12月15-16日(火、水)レスキューレベル3更新研修会 ウイングキッス朝霧


パラグライダーで想定される「万が一」のために、JPAのスクールには教育を受けた「レスキューレベル」所持者がいます。今回のレベル3は山中からの搬送、困難な救助を行える技術、知識を要します。
講師には関沢教育事業部長、そしてびわ湖スカイパークの松田さん。松田さんは一般参加の予定でしたが、聞くところによると山岳救助の経験が豊富、現在も指導をされているということで、急遽、講師としてお願いをしました。
今回はちょうど前日から日本には寒波が襲来。集合の8時は凍てつく寒さ、手をかじかませながら、まずはロープ、ハーネス、ダブルチェックなど基本をおさらい。終わるころにはようやく太陽の光が暖かく感じられるようになりました。その後、岩場の会場に移動をして救助トレーニング。パラグライダーの救助は林の中ということがほとんどですので、岩場での研修は緊張感が増しました。降下するためのシステムを構築し、一人ずつ懸垂下降。次にけが人の搬送を想定して、ストレッチャーに梱包した丸太と下降。そしてパラグライダーハーネスをつけた要救助者と下降。終わるころには日も傾き、岩場全体が日陰となりました。

2日目の朝はさらに寒さが増しました。今日はルートファンディングからスタート。要救助者がいると思われる場所を地図、GPSで特定し、山に入りました。標高1400mより上には所々雪もありました。目的地に到着し、帰還するまでおおむね時間通り。
最後の科目は、大宙吊りからの救助。シチュエーションを設定し、ビレイヤー、樹上救助者と交代して行いました。
最後には関沢さん、松田さんからお話をいただき今回の更新研修会は終了となりました。