第5回京北安全講習会 4/20(土)

レポート:藤田 有希美(びわ湖スカイパーク)

 今年もJPAから講師をお迎えし安全セミナーを開催しました。毎年テーマを決めて行っていただいているセミナーも今年で五回目になりました。

 近年、グライダーの進化は目覚ましいものがあります。より高く、より遠く、より安全な、まさに夢のグライダーが続々と出てきています。しかし、飛ぶことばかりが当たり前のように先行してしまい 高性能になればなるほど、狭い日本でのランディングアプローチが難しくなることや、グライダーコントロールが変わっていることは重要視され、、、、
事故の検証結果もグライダー操作ミスであったり、性能に合わせたコントロールができていないものが多くなっています。本当の意味の安全意識が置き去りにされてしまった気がします。

だからこそパイロットもそれに対応するため操縦技術も変えていかねばなりません。また積極的に技術を学んでいかねばなりません。今回はそれを勉強するための安全講習会となりました。

 今年のレクチャー内容は最近のアクシデント事例をもとに行われました。沢山のデーターから起こり得るアクシデント等を解析、リスクの理解を深めていきます。また、上昇気流時、下降気流時のグライダーコントロールの違いも学習です。そして本日の実技課題の旋回を説明いただき実技のイメージを作っていきます。

 お昼からいよいよフライトスタートです。
はじめは「旋回って、簡単だろう。いつもやってるし。」と言う思いはあったようですが、、、、普段は旋回やバンク維持を意識しながらグライダーコントロールをしてることは無かったようでいつもより丁寧に丁寧に旋回導入やバンク維持を心がける皆さんです^^ おのずと、グライダーコントロールも以前とは変わってきます!課題を持ってフライトするところによい結果が見え、安全なグライダーコントロールが身に付いていくものですね。

 予定より早く雨が降り出し1~2本のフライトで終了となりましたが、直ぐにショップに戻って参加された方それぞれが岡田講師からフィードバックを受け、自分のウィークポイントを明確にしました。これを克服することによって皆さんの今後の安全フライトに繋がっていくでしょう。このような意義の有るセミナーを行っていただいた岡田事業部長には心よりお礼を申し上げます。

主催:スカイエリア京北
協力:日本パラグライダー協会