日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

ひやっとノートフォーム

選択されているタグ : 潰れ

タグを絞り込む : アプローチミス クラバット スパイラル ツリーラン テイクオフ レスキュー開傘 講習高高度フライト 野外(緊急)ランディング

レスキューパラ使用

【発生日】2017年3月4日
【発生時間】12:00~
【パイロットレベル】パイロット
【天候状況】快晴
【風速】2m/s
【状況】サーマル発生
【内容】
ソアリング中にフロントコラップス発生。
その後ストール。
ストールを回復できずレスキューパラシュート開傘。


【考えられる要因】
局地的な乱気流に遭遇。
朝は冷え込み、日中は強い日射と気流の変化がある春のコンディションが原因と思われる。
気流の変化への柔軟な対応や怪しい空域からの離脱を心がける。


2017/03/04

潰れ→旋回→ツリーランディング

【発生日】2016年11月18日
【発生時間】14:00~
【パイロットレベル】パイロット
【天候状況】快晴
【風速】1m/s
【状況】穏やか
【内容】
風向きが左ザイドでのフライトでした。

テイクオフ(やや左方向)後、少しして翼がつぶれ旋回して林に引っ掛りました。

【考えられる要因】
左サイドの風で飛ぶさいはコースを指定していましたが
今回はコースを外れてフライトしていた。

本日3本目のフライトでした。

2本目も翼がつぶれまわって回復していたらしい。(他のパイロットの話)

本人の適正をチェックします。


2016/11/18

潰れ→レスキューパラシュート

【発生時間】 12:00~
【年齢】 42才
【性別】 男
【経験年数】 9年
【パイロットレベル】 パイロット
【年間フライト日数】 ~100日
【天候状況】 快晴
【風速】 3m/s
【状況】 サーマル発生
【内容】
セミナー参加でフライト。
雲底1500mほどをフライト中、雲の吸い上げに遭遇。
慌てて降下手段で翼端折をしようとしたところ、潰れが発生。
旋回に入ってしまい、レスキューパラシュートを使用した。

開傘後、ツリーランし本人には怪我は無かった。

【考えられる要因】
環境要因
天候は雲がやや発達して吸い上げがあった。
ただ、フライトには問題の無いレベル。
機材は3年以上使ったモデルであり、定期チェックも行っているので問題なし。
以前にこのエリアをフライトした経験はあったが、久しぶりであった。
しかし、事前のレクチャーはしっかりと行っていた。

影響要因
セミナー参加という事でプレッシャーがあったのではないか。
当日テイクオフに忘れ物をするなど、注意散漫な部分が見られていた。

ヒューマンファクターズ
遠征でのフライトという事もあり、長時間のドライブ。
やや寝不足があったと思われる。
レスキュー使用時は雲の強い吸い上げに合い、精神的な焦りがあり操作を慌ててしまった。
更にコラップス発生時の対応が遅れてしまい旋回へ、回復が不可能と判断しレスキューを使用する事となった。

<対策>
遠征という事もあり、移動は大変であるが体調を考えてフライトを考慮する。
あまりに寝不足等で注意力散漫であればフライトのキャンセルしなければならない。

雲の吸い上げがある事は目に見えて明らかであり、無線でもそういったアナウンスは度々あった。
そういった吸い上げがある雲でのフライトコースを再確認する。
レスキューを使えた事は良かったが、リカバリできるレベルであった。
リカバリ操作、アクティブ操作のトレーニングを行う。


2014/03/15

テイクオフ直後のコラップスによるクラッシュ

発生時間 : 12:00~
年齢(才) : 42
性別 : 女
経験年数(年) : 15
パイロットレベル : パイロット
年間フライト日数 : ~50日
天候状況 : 晴れ
風速 : 3~4m
状況 : サーマル発生
【内容】
冬期クローズエリアのツアーフライト
初日にライズアップトレーニングを終え2日目のフライト。
春らしいクロスカントリーには絶好のコンディション。
その日2本目のフライト。東向きのテイクオフよりフライト
東~南 2~4mの風 
テイクオフから10秒ほど飛んだところで右翼70%コラップス→シュート→パイロットの前方でグライダー回復→SAT→墜落 レスキューパラシュートは投げれなかった。木が密集していたが木には引っかからなかった。幸いにも斜度が急であったため地面に接地したが本人はケガもなく事なきをえた。  

【考えられる要因と対策】
環境要因
冬期クローズエリアのビジターパイロット
片道5時間以上掛けてでのツアーフライト
2013年シーズン 2本目のフライト
春先のサーマルコンディション(クロスカントリー日和)
グライダー ENB 当グライダーはXSサイズ EN C

影響要因
サーマルコンディションで空中には50機以上フライト
今シーズン2本目のフライトだがその他パイロットが続々と
テイクオフしていく中、躊躇することなくフライト。

対策
テイクオフ直後のアクティブ操作の徹底と重要性の説明。
春先の復帰するパイロットへ穏やかな大気でまずフライト
をするように説明とアナウンスを徹底する。


2012/03/17

潰れ→旋回

発生時間 : 14:00~
年齢(才) : 74
性別 : 男
経験年数(年) : 10
パイロットレベル : パイロット
年間フライト日数 : ~100日
天候状況 : 快晴
風速 : 1m
状況 : 強いサーマル発生

【内容】
ソアリング中 (サーマルを探してうろうろ)TO前で突然フロントが電柱にでもぶつかったかのようなV字につぶれた。キャノピ-がフロントダイブの様な動きで回復、すぐに方翼が折れ、操作できずに旋回に(5・6回)入りレスキューパラを開傘低い林に不時着無傷でした。

【考えられる要因と対策】
サーマルを探してうろうろしていた時にバリオに気を取られていたらしい!

つぶれる前の前兆は感じていない。

グライダーがクラス2で春に乗り換えた。

年齢的にグライダーの動きに体がついていかない。
(本人は認めていない・・・頑固)

ゆっくりしたパラに乗り換えを進める。


2011/11/10