現在の教育システムの基礎はドイツのクラウス氏によって作られました。そのクラウス氏によって行われた研修会と同じ会場でDr.小野寺セミナーが開催されました。小野寺さんといえば、実機のパイロット、世界選手権日本代表、ワールドカップ転戦、グライダーの設計と・・・間違いなく理論、技術とも日本有数のパイロットです。特にパラグライダーの航空力学的な解析ではNo.1であることに間違いありません。
今回は全国からインストラクター、タンデムパイロット、スクール関係者のみなさんが集まり有意義なセミナーが行われました。
今回のテーマ、小野寺さんは直前で変更されたようで、難しい計算式を使うことなく、現場ですぐに使える、印象に残る内容で展開されました。冒頭のあいさつを終え、本題となると、目から鱗な内容が次から次へ・・・。やはり参加してよかった、という思いを持ちながらみなさんノートにペンを走らせました。
特に初日行われたシャークノーズ、ナイロンロッド、リフレックス、そして2日目に行われたコラップス、クラバットに関する内容にはみなさん納得することしきり。
2日間という短い時間でしたが、参加されたみなさんは明日からの週末、また違った視点でパラグライダーを指導できるのではないでしょうか。ご参加ありがとうございました。
これからも数々の専門的なセミナー、研修会を行っていきます。プロとしてパラグライダーを追求していければと思います。
参加(敬称略):
植村克政(JMB富士見パノラマ)
野呂 誠(JMB富士見パノラマ)
小林 豊治(エアロクルーズ)
野村 瑞紀(今井浜)
竹村 治雄(ジャムスポーツ)
大澤 真里(バーズ)
上野 陸(エアハート)
松原 彪(スカイ獅子吼)
岩瀬敬子(スカイトライ)
鈴木孝世(マップス)
高木 望(バーズ)
森 永年(VAN)
森 啓太(VAN)
植木 享(トントンとんび)
水間 竜也(エアパークCOO)
佐藤 良太(エアパークCOO)
辻 強(エアパークCOO)
三浦 新二(KPS那須高原)
扇澤 郁(アエロタクト)
工藤 多鶴子(寒風山)
前堀 善斗(スカイブルー八方尾根)
岩崎 幸教(エアパークCOO)
2年で更新のパラシュートリガーですが、そもそもなぜ継続的に教育を受けないといけないか?という話から始まりました。最近の事故例や様々なエリアの現状からみてJPAの教育システムの重要性を再認識しました。
午前中の講義では、ラウンドタイプ・ロガロタイプ・クロスタイプのパラシュートの特徴とコンストラクション、事故例から基づく開傘シミュレーションの方法を学びました。
今回の実技ではクロスタイプのパラシュートをたたみました。最初にパラシュートを広げてみてどのような構造になっているか見て、みなさん、それぞれ紙に書き出します。なかには実際にメジャーで長さを計る方もいました。マニュアル通りにたたむだけなら簡単ですが、構造を理解し、マニュアルを作るつもりでパックをしました。最初は、初めて見るクロスタイプに戸惑いがありましたが、時間がたつにつれ、さすがみなさん10年の経験がモノを言います。見事、パックできました。
最後、使った道具の確認ではちょっとしたハプニングがありましたが、使った道具の確認も改めて大切なことだと考えさせられました。
とても有意義な時間をすごさせていただきました。ありがとうございました。
更新:大澤行英(バースパラグライダースクール)
大澤真里(バースパラグライダースクール)
小林豊治(エアロクルーズパラグライダースクール)
森永年(VANパラグライダースクール)
講師:只野正一郎
たくさんのお申込ありがとうございます。ご参加のみなさまには参加承諾書をメールでお送りさせていただきますので、ご確認をお願いします。
当日は静岡県朝霧野外活動センターに9:30集合となります。参加費は無料ですが、食事、宿泊費は実費をいただきます。食事(2/25昼食、夕食、2/26朝食、昼食)+宿泊費で5,000円ほどになります。
*野外活動センターの講義室を使用するため、参加されるみなさまには野外活動センターに宿泊(2/25)をしていただきます。どうしても宿泊が必要ない方は申し込み時にお知らせください。また、前日(2/24)は宿泊できません。
内容
・パラグライダー航空力学の基礎
・パラグライダー航空力学の応用
・航空力学の観点から見た最新パラグライダーの操縦の注意点
・航空力学の指導方法
スケジュール
2/25
9:30 集合
10:00開始 あいさつ
10:15 パラグライダー航空力学の基礎(1時間45分 休憩1回)
12:00 昼食
13:00 パラグライダー航空力学の基礎および応用(3時間 休憩2回)
16:00 質疑応答(30分)
16:30 終了
18:00 夕食
22:00 消灯
2/26
7:00 朝食
8:30 航空力学の観点から見た最新パラグライダーの操縦の注意点(2時間半 休憩2回)
11:00 質疑応答(30分)
12:00 昼食
13:00 航空力学の指導方法(1時間)
14:00 質疑応答(30分)
14:30 まとめ。片付けおよび掃除
15:00 終了