アシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会 6/15-1日目

6月15日(火)
 今日から3日間の日程で茨城県エアパークCOOのご協力の下、養成研修会が開催されます。今回は教育事業部のみならず、競技事業部、安全普及事業部合同での開催となりました。

 まずは趣旨説明。なぜこのような研修会を行う必要があるのか、どのようなインストラクターが望まれるのか、1時間ほどのイントロダクションから研修会は始まりました。
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 そして、早速本題、1時間目の開始です。1時間目は安全普及事業部長の岸氏から「過去の事故の判例」について。実際の資料を使用した講習は緊迫感があります。ちょっとした対応が違ってしまったばかりに問題になったりならなかったり・・・インストラクターに必要な一つの能力「事故対応能力」が問われる部分です。JPAではその能力を磨くために継続的に事故対策会議を開催し、結果を残しています。
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 2時間目「事故の傾向と対策」。岸氏がまとめた統計をもとに、どのような場面で事故が起こり、ではどうすればそれを防ぐことができたかということを考えました。事故報告書からまとめあげたデータは、事故をどのように防ぐか、そしてどのような環境では気をつけなければいけないかということを教えてくれます。
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 昨日梅雨入りしたば かりの関東地方ですが、今日は朝方には雨があがり午後には日が差すようになりました。予定通り、教育事業部の扇澤氏担当の基礎技術をエアパークCOOの講習バーンで行いました。まずはテイクオフ。どのようにテイクオフをするか、そしてそれをどのように 指導するかということを交えながら実習となりました。講習バーンには良い風が吹き、夕方まで良い実習をすることができました。どのような方法でもテイクオ フをすることは可能ですが、正しい論法を持って行わなければ、何百回に一回ひやっとしたり、何千回に一回ケガをすることになります。これは過去のデータが 物語っています。テイクオフは基本通り正しく行われなければなりません。
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 ひとしきり良い汗をかいたあとは4時間目「アプローチ」。テイクオフ同様に事故の起きやすい場面です。とにかく、高度のない場面の技術は正確でなければなりません。場周アプローチのメリット、デメリット、スロープ8のメリット、デメリット、そのシステムを正しく理解し、実践する必要があります。

 結局は事故の半数以上はこのテイクオフとアプローチで発生しています。決して軽視することなく基本に忠実に行うことでここでの事故は防ぐことができるはずです。
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 ここですでに時間は18時。8時半開始でしたのですでに10時間ほどが経過しています。ここで終了としたいところですが、夕食も弁当でさっと済ませて5時間目「GPSの使用方法」。GPSは立派な救助用品です。救助するにも、されるにも正しく使用方法を理解していなければいざという時に役立ちません。救助ということを前提にGPSの有効な使用方法について学びました。
 すべての講習が終わったのは夜8時。明日は朝8時開始です。