2019年度の第一回目のリガー更新研修会が栃木県の那須高原で開催されました。今回は、東北で別途、更新研修会を開催することになったため、参加された方は4名。会場は十分に対応した広さがあり円滑に作業を行うことができました。
今回はまずは机上講習。本来、パラシュートリガーとは機材に関してのプロフェッショナルと言えます。そこで、タンデムの機材、パラグライダーの修理に関する講義、最後にパラシュートに関して最近の傾向と対策に関して講義を行いました。
3時間ほどお話しをして、パッキングの実技へ。全員、パラシュートを交換して、普段馴染みのないパラシュートのパッキングを行うようにしました。3つのパッキングでしたが、1つに対して要した時間は1時間半ほど。2年に一度の更新研修会の必要性を再確認し、終了となりました。みなさん、お疲れ様でした。
更新:
大野修司(スカイトライ)
辻強(エアパークCOO)
平出昌史(富士見パノラマ)
岩崎幸教(エアパークCOO)
会場:
栃木県那須塩原市高林公民館
協力:
KPSパラグライダースクール
講師:
岡田直久(FAAパラシュートリガー)
3月に開催予定のリガー更新研修会の申し込み締め切りが近づいております。
3月19日(火)栃木県那須高原 〆切:3月5日(火)
3月27日(水)静岡県浜名湖 〆切:3月13日(水)
*今年のリガー更新研修会はこの2回のみとなります。東北、関西、北陸、九州などでの開催予定はございませんのでご注意ください。
京都にて「レスキューレベル2更新検定会」を開催しました。以下は大澤検定員(レベル3所持者)による報告です。
前日降り続いた雨が朝まで降り続いていましたが、参加者の皆さんは時間より早く集合されました。
今回の参加者は更新の方3名。
はじめにレスキューレベルシステムのエリアにおける重要な役割についてお話しさせていただいたあと、参加者の皆様の体験談などをもとにディスカッションしました。
そして、本題。実際にツリーランが起こった時には要救助者の位置を特定しなければなりません。参加者には位置情報が伝えられ、場所の特定、ルートファインディング、捜索をチームで行っていただきました。
雨はやんでいましたが、山に入るとさっきまで降った雨の影響で非常に滑りやすく急斜面を下るときには緊張感があります。しかし、救助を待っている方のことを思うと足が前へ前へと進みます。
最初の木のそばに引っかかっている要救助者を救出した後は、もう一か所のツリーランの発生が告げられました。
参加者の皆さんは疲れを見せることなく次の現場へと向かいました。今度は宙づりになっています。先ほどよりも難易度が高く、そして疲労が出て来る頃ですが、最後の力を振り絞って全員救助を完了されました。
フライヤーの皆さんは誰しもがツリーランなんてしたくないと思っておられると思いますが、万が一起こってしまった時にはレスキューレベルのような日頃からトレーニングを行っている有資格者がいるととても助かると思います。しかし、救助を受ける側に知識があるのとないのとでは、救出にかかる時間や助ける側の人間にかかる負担が全然違います。少しでもレスキューレベルに興味を持つ人や知識を持ち合わせた人がどんどん増え、さらにはレスキューレベルを目指そうとする人材が増えることを切に願います。
合格者3名 堀幸雄(ジャムスポーツ)・竹村治雄(ジャムスポーツ)・芦田智昭(バーズ)
検定員・レポート 大澤行英
3月よりリガー更新研修会、インストラクター更新研修会が始まります。
各更新研修会の申し込み締め切りは開催日の2週間前となっております。
また、リガー更新研修会は那須(栃木県)、浜名湖(静岡県)、インストラクター
更新研修会は平尾台(福岡県)、浜名湖(静岡県)での開催となります。
http://jpa-pg.jp/07info/2019jpa/2019seminar/
毎年、各更新研修会終了後に更新をし忘れたとの報告を受けることがあります。
お忘れのないようお申込みをお願いします。
JPA教育事業部