ペイアウト式トーイングとはボートや車にウインチを搭載し、トーロープを送り出しながらパイロットを引き上げていく方法です。そのウインチオペレーターの検定会が開催されました。この春、規定が変更されてから初の開催となります。今回はボートに搭載されたウインチの操縦試験です。ウインチの操縦はもちろん操船、周囲警戒、パイロットへの指示と場合によってはいくつかのことをほぼ同時に行わなければなりません。それだけにウインチの操縦だけではなく、それらが総合的に管理できる能力が問われます。
試験はソロフライト、タンデムフライトの引き上げ、風の変化のあるなかでの引き上げ と行われました。実技が合格レベルであることが確認できたところで口頭試問。すべて十分合格レベルであることが確認できました。
この技能証は JPAの事業を推し進めていただくなかで、効力のあるものです。JPA会員のためにぜひ多くの笑顔を引き上げていただければと思います。
お疲れ様でした。
合格:横田 環(スカイテック)
2016年の更新研修会(インストラクター、リガー)はすべて無事終了しました。
今後の教育事業部のセミナー予定は以下の通りとなります。
6月9日、10日(木、金) レスキューレベル練習会
*国際山岳ガイドの多賀谷氏を招いて、ロープレスキューの基礎を学びます
*レスキューレベル2の更新対象となります
*主催:JMB立山パラグライダースクール
6月16日(木)レスキューレベル2更新研修会および認定検定会
*主催:伊豆フライトハウス
7月13日、14日(水、木)パラシュートリガー検定会
*受験ご希望の方は事前に10個のリパックをリガーのもとで行う必要があります
各詳細は開催要項でご確認ください。
今季最終となるパラシュートリガー更新研修会が行橋運動公園の研修センターで開催されました。今回は8名の方がご参加、いつも使う会場も狭く感じました。
さて、今回も今シーズン用に準備をしたパワーポイントで机上講習からスタート。クロスパラシュートに関して(スクエアではありません)、パラシュート関連のトラブル、インシデント、開傘シミュレーションの重要性に関して。2時間ほどの講習ののちに実技です。まずはクロスパラシュートの構造を理解すること。構造がわからなければ、パッキングの方法も決まりません。大切なのはマニュアル通りたたむことではなく、なぜそのようなマニュアルになっているのかを理解することです。一通り、実物を見ながら解説も加えたところで、パッキング開始です。途中、お昼もはさみ、2タイプのクロスパラシュート、1タイプのラウンドパラシュートのリパックを行いました。
終了したのは、会場をお借りしている時間ギリギリとなりましたが、予定の内容をすべて行うことができました。
みなさま、お疲れ様でした。
更新:
山本 雅史(タートルズ)
佐藤 哲也(ゲインインターナショナル)
山口博史(長崎フリーフライト)
河部 清治(トップアウト)
冨重薫(エアハート)
宮田歩(スカイテック)
飛来 尚美(SSA平尾台)
高木 弘志(JMB四国)
今季最終となるアシスタントインストラクター、インストラクター更新研修会が福岡県SSA平尾台で開催されました。あいにくの雨のためフライトはできませんでしたが、その分、有意義なディスカッションが行われました。今回の参加は9名、九州のメンバーに加えて本州からのご参加もありいつも以上に活発な意見が行き交いました。
さて今回のテーマは
-昨年の事故分析から、指導方法の見直し
-異常飛行の対処方法
-最新のパラグライダー構造のメリット、デメリット
午前中いっぱい、最新のパワーポイントを使用して講習をさせていただきました。お昼からは3月の事故対策会議、スクールミーティングで話し合われた内容をふまえて、みなさんでディスカッション。保険、技能証規定、スクール運営・・・輪になったテーブルでいろいろな意見がでて、今後のスクール活動に役立つ情報交換の場となりました。
セミナーを終えてSSA平尾台のクラブハウスへ移動。飛来校長からコーヒーをごちそうにながら、パラグライダーに関していろいろとお話し。インストラクター同士で話し合う貴重な一日となりました。
会場:西部公民館
協力:SSA平尾台、エアハートパラグライダースクール
更新:
山本 雅史(タートルズ)
佐藤 哲也(ゲインインターナショナル)
冨重薫(エアハート)
赤尾 浩太郎(エアハート)
飛来 尚美(SSA平尾台)
浦郷賢也(長崎フリーフライト)
河部 清治(トップアウト)
高木 弘志(JMB四国)
山口 博史(長崎フリーフライト) *敬称略
講師:岡田 直久(JPA教育事業部長)
連休最終日の今日、福岡県SSA平尾台にてパイロットセミナー開催に協力をさせていただきました。今日は飛べる!ということですこし早めに集合。テーマは今日のコンディションにぴったりの強風時のテイクオフ。30分ほど講義をさせていただいてテイクオフへ上がりました。すでに風が強めですが、飛べないこともありません。まずは、朝お話した内容をデモンストレーション。さすがに何台ものカメラに構えられるとヒューマンエラーが起きそうですが、入念にプレフライトチェックをしてテイクオフしました。テイクオフさえこなせば空中は飛んでいられそうなのでその後、パイロットのみんさんも続けてテイクオフ。ただ、途中から風速アップ。富重インストラクターから下山のコールがかかりました。
お昼前にクラブハウスに再集合。まずはテイクオフをビデオ解析。そして、今回のセミナーのテーマをひとつづつ掘り下げていきました。SSAのみなさん、フライトにはいつも非常に前向きで、講師の私もいつも気持ちよくお話をさせていただいています。今回は異常飛行の対応、昨今のグライダー構造の違いによる注意点、ランディングアプローチ・・・。少しでも今後のフライトにお役立ていただければと思います。その後はグランドハンドリング、夕方はパイロットのみでしたが再入山して、フライト。・・・今回のセミナーは終了となりました。
今回も講師に呼んでいただき、ありがとうございました。充実した1日となりました!
主催:SSA平尾台、エアハートパラグライダースクール
協力:日本パラグライダー協会
講師:岡田直久