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日本パラグライダー協会では、2006年より機体検査制度を進めています。
機体検査とは、高高度飛行するパラグライダーの状態を検査することです。検査項目はキャノピー生地の空気透過率、サスペンションラインのライン長、各パネルの縫製状態などについてです。
この検査システムは、ヨーロッパでは以前より実施されており、最初ドイツで「2Year- Check」として、最初パイロットの義務として制度を発足させて定着機能しています。フランスにおいても年間3000機以上もの機体数が検査のために、パイロットが自主的に検査会社に依頼しています。車や飛行機に車検制度があるように、空を飛ぶパラグライダーにおいても、検査システムは大変重要なものです。
検査することで、自分の使っているパラグライダーの状態を数値で判断することができ、社会に対して、安全普及にたいする取り組みの良いアピールにもつながります。
日本パラグライダー協会では、このシステムを導入していただいたパラグライダースクールを、チェックセンターとして認定し、パラグライダーのチェックをお願いしていきます。また、導入しないスクールにおいても、スクールやクラブ内のグライダーチェックについて啓蒙していただき、パイロット自らが安全性向上をめざし、協会、スクール、パイロットが同じ歩調で歩んでいくことをお願いしたいと思います。 |
安全普及事業部 |
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