2016JPAパラグライダーレスキューレベル2更新研修会、認定検定会 in立山 4/13(水)
パラグライダーフライトを行う際には(他の野外活動同様)、生じうるトラブルに応じたセルフレスキュー、ファーストエイドの知識と技能を持ち合わせることが求められます。JPAでは教本に加え「パラグライダーレスキューBOOK」を作成。その中で、ツリーランに於ける基礎的なロープレスキュー技術が「レスキューレベル2」となります。安全な木登りと確実なカウンターラッぺル等の救助技術・さらに重要なポイントは現場への素早い到着、要救助者との合流です。その為には体力も欠かせません。
今回の受講者は佐々木君、宮城君の2名。宮城君とは初対面となります。
7時半・いつもながら予定より早く集合。速やかにミーティングを開始です。まずはそれぞれの自己紹介、パラグライダーレスキューを行うに際しての心構え、今日の予定等について話しました。
8時半・まずは規定に準じ、救助ポイントのナビゲーション(ウオーミングアップ)スタート。宮城君はナビゲーションもスムーズ、山をグイグイ登って行きます。佐々木君は旅の疲れもあり?やや遅れ気味でしたが、時間と共に調子を出してきました。
9時40分・目標ポイント到達後、スクールに帰着。小休止後、救助実技のポイントへ移動。
10時・まずは木登りのデモを実施しました。ギアの装着と注意点、木登りについてレクチャー。引き続き、隣接した木で木登り&ビレイを交代して実施。それと同時に、樹上にスリングとプーリー&ロープをセットして、宙吊りのセットを行いました。
(木登りに関して佐々木君、宮城君の習熟した動作が確認できました)
11時半・救助者とビレイヤ―を交互に行い、カウンターラッぺルでの救助実技開始。
12時20分・救助完了となり、ユマーリングで装備品を全て回収。
(ほぼ問題なく、救助実技は行われました)
13時・昼食 その後、午後の予定と内容についてレクチャー。
14時・午前とは場所を変え、宙吊り(幅広)をセットアップ。
14時半・チロリアンブリッジN型、ロープジャッキでの救助実技を開始。ここも、救助者とビレイヤ―を交互に実施しました。
15時40分・実技終了。ユマーリングで回収作業。
(2人共に初のチロリアンブリッジでしたが、スムーズにこなしました)
16時・スクール帰着後はミーティングと総評を行いました。
佐々木君と宮城君には、インストラクターとして持っているべきレスキューレベル3の認定検定会に是非とも参加して頂きたいと思います。レベル2に満足することなく、セルフレスキュー技術やファーストエイドについての継続したトレーニングを行うことが重要です。
レベル2更新:佐々木 泰文(ウィンパルパラグライダースクール)
レベル2合格:宮城 隆太(スカイトライ)