日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

ひやっとノートフォーム

コロナ禍でのタンデムフライト

スクールでは検温、手指の消毒、マスク着用をお願いしています。ソーシャルディスタンスの取れないタンデムフライトではマスク着用は必須です。
お客様にも事前にその旨お願いをしています。ある日のお客様でマスク未着用、手指の消毒の消毒もせずクラブハウス内に入ろうとしたため、お願いをしました。マスクを車に取りに帰り、消毒をしたうえで受付。ゴンドラには、マスク着用をしていないと乗車できないためマスクはされていました。そしてテイクオフへ。説明、ハーネスの取り付けまではマスクをしていたことを確認していました。そしてフライト。空中では写真を撮ったり、少々おしゃべりをしたりしていました。着地をし、ハーネスを外した後、マスクをしていないことに気づきました。着地後に外したんだなと思っていました。お客様と別れて、写真を開いてみると、なんとマスクを完全に外しているではありませんか・・。私はマスク、ゴーグルを着用していましたが、なんともやるせない感覚を受けました。自分は大丈夫と思う人がいる限り、このウイルスはなくならないと思います。また、自然いっぱいの山に来ると開放的になる気持ちはわかりますが、ルールはルールとして守っていただかないと、お互い気持ちの良い時間を過ごすことはできません。今後、夏を迎えればこのような事例は増えてくるのではないかと思います。
スクールのコロナ感染予防対策を明示し、お互いがしっかりと守る必要があります。


2020/07/03