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JPAパラシュートリガー更新研修会・九州(5/25)
レポート:富重 薫(エアハートパラグライダースクール)
JPAリガー制度が始まって九州で3回目の更新会、いつもの「行橋市研修センター」の研修室をお借りして開催しました。
当日は小雨の降る中、フライトへの思いも吹っ切れ皆さん更新会に集中できました。
まずは教育事業部長の岡田氏にJPA総会の報告、最近の事故の傾向やドイツでのトーイングシステムの話など最新事情について話して頂きました。
そして本題のリガーの学科講習スタート。
ディスカッションを行いながらパッキング理論を各パートに分け深く考えていきます。パラシュート・インナーバック・ハーネス・パイロットに合ったパッキング方法は一つしかなく、組み合わせが変わると方法が変わり、リガーはパラシュート開傘をイメージし常に疑問をもってパッキングすることが大事です。
次に開傘シミュレーションについての注意点や開傘後のトラブル事例ついて。
学科修了後、学科試験を行い昼食です。
午後はパラシュート開傘理論に沿った新しいパッキングを学びます。すべてのパラシュートで有効というわけではありませんが、パラシュートのタイプによってはメリットも多く皆さん意欲的に取り組んでいきます。
最後はいつもの実技。タンデム用とソロ用の2個をパッキングしますが2個とも他の参加者の物で行うため日頃と違うパラシュートやハーネスで手こずる場面も見られましたがパッキング理論にしたがっていかにスムーズにストレスなく開傘させることを念頭にパッキングし、試し投げを行います。
納得がいくまで各自行い、疲労が見え始めた午後7時30分すべての日程が終了しました。
パラシュートを使わないでフライトを終えることがベストですが、もしもの時にパラシュートが有効に機能するためにリガーの責任は大きく、常にパイロットの姿をイメージしながら今後もパラシュートのリパックを行っていきたいと思います。
講師:富重 薫(エアハートパラグライダースクール)
会場:福岡県行橋市研修センター
更新:飛来 尚美(SSA平尾台)
山口 博史(長崎フリーフライト)
高木 弘志(JMB四国パラグライダースクール)
河部 清治(トップアウトパラグライダースクール)
山本 雅史(タートルズパラグライダースクール)