JPAパラグライダー・レスキューBOOKの価格が決定しました。定価:3,890円です。ヒューマンエラーBOOKの約2倍の厚みがあります。わかりやすいようにすべてフルカラーで800点ほどの写真を使用しています。
現在、JPAスクールのみなさまへの案内を作成しています。GW前にはお手元に届くと思います。
次回、白鷹でのJPAパラグライダー・レスキューレベル1,2認定検定会はこの本を使用して行う初の認定検定会となります。受付〆切は4月27日となっています。お申込みのみなさまは事前に認定者のもとで必要な練習を十分に行ってきてくださいますようお願いします。詳細は参加承諾書をご覧ください。
認定検定会の様子は
http://www.jpa-pg.jp/14kyouiku/rescue_level/index.html
またはこのブログの過去の記事をご覧ください。
世界初 パラグライダー・レスキューBOOK発売決定!
一年の歳月を経て、いよいよパラグライダー・レスキューBOOKを完成させることができました。製作にあたっては、日本山岳レスキュー協会・会長山本氏から何度もアドバイス、修正をいただきました。写真はJMB立山、ウイングキッス朝霧、エアパークCOO、グランボレ、スカイパーク宇都宮とJPA各スクールのご協力を得て撮影を行いました。校正はJPA顧問・半谷氏、日本山岳ガイド協会の南裏さん、何度もクライミングのアジアチャンピオン、日本チャンピオンとなっている南裏保恵さんに何度も見ていただき、修正を繰り返し行いました。JPA総会でお見せした校正紙とはすでにまったく違う仕上がりとなっています。
ツリーランディングからの脱出、救助による事故は毎年のように発生しています。この本が、このような痛ましい事故を起こさないための試金石になれば幸いです。是非、1人でも多くのパイロットにレスキューとはなにかということを知っていただき エリア、スクールの安全管理にお役立てください。
レスキューBOOKは来週早々にはJPA事務局に入荷しますが、大会などが続くため販売開始はゴールデンウィーク明けになる予定です。
遂にレスキューの教本が完成。安全に確実に迅速なレスキューを主眼に作りあげました。
製作にあたって撮った写真は1万枚以上。本の中では厳選した写真を800枚近く使用しています。また、パラグライダー最新テクニックブック同様に、グランボレ・小林さんが作りあげた合成写真を随所に使用し、わかりやすい内容に仕上げました。
8時半集合。今回の目的、意義をレクチャーしたのち、すぐに研修会場に移動しました。雲は徐々に厚みを増し、開始するころには雨が降ったりやんだりとなりました。実技は南裏講師の木登りのデモンストレーションから始まりました。リードで登る意義、体の使い方、ビレイヤーの役割と重要性など重要な要点を解説しながらあっという間に終了点まで登っていきます。ロアーダウンで降りると、さっそく2人1組で木登り。手際の良さはこの検定会に向けどれだけ練習してきたかで一目瞭然です。今回は研修会ではなく検定会です。しかも日本山岳レスキュー協会に求められるレベルが必要となります。参加するに当たっての意識の差がそのまま行動となって表れます。間違った操作には講師の南裏さん、関沢さんからすぐに指摘があります。JMB立山パラグライダースクールの関沢校長はクライミングにも精通しており、見る目は非常に鋭く的確です。
木登りが一通り終わったところで、次に「宙づりからの自己脱出」。この目的は、このあとのカウンターラッペルでの救助に必要な技術を習得することにあります。自分の脱出ですので救助をすること以上に迅速にそして正確に行える必要があります。
すでにここで13時。雨の降りは時々強くなりますが、前回の検定会と違い、気温が高いの幸いしています。午後からいよいよ救助。カウンターラッペルの意味を図解で説明し、デモをし、そして各自実施。
実際救助をしていると救助者は方法論にとらわれがちですが、常にどこに危険性があるか、このあとの手順はどうなるか自分で確認しながら行うことが重要です。南裏、関沢の講師陣は救助者にそのような意識があるかどうか見抜き、意識のない行動には厳しい指摘が飛び交います。
すべての実技を終了したのは日暮れ前。室内に戻り今日の反省と総括。明日は宙づりの救助から実技スタートです。なお、デモはなし。参加者全員で今晩中に話し合い、答えを出しあいすぐに実践となります。
8時スタートです。
4月20日、21日の2日間、富山県立山にて今季4回目となる認定検定会が実施されます。正しいツリーランディングの救助、脱出方法を普及させるべく1年前に始まったこのプロジェクトは日本山岳レスキュー協会のご協力も得て、目標を達成しつつあります。今後はここで学ぶ技術、知識がスタンダードとなります。
認定検定会前日となる今日、JMB立山 の関沢校長にお手伝いいただき会場の設営をすべて行いました。会場はレスキューBOOKの写真撮影にも使用させていただいた場所です。
講師:関沢 孝之、南裏 健康、南裏 保恵