クラウス訪問 5/9(水)

お昼過ぎまでアカデミーでミーティング。その後、車を走らせクラウス氏のもとへ。2年ぶりに会ったクラウスはすでにパラグライダー心理学で博士号を取得。大学で教鞭を取りながら、パラグライダースクールの管理運営をしています。昨年には本も出版したそうです。

近況を報告しながら話をしていましたが、後半はクラウスからの質問攻め。クラウスのパラグライダーに対する情熱をヒシヒシと感じながら、同時に大きな刺激を受けました。

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エネルギー充電したところで、明日から新たなセッションが始まります。


明日からはブログが更新できないことも予想されますが、ご了承ください。


アカデミー(EAPR)訪問 5/8(火)

毎年恒例となっているアカデミーに訪問です。快晴のハイウェイをミュンヘンから走ること2時間。アカデミーのあるバードゴーデンバッハに到着です。ドアをノックするとギドー社長がお出迎え。エスプレッソを飲みながら、さっそく最近の状況について色々と話合いが始まりました。特に話題となったのは最近のパラグライダーの認証テストに関して。アカデミーとしての見解、ギドー氏個人の乾燥など色々と伺いました。


午後はランチを取りながら、そしてテストハウスに場所を移したっぷり1日話をすることができました。ざっくばらんに色々な話ができるので、かしこまったテーブルミーティング以上に実りあるものになりました。


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JPA・ドイツセッション2012

今日からドイツ入り、5/15までドイツ全土を回り、関係各所とミーティング、トレーニングを行ってまいります。


JPAが設立してすぐの2004年、ドイツDHVからクラウス氏を招へいし、インストラクターの教育改革を実施。そこをベースとし、作り上げた「パラグライダー最新テクニックブック」はパラグライダー教本のロングセラーとなり、改訂版が増刷されるまでになりました。

教育システムができあがった2005年にJPAとしては初めてドイツを訪問。DHVの協力のもと、グライダーチェック、セーフティートレーニング、当時のDHV認証テストなど様々な分野の研修を行ってきました。また、DHVの制作した「スカイスポーツ気象学」DVDの日本語版を制作することになったのもこの時です。


2008年、ヨーロッパでは認証テストの変革期となりました。JPAではアカデミー(EAPR)を訪問。様々な話合いを持ち、認証テストの実情を日本にフィードバックしました。定期的な訪問での情報交換、パラシュートシンポジウム、パラーモーターシンポジウムへの参加などアカデミーとの連携は確固たるものとなりました。

現在ではすべての認証テストの結果は日本語で閲覧できますが、これはすべてJPA、アカデミーの協力関係によるものです。


JPAの教育システムはドイツの様々なパラグライダー組織に習うところから始まりました。そして、それを消化し、日本スタイルを作り上げることで発展してきました。

結果として講習生のみなさんが効果的にパラグライダーを学ぶ環境、パイロットのみなさんが安心してフライトできる環境を作りあげることができました。その一端は、事故の大幅な減少に見て取れます。


今回の訪問も有意義なものとすべく、すでに準備を整えドイツ入りをしました。詳細は追ってご報告してまいります。


JPA教育事業部 岡田


JPA教育事業部 セミナー予定(5~6月)

5月25日(金) パラシュートリガー更新会・SSA平尾台
*今年最後の更新会となります
http://jpa-pg.jp/11event/2012ken/rigger_koshin/rigger_koshin_12y.html
締切:5/18


5月26-27日(土、日) 巡回コーチング・SSA平尾台
*詳細は開催スクールにお問い合わせください


6月7日(木) インストラクター更新会・北海道
*今年最後の更新会となります
http://jpa-pg.jp/11event/2012ken/intora_koshin/intora_koshin_12y.html
締切:5/31


6月9-10日(土、日) 巡回コーチング・北海道
*詳細は開催スクールにお問い合わせください


6月12-14日(火、水、木) インストラクター養成研修会・エアパークCOO
http://jpa-pg.jp/11event/2012ken/intora_yose/intora_yose_12y.html
締切:6/5


インストラクター更新会 4/19 石川県獅子吼

レポート:岩村 誠(グランボレパラグライダースクール)

4月19日、JPAの教員更新研修会が石川県獅子吼エリアで開催されました。朝8時半に獅子吼エリアの近くの鶴来公民館に15名の参加者が集合すると、岡田さんの提案で午前中にフライト実技を行うことになりました。冬の間にフライトしていない方も多いようで、フライト実技ではBストールやスパイラルで不安定になるなど、コントロールに苦労する参加者の方も見受けられました。参加者の方には、大分緊張感があったかと思いますが、普段自分で課題を意識してフライトする必要があることを、参加者の方にも認識してもらえたと思います。

1本ずつのフライト後に室内に移動して、フライト実技の振り返りとフライト課題の教え方の確認を行いました。デモフライトの内容について、どのような目的でどんな教え方をするかが、重要になってきます。岡田さんからフライト課題の目的と方法をシンプルに分かりやすく教えるという提案がありました。クライミング、サーチ、アクセレーションのピッチの3要素を教え方の基本に取り入れるとローリングなどすべてのコントロールが理論的に説明しやすくなります。参加者の方も、新しい教え方についてまた刺激をうけたと思います。

昼休憩をはさんで、午後は岩村からタンデムとランディングの事故対策について、パワーポイントを使って話をしました。タンデムとランディングの事故は件数としては、減少しているもののタンデムなど社会的に認知される安全対策を求められています。まずは、実際の事故例や現場のインストラクターが感じているヒヤリハットの事例を聞きながら、インストラクターとしてどのような事故対策ができるかを話合いました。

リスクマネージメントの手法としてSHELLモデルという、医療現場などで使われているヒューマンエラー防止の分析方法も使って、タンデムの事故事例と参加者の方々のインシデント、事故対策などを聞きながら傾向を分析しました。タンデムの事故の原因は、パイロットとその技術などのソフトに原因となるものが多くあります。パイロットの技術や経験、教育カリキュラムなどが重視されると考えます。また、それと同時にグライダーなどの機材や、ランディングエリアなどの環境、お客さんとのコミュニケーションやほかのスタッフとのコミュニケーションなども見直しが重要で、教科書にも書いてあることですが基本が大切です。

 ランディングの事故対策の話では、最近のグライダーの高性能化にともなってランディングアプローチの難しさが増大しており、スタンディングをとって滑空比を抑えることで、アプローチしやすい状態をつくることをメインに提案しました。参加者の方にとっては、すでに知っている技術ですが、細かい技術を見直し、基本に忠実になることでヒューマンエラーを防ぐことができることは、今回の講習会で認識できたかと思います。

 参加者の方は、イントラとしてもベテランの方が多く、それぞれの教え方を持っています。現場での経験も豊富で、それぞれの経験に基づく事故対策を持っているはずです。しかし、それが一般社会に理解されるためには、形として残る安全対策や一般の方にもわかりやすい理論に基づいた説明などが必要になります。経験豊富なインストラクターであっても、違った角度から見たり考えたりすることで、指導方法について細かい見直しができる部分もあると思います。今回の講習会でも、全国のインストラクターと安全対策について意見を交換でき、私も参加者の皆さんも自分の教え方を見直すというよい刺激になったかと思います。


会場:石川県白山市鶴来公民館
講師:岩村 誠(グランボレパラグライダースクール)
協力:スカイ獅子吼パラグライダースクール


更新:
上野 亨(トップフィールド)   インストラクター
宇治山 寛(白馬八方尾根) インストラクター
前堀 善斗(白馬八方尾根 / 教育事業部) インストラクター
前堀 博史(白馬八方尾根) インストラクター
中川 克平(ウイングキッス朝霧) インストラクター
後藤 俊文(栂池) インストラクター
大澤 真里(バーズ) アシスタントインストラクター
初瀬 宗子(スカイ獅子吼) インストラクター
鈴木 達之(KPS) インストラクター
佐々木 泰文(ウィンパル) インストラクター
小塚 俊昭(となみ野) インストラクター
阿久津 博昭(スカイウェイ) インストラクター
片桐 正登(JMB中部) インストラクター
鈴木 孝世(マップス) パフォーマンスインストラクター
井上 美奈子(スカイトライ) インストラクター

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