電気モーターウインチ視察 ポールハイムにて 6/30(火)

今日はフランクフルトの北に位置する、ポールハイムという町にある滑空場で、電気モーターウインチの視察です。約束の時間にホルスト氏が迎えに来て下さり、1時間ほどのドライブで到着です。現地にはこのウインチを購入したクラブのオーナー、そしてこのウインチの製作者のウド氏が来て下さいました。ちょうど今までのエンジンタイプのウインチと並べて置いてありましたが、そのシンプルなスタイルに驚かされました。トレーラーの上にはインバーター、そしてモーターがあるだけです。そこに電源を差込み、コントロールパネルをつければセット完了。音も静かなので、気づいたらトーイングが始まっていたかんじです。そのオペレーションやウインチを見ながら、ウド氏が説明をしてくださいました。肝心のコンピューターの制御システムはシークレットのようですが、オペレショーンに関する部分はいたってシンプル。数値を設定して、レバーを押すだけです。オペレーションしているという感覚もないほどです。

次にフライトもさせていただきました。日中のサーマルコンディションでしたが、ラフな風も感じないほどコンスタントにトーアップされていきます。今までのエンジンのウインチと比べても、いつも獲得高度では差がでるそうです。気持ちよく、ドイツのフラットランドを飛ばせていただきました。

もちろん、生まれたばかりのこのウインチ、改善すべき点もあるようで、今日もすでに2点改善ポイントが見つかり、ホルスト氏の指摘を受けその場でウド氏が対応をしていました。

今後この電気モーターウインチがドイツのスタンダードになるかどうかはまだわかりませんが、これがスタンダートとなれば、よりトーイングが身近なものになりそうです。