日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

ひやっとノートフォーム

斜面近くでの旋回でツリーラン

: 13:00
: 男
: プライマリー
: 快晴
: 3m
: サーマル発生
: テイクオフ後にサーマルによりやや上昇。その後風下方向に旋回してしまい、サーマルに流されて斜面に近づき、回避出来ずにツリーラン。最終的にはほぼアゲンストに向いてツリーランとなったが、もう少し手前で引っかかっていたら、フォローで木に激突していた可能性もある。
: すぐ前に練習生が数人テイクオフしていて、サーマル含みのリッジの風で8の字で少しソアリングしていたのを見ていた。その練習生はこの本人よりもまだ経験が浅いフライヤーという事もあり、意気込んでサーマルに反応してしまった。


2009/02/07

稜線風下側シンクでツリーラン

: 11:00
: 男
: ベーシック
: 晴れ
: 3m
: サーマル発生
: 山頂付近でサーマルソアリング練習中に、センタリング時に流され過ぎて稜線を少し後ろへ超えてしまい、シンクにはまりツリーラン。
: この練習生はもうすぐプライマリーになるような方で、フル誘導ではなくなる頃だったので、声を掛ける頻度が少なくなっていた。
まだ慣れていないソアリングだったので、もっと声を掛けるべきであった。


2009/02/06

粘りすぎてランディングに届かず

: 10:00
: 男
: パイロット
: 晴れ
: 2m
: 穏やか
: 朝の1本目のフライトで、まだ渋い条件の中、低い高度まで粘ってしまいランディングへの高度が足りず、フォローでランディングで転倒。

: 久々のフライトで、しかも1本目。その上すぐ先に他の機体がセンタリングしていた状況で、その機体を見て追っていたので、周りの状況(高度変化)を冷静に判断出来ないで飛んでいた。
1本目なのだから、もっとゆとりを持って飛ぶべきだったが、センタリングしている機体を見て、夢中になってしまった。


2009/02/06

ベルトつけ忘れ

: 13:00
: 75歳
: 男
: パイロット
: ハーネスにフロントコンテナ
: 快晴
: 1m
: 穏やか
: レックベルト、ウエストベルト付け忘れ。

テイクオフしてしまい数分間フライト後、木に引っかかる、その後木から落下した。(7~8m)幸い斜面で雪があったので怪我無し。

この日は、3本フライトしてその三本目・・・普段TOエリアでセッティングしていましたが、3本目はラインが絡んだのでTOの駐車場でセッティングを行いました。ハーネスを付け用意していたので、フロントコンテナもつけるようにいいました。ここで本人しかベルトを確認しておらず。スタッフがキャノピーを持ち本人はハーネスをつけてTOエリアまで一緒に歩き、数名用意しているパラノ間にセットしフライトいました。冬場はキャノピーが滑ってしまうので後ろでサポートすることが多く今回もセンターを持ち上げていました。(普段はこの時点でベルトチェックしていますが、今回はしていません。わすれました。)走り出しまでまったく気がつかづTO前でお尻がはっきり見えそのままTOしてしまいました。無線でとにかくつかまる様に指示し、パラはゆっくり右にターンしているので木に引っかかることだけ期待して見守るしか無い状態でした。幸い第二TO前を通過し尾根の上空で大きく旋回をして2回目のターンで木に引っかかりました。無線で旋回中など状況を本人説明して励ました。(次のターンで気に引っかかるよ!頑張れ・・・)その後本人から無線で木から落ちた怪我無しの報告がありました。。
: 本人まったく覚えていません。(落ち着いてから確認します)

フロントコンテナ以外(レック・チェストベルト)ハーネスにはセットされていませんでした。

スクール・エリアでのベルト確認のミス!(ルール見直し!)


2009/01/29