日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

ひやっとノートフォーム

ソアリング時の空中接触

【ひやっとしたこと】空中接触
【発生日】2016年10月22日
【発生時間】14:00~
【パイロットレベル】パイロット
【天候状況】晴れ、曇り
【風速】0.5m/s
【状況】サーマル発生
【内容】
エリアルールでサーマルの旋回方向が決められていない、飛び慣れていないエリアのビジターフライトにて。
弱いサーマルを、周囲のグライダーに合わせて左旋回を開始した。
センタリング中に、離れた場所でセンタリング中だった機体と接近してしまい、旋回の180度と360度の状態で対面した。
相手は現地パイロットと思われる。


【考えられる要因】
低高度でサーマルのトリガーが複数あったように思う。
遠くでセンタリングしていたと思っていた機体が、いつの間にか接近しており、サーマルの合流に合わせて対面してしまったと思われる。
弱いサーマルを拾うために、バンク角を気にして翼端方向ばかり見ていて、周囲の他機警戒が疎かになっていた。
また、慣れないエリアの為、サーマル位置を見誤ってセンタリングしていた可能性もある。
対策は、周囲機体の位置を常に把握し続けるように意識する、同高度で他のセンタリングをしている機体が居る場合は、高度をずらす、あるいはガーグルに参加する。


2016/10/22