アシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会 明日から

明日から3日間、茨城県のエアパークCOOを会場に3日間、「JPA アシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会」が行われます。
使用するファイルのコピー、会場の設営を今日一日かけて終えて準備完了です。期間中は講師が入れ替わりながら16科目の授業を予定しています。


JPAレスキューパラシュートリガー更新研修会・白鷹

5月13日(木)

今日は白鷹町のドリーム館に会場を移し、今季最後となるリガー更新研修会です。8時すぎには皆さん集まり会場準備。8時半には机上講習開始となりました。この冬何度も行ってきたリガー更新会ですが、前回同様にここ最近の問題点、今後予想される傾向と対策、また質疑応答なども交えながら今回の目的をはっきりさせました。。そして、みなさんが実技を開始する前にはデモンストレーションも行い、イメージをはっきりと作り上げました。今回も普段自分が扱っていないパラシュートのパックを順番に行いました。求められる結果はパラシュートが開傘しやすいようにパックするということです。アメリカの教科書にもパッキングの一応の手順は紹介されていますが、実際にどうすればいいのかということはリガーの見識に委ねられます。特にパラグライダーの場合、ハーネス、パラシュートの組み合わせが多岐に渡るため、同じ手順を繰り返せば同じ結果が得られるというものではありません。それだけにより注意深く観察をしながら作業を進めなければなりません。
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今回は比較的普段パッキングを頻繁に行っている方が多かったせいか、作業もスムースに進みました。それでも1個目のパックが終わったのは13時を回っていました。スピードより正確さが重要ですが、正確に行うためには昨日のパラグライダーレスキューの手順同様に視野をいかに広く持てるかということです。確実に作業が行えているかどうかはその人の目の使い方を見ればわかります。


今回もJPAと協力体制にあるEN認証テスト機関“アカデミー”のインフォメーションを参考にシミュレーションを行い、みなさんも日進月歩の最新情報を実際に体験しながら知識。技術を習得されていきました。

日が長くなったせいかすべての作業が終わったころ、まだ外は明るかったので、いつもより早かったかなと思いましたが時計の針は19時を指していました。リガーは7年の成果が確実に出ています。リガー同様、パラグライダーレスキューの成果も確実に上げていく必要があります。今後もJPAは休まず活動を続けていきます。

report: アメリカ連邦航空局パラシュートリガー 岡田

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パラグライダーレスキューレベル1,2認定検定会・白鷹 2日目

5月12日(水)

断続的に降り続いた雨も朝にはあがり、今日も実技会場へ移動です。午後には雨も可能性も高かったので、今日は宙づりの救助からスタート。まずは講師陣のデモンストレーション。昨日行なった木からの救助の応用ですが、さらにいくつかの技術が必要となります。木を登り始めてからアッという間に救助が完了。方法だけではなく体の使い方、全体を見て作業を行うことなど当たり前のようにこなしますが、これがなかなかうまくいきません。まずは樹上という非日常の空間に慣れることが必要です。そのためには数多く木を登る必要があります。余裕が出れば作業をすること、そして要救助者を気遣うことができるようになります。グループごとに交代しながら宙づりの救助(カウンターラッペル)に臨みます。講師陣は救助者が全体を見ているか、確認作業をしているか、救助者自身理解をしながら作業をしているかということを注意深く見て、どうしても危険が伴いそうな場合はアドバイスが入ります。ただし、決して答えを言うことはなく、受験者のみなさんに考えてもらうようにするだけです。答えを言ってしまうのは簡単ですがそれではこの認定検定会の意味はありません。全員がこの作業を終えたのは13時過ぎ。時折雨も降りますが、天気は持ちそうです。

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午後は自己脱出を重点的に実技。スクールでパイロットに教えるべきは「自己確保をセットして救助を待ちなさい」ということです。ではパイロットはただ待っていれば助けてもらえるかということではありません。自分のある道具を使える、救助者の言うとおりに行動ができれば結果救助をしてもらうのに時間は大幅に短縮できます。そのためには、教える側が正しい知識、技術をもっていなければなりません。一般のパイロットが宙づりから自己脱出をすることは困難ですが認定者は様々な技術、知識が盛り込まれたこの方法をしっかりと理解しておく必要があります。すべての実技を終えたところで片づけ。ですが、再び一本一本木を登って機材を回収しなければなりません。リードで登る、ロープを登り返す、ユマーリングで登る様々な方法をもちいて回収。白鷹のスキーセンターに戻ったころにはうす暗くなっていました。最後、南裏さん、植木さんから総括。すべての予定を終了しました。今回が受験されたみなさんにとってはスタートです。そのためには忘れぬ前に練習あるのみです。



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これで今季のパラグライダーレスキュー認定検定会はすべて終了。軌道修正をしながら来季の準備をしていきます。この認定検定会はパイロットの方から受験できます。今回もパイロットの方が参加し素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。このようなパイロットが1人でも多く育ってくれることは各エリア、スクールにとってとても大きな財産となります。是非、認定者のもと練習をしてご参加ください。


パラグライダーレスキューレベル1,2認定検定会・白鷹

8時半開始。今回の目的、意義をレクチャーしたのち、すぐに白鷹スキー場横に設置した実技会場に移動しました。天気予報と照らし合わせ、どのようにカリキュラムを組めば効果的な2日間となるか考え、今日はまずは「リードで木を登る」ことからスタート。講師によるデモンストレーションでは、方法だけではなくどのような体の使い方が疲れず安全に登高できるかということも説明しながら行いました。最終的に墜落まで行い、リードで登る意義を理解することまでがこの科目では必要となります。救助はこの木を登るところがスタートです。木登りは手際よく行い、迅速に要救助者のもとに辿り着かなければなりません。


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午前中いっぱいかかりようやく終了。午後行う「木からの救助」のデモンストレーションを見たところでお昼休みとなりました。

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午後はグループにわかれすぐに実践です。カウンターラッペルをセットするためにどのような手順を踏むか良くイメージをして臨む必要がありますが、実際に木に登り出すと今行っている作業で手いっぱいになってしまいます。実際は要救助者を気遣う余裕をもつ、次行うことをイメージしながら作業をする必要があります。そのためには樹上という空間に慣れること、そして繰り返し練習する必要があります。夕方終わるころには雨も降り出しましたが、機材の回収のため木を登り返し。2人一組行いますが、息が合わないとまったく登ることができずただただ疲れてしまうことになります。

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すべての実技が終わったところで白鷹のクラブハウスに戻り復習、よりイメージを鮮明にし明日に備えます。今回は「パラグライダーレスキューBOOK」発刊後初の認定検定会となりましたが、やはり本があると認定検定会も非常に進行しやすいですし、自分自身で振り返ることができるので効果的です。明日も8時半開始です。


明日からパラグライダー・レスキュー認定検定会

明日から山形県白鷹にて、パラグライダーレスキュー認定検定会が始まります。前日の朝には南裏講師も到着。現地オーガナイズの植木さんのご協力のもと会場設営を終えました。


パラグライダーレスキュー認定者は各エリア、スクールに必ずいなければなりません。毎年必ずツリーランディングからの脱出または救助による痛ましい事故は発生しています。ツリーランディングをしてパイロットが無事である以上、その後の二重事故は絶対に避けなければなりませんし、それには正しい知識、技術が必要です。認定検定会には普段救助にあたっている方も多く参加されていますが、みなさん口をそろえていかにいままでの救助方法がリスクが高く、危険なことをしていたんだということを言われます。やはり我流には限界があります。その限界を謙虚に受け止め、より安全で確実そして迅速な救助方法を学びましょう。その機会がJPAには準備されました。


明日は9時開始です。