明日の池田山でのリガー更新研修会を皮切りに2013年度の研修会シーズンが始まります。明日のリガー、24日のレスキューレベル2更新研修会の講師は昨日のパラグライダーカップin富士山を制した只野正一郎さんです。
みなさん時間厳守でお願いします。