教育事業部よりお知らせです
・アシスタントインストラクター養成研修会および検定会
http://jpa-pg.jp/11event/2016ken/assi-intora-kentei/assi-intora-kentei-16yoko1004.html
・インストラクター検定会
http://jpa-pg.jp/11event/2016ken/intora-kentei/intora-kentei-16yoko1005.html
10月に富山県立山にて開催いたします。
受験ご希望の方は、締切期日までにお申し込みください。
よろしくお願いします。
JPA教育事業部
いよいよ最終日です。今日で連続6日のフライトとなります。朝のミーティングで目的をはっきりとさせてフライトに臨みます。いつもより追い風が強めに吹いていますが、出てしまえば湖上は静穏。今日で前期のトレーニングも最終日ということもあり、ボートで待機しているデビット氏も気合が入っています。これはおのずとこちらも気合が入ります!アクロバットのトリックの解説を聞くと、失速しにくいタイミングでグライダーを回したりしていることがわかります。そのバランスをどのように崩しているのかがわかると、納得です。とはいえ、それがすぐに実技で表現できるかといえば・・そう簡単にはいきません。それだけに攻略にはやり甲斐があります。
最終フライトを終えるころには肩も上がらなくなっていましたが、6日間で18本、このなかで得たものは大きなものがありました。夕方のビデオ解析を終え、夕日をあびたアネシー湖畔でデビット氏としばしお話し。色々と話を聞くことができました。11年前に日本でトレーニングを行ったこともまだ鮮明に覚えてくれています。まだまだ、デビット氏とのお付き合いは続いていきそうです。
さて、今回のトレーニングで得た成果は、おって日本でお伝えしてまいります。今回もこのような貴重な機会をいただきありがとうございました。
レポート:教育事業部 岡田
今日は問題なく一日フライトできそうです。昨日のうちに机上講習も終わっているので、7時半集合、8時半にはテイクオフへ移動開始です。西面のテイクオフですので、朝一は高さはあまり取れませんが、静穏の空域は落ち着きます。今日はスクールも多く、5スクールほどがトレーニングを行っています。お昼までに2本。昨日からのメンバーも徐々に緊張が解けてきてか盛り上がってきました。今回のメンバーはほとんどがEN-Bクラス(そのなかでも2機目に乗るようなクラス)です。このようなトレーニングは必要ないと思いがちですが、このクラスのうちに積極的な操縦を身につけます。スパイラル、TEMPO、ウイングオーバー・・・中上級機に乗り変える前に、そしてアルプスをフライトする前に多くのパイロットがトレーニングを受講します。異常飛行になったらどうするというより、積極的な操縦(アクティブ操作)のマスターがトレーニングの大きな目的です。日本の実情に置き換えるとどうか・・・考えてしまいました。
昼をすぎてさらに2本。午後は高さもとれ、高度損失の大きなマニューバーに積極的にチャレンジです。
ビデオ解析が終わったのは19時すぎ。今日もデビット氏の情熱あふれるトレーニングにたっぷりと浸かりました。
トレーニングも今日からメンバーが入れ替わりました。今季のトレーニングは19回目となるそうです。一回のトレーニングが3日間ですので実に57日間行っていることになります。7月からはバケーションシーズンとなり湖上も混み合うため、トレーニングは9月までお休みとなります。
さて、今日も青空が広がりました。ただ、昨日同様に北風が強くなる予報です。さっそくテイクオフと行きたいところですが、トレーニング初日は事前の講習も多くあるためそうもいきません。
今日の1本目は10時テイクオフ。静穏の湖上は、失速系のマニューバーにはうってつけです。自分の技術をチェックするうえでも最高のコンディションです。
ランディングをし、ほかのパイロットの演技を見学していると、湖の波が立ち始めました。なんとか8名全員フライトできましたが、これ以上の実技は無理との判断。クラスルームに戻ってビデオ解析、そして明日に備えての机上講習が行われました。明日は絶好のコンディションが予想されています。
予報では昼ごろから風が強くなりそうです。各自、課題を決めてさっそくテイクオフへ。今日も一番乗りです。西向きのテイクオフにも朝早くから風が入っていますので、やはり昼には強くなるのでしょうか・・・。私もふくめ、全員新しい課題や、グライダーを代えて最終日(私以外は)に臨みました。みんさん、非常にモチベーションが高く、盛り上がります。
やはり、ヘリコプターは奥が深い・・と今更ながら感じます。技をつなげていく「コネクション」にもチャレンジしました。複雑な動きになるほど、グライダーの動きを確実に理解する必要があります。動きが理解できると、不安も解消され実技に取り組むことができます。
今日はお昼過ぎ、私がフライトを終えたころから風が強くなりました。その後、トレーニングを行っているスクールもありますが、デビット氏はしばし風待ち。なにもなければ、飛べるのでしょうが・・・着水をしたら、そのときの救助は・・など考えるとやはり行える風ではありません。トレーニングでほとんど着水者を出さないデビット氏が決めることですので、誰もなにも言いません。周囲に流されないこの判断が、またみんなから信頼を得ているのだと思います。実技以外にも、参考になることが色々とあります。
レポート:教育事業部 岡田