3月に入り、サーマルも徐々に春らしくなってきました。JPAからも「春のフライトにあたって」のポスターを各スクールに配布するなど安全啓蒙に努めています。
さて、春のサーマルが強烈な要因の1つは
1. 日照時間が長くなる
2. 上空の気温が低い
という条件が整うからです。
JPAでも編集に参加した「サーマルフライング」にも書いてありますが、下記の図の黄色の部分がサーマルが強く発生しやすい時期です(*地域差はあります)。

また、空気が乾燥していることも挙げられます。乾燥した空気は湿った空気より暖まりやすいからです。
以上の理由からどうしてもサーマルは強くなる傾向です。そんなサーマルを利用してのクロスカントリーフライトも魅力ですが、いずれにしてもHappy Landingで楽しくフライトしましょう!
京都市にあるスカイエリア京北で毎年開催されている安全講習会が明日から2日間行われます。今日は琵琶湖スカイパークの山口校長と事前の打ち合わせ。ひとえに安全講習といっても内容は多岐にわたるため、どのような講習を行って効果を出すか京北のクラブハウスでじっくり話し合いました。
初めて開催された安全講習会では「テイクオフ、アプローチ」をテーマに講習を行ったことを覚えています。今回は先日の事故対策会議で話し合われた内容をもとに、スクールの状況などをうかがい最終的にテーマを決めました。コンディションがよければもちろんフライトはしますが、技術論に偏ることなく今年の目標「ファイナルアプローチでの事故0」を目指していきます。


JPAでは静岡県朝霧を会場にさまざまなミーティングが3日間開催されました。JPAのミーティングは「発想、決断、実施」すべてにおいてスピード重視です。まずは行ってみよう、失敗したらまた考えようという前向きな姿勢での取り組みの成果が毎年のように良い結果として表れています。
このフットワークの良さ、そして各スクールのみなさんの協力、取り組みそれらすべてがうまくかみ合うことでJPAは常に進化を続けています。
今回の数々のミーティングも昨年を見直し、反省をするところから始まりました。そして新シーズンイ向け、さまざまな議論がなされたうえで新プロジェクトが決定し、またさらに前に進むことを全員一致で確認しました。
とにかくスクール間のコミュニケーションが良い、インストラクターのモチベーションが高い、そして納得いくまで率直に意見を言い合う・・・・そんなJPAはプロらしく、現状に満足することなく今季も前進し続けます。
今季もよろしくお願いします。


