日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

ひやっとノートフォーム

選択されているタグ : プレフライトチェック

タグを絞り込む : タンデム ツリーラン テイクオフ レスキュー開傘 講習高高度フライト

プレフライトチェックミス

【発生時間】 10:00~
【パイロットレベル】 タンデム
【天候状況】 曇り
【風速】 2m/s
【状況】 穏やか
【内容】
フライトチェック終了後のフライト直前に片側のみライザーが一回転していたのを別のギャラリーパイロットが発見した。

【考えられる要因】
環境要因 曇りから雨の予報で早めにフライトしたかった、風が弱くフロントライズアップの準備をしていた。
影響要因 タンデムパイロット、サポートインストラクター共に
お客さんのハーネスセットと裏返っていたヘルメット修正に気を取られていた、
ヒューマンファクターズ フロントであったため、Aラインのみ
上部にあることをチラ見で確認していた。お客さん最優先との意識で自分につながっていると意識しているライザーをおろそかにしていた。

対策、事前クロスチェックで指さし確認を忠実に行う、Aラインアッパーを確実に目視確認する。


2014/07/13

ベルトの締め忘れ

【発生時間】 14:00~
【パイロットレベル】 パイロット
【天候状況】 晴れ
【風速】 1m/s
【状況】 サーマル発生
【内容】
午前中1本フライトし、お昼時間の強めのサーマルが落ち着くのを待ちながら休憩をし、二本目のフライトでレックベルト、チェストベルト、を忘れ、コックピットのみセットしてテイクオフしようとした。クロスハンドで立ち上げ振り返った時にハーネスがずり上がり、本人はブレークグリップを離して身体をくねらせしゃがみこむようにハーネスから抜けだした。ふっとバーを股にはさんでいたので転がり外れた。ハーネスとグライダーは風にあおられテイクオフ横の木に被さる様に引っかかりました。

【考えられる要因】
二本目のフライトは皆さんよく上がりクロカンモードになっていた。そんな無線の話に気をとられ注意力が別の方に向いていた。(俺もあそこで上げたい・・・)

私もTOにいましたキャノピーを広げてあげました。すでに全ての装備はセットしていた、手元のラインが絡んでいてすぐにそこに気おとられ絡みを直した。足ベルトを注意しなかった。

コックピットはカラビナのところからワンタッチで取り付けられるようにバックルを付けていた。

最後にセットのはずのコックピットが最初に付けた。
(本人なぜそうしたかは覚えていない)

本人の自己申告も無かった。(無線地チェック・ベルト良し)、
私も催促しなかった。

校長が近くにいたので安心して自己確認の注意をしなかった。


2014/05/19

タンデムプレフライトチェックミス

【発生時間】 11:00~
【パイロットレベル】 タンデム
【天候状況】 晴れ
【風速】 6m/s
【内容】
サイドの風
49歳:タンデムパイロット
パイロットの右側のラピッドリングとタンディムバーを留め忘れていたためパイ
ロットが片側宙吊り状態となった。
機体は安定しており低高度だったため、そのまま砂浜にランディングした。
パイロット・パッセンジャー共に傷害等はなし。

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○状況
当日、2本目のタンデム。ハーネスは1本目と同じものを使用。
南東サイドで、すこし風が上がってきており、何度か立ち上げを失敗したため一
旦中止した。
その後、すこし風が収まり若干向きも良くなったため、フロントでテイクオフした。
出て直ぐ、パイロットが片側だけの宙吊りとなった。
山沈しろとの声も聞こえたが、右のブレイクが引かれた状態で戻せず(どの程
度、引いた状態になっているかがわからない)
左旋廻に入れると失速する可能性があると思い、左をすこしだけ引いて風上方向
の砂浜へ直進しランディングした。

・右を引くと体重が乗ってしまい引きすぎになるためコントロールしにくい状態
だった。(左はコントロール可能)

○原因
はっきり記憶がないのだが、テイクオフを中止したときに、カラビナが外れな
かった(砂詰まり?)か何かで
ラピッドリング側を外してしまったのではないかと思う。
普段、ラピッドリングを外すことはないので、テイクオフの時にチェックをしな
かったのが原因。
もし通常通り、バッグハンド(時計回り)でライズアップしていたら、普段と違
うのに気づいたかもいれないが
このときはフロントだったため、まったく気づかなかった。

【考えられる要因】
ラピッドリング側は絶対に外さないこと。
・2回目(テイクオフのやり直し)であっても、チェック(ラピッドリングも含
む)と説明を行う。
(チェック&説明の、手順を変えてしまうと何かが漏れてしまうように思うの
で、重複しても必ず行うようにします)


2014/05/05

プレフライトチェックミスによりレスキュー開傘

発生時間 : 11:00~
年齢(才) : 69
性別 : 男
経験年数(年) : 20
パイロットレベル : パイロット
年間フライト日数 : 100日~
天候状況 : 晴れ
風速 : 1m
状況 : 穏やか
【内容】
テイクオフしようと走りだしてレスキューパラシュートが出ていまい、本人気づかずにそのままテイクオフした。
無線で指示しとりこもうとしたが寸前で開傘、SHOP近くの杉林二本に引っ掛かりました。

【考えられる要因と対策】
レスキューコンテナのグリップは確認したが、ピンは確認していない。(本人のはなし)

今後フライトする日はピンの確認を毎回指導します。


2012/06/08

テイクオフ時左右のブレーク持ち間違え

発生時間 : 16:00~
年齢 : 70
性別 : 男
経験年数 : 20
パイロットレベル : パイロット
年間フライト日数 : ~40日
天候 : 快晴
風速 : 1m
状況 : 穏やか
内容 : リバースでセッティング。立ち上げて振り返った時に左右を持ち間違えていたことに気がつく。その時に取りやめればいいのですが、あわてて走りながらブレークコードを放して持ち替えようとするうちに、離陸してしまう。離陸直後につぶされたが1-2という安定性からすぐに回復した。ブレークコードはその後に持つことが出来た。本来なら持ち間違えに気がついたときに取りやめてほしかった。
考えられる要因 : 前のフライトから間隔が開いていた。?そもそもリバースの練習不足?年齢による視力低下?など、いろいろな原因が考えられるが、ミスに気がついたときに取りやめさえ出来れば事故は少なくなるはずだ。


2010/03/16