Dr.小野寺パラグライダー航空力学セミナー 〆切は2/10です。

■Dr.小野寺 パラグライダー航空力学セミナー締め切りまもなく
http://jpa-pg.jp/11event/2016ken/seminar/seminar-16yoko0225.html

2/25,26にパラグライダー航空力学の第一人者・小野寺会長によるセミナーが開催されます。
会場の都合もあり、締め切りは2/10(水)となっております。参加ご希望の方は期日までにお申し込みくださいますよう、お願いします。

(お申し込み方法)
スクールごと、参加人数、参加される方のお名前、連絡先電話番号をメールにてお知らせください。

Eメール:office@jpa-pg.jp

JPA教育事業部


日本登山医学会 ファーストエイド講習会 レポートその3

となみ野パラグライダースクールの北さんよりレポートをいただきました。北さんは一般のパラグライダーパイロットでありながら、レスキューレベルの意識が非常に高い方です。昨年の立山でのレスキューレベル練習会でもリーダーシップを発揮していただきました。


日本登山医学会認定・山岳ファーストエイド講習会が開催されました。

自分は傷病者への応急処置についてあやふやな知識でしか無かったのといざという時の対処方を学んでおく事がたいへん重要であると思い参加してきました。

基礎となる初期評価と手順(3S-ABCDE)を学び反復練習、シナリオトレーニング(実践に近い状況)を数多く行いました。

ここで得た知識と技術は自分自身の大事なスキルとし維持していき、必要とされる場面に遭遇した場合でもうろたえないように日頃から意識していこうと思います。



日本登山医学会 ファーストエイド講習会 レポートその2

レポート:JMB立山 関沢インストラクター 

 これまでJPAレスキューレベル3更新検定会は、山中での要救助者搬送、岩場引き上げ、チロリアンブリッジの構築等、山岳ロープレスキュー技術の体得を目指し、冬の厳しい環境下での講習会(宇都宮エリアのご協力で)を実施してきました。ロープレスキュー技術については毎年繰り返し行い、経験を積み重ねる事が重要となります。
 また、実際の事故では外傷は勿論、昨今の高齢化に伴う心臓疾患や高血圧、そして山岳での低体温症など、応急処置との連動が求められます。

 今回、我々は応急措置に目を向け、「日本登山医学会・山岳ファーストエイド講習会」に参加する事と決定致しました。参加者を募ったところ5名のレベル3所持者の賛同を得て、講習会当日を迎えました。
 講習会では、山岳遭難に際し、医師の指導によるファーストエイド手順と評価(SSS+ABCDE・Safety Scene Spine Airway Breathing Circulation Disability Exposure)を学びました。
 まずは概論、SSS+ABCDEについて、外傷、低体温症・・等の講義を踏まえ、登山行程(平地とは異なる環境下)でのファーストエイド実践(シナリオトレーニング)が、3日間に渡り、出来る限り数多く行われました。
 参加者は静岡県警山岳救助隊、航空自衛隊員、防災航空隊員、山岳ガイド、看護師、他。そして講師陣は大城先生他、山岳診療などに携わる山好きな医師。富山県警察山岳警備隊員のサポートもあり、真に充実した講習会でした。

 大城先生は「山岳ファーストエイドを学ぶ事により、皆さん自身の安全意識を高めてもらう。同時にこれは全ての登山者にとって必要なスキルで、広く認知、理解されることにより遭難事故防止につながる。それが目標。」と締めくくられました。JPAに於いても同様と感じます。
 レスキューレベル講習会の継続開催と同時に、エリアにおけるファーストエイド関連講習、啓蒙活動が、パイロット事故防止意識の向上へ繋がる事と思います。

レベル3更新
   上野 陸(エアハート)
   大澤 行英(バーズパラグライダースクール)
   北 謙太郎(となみのパラグライダースクール)
   岡田 直久
   関沢 孝之











日本登山医学会ファーストエイド講習会レポート その1

 今年のレスキューレベル3更新の対象として日本登山医学会のファーストエイド講習会に、JPAから5名参加してまいりました。内容はもちろんの素晴らしさ、そして私たちがいつものフィールドから外に出て講習会に参加したことは大変意義深いものでした。

講習会のレポート、参加されたみなさまのレポートの随時掲載してまいります。

レポート1:バーズパラグライダースクール 大澤 行英インストラクター

 レスキューレベル3の更新のために日本登山医学会のファーストエイド講習会に参加しました。その内容は傷病者が発生した時に役に立つものばかりでした。
 医学的根拠も付け加えて説明されるため、優先しなければないことがわかりやすかったです。
 事故を防ぐための取り組みも必要ですが、それと同時に発生した時にどのようことが起こりどういう処置をしていかなければならないかということを深く考える機会になりました。レベル3の搬送方法にプラスしてこのファーストエイドを学べたことがとても有意義です。

 講師の大城先生は国内の登山の実情では登山中に事故が起こって当然のような装備や持病・無理な計画などでの事故発生件数が多い、また、山でも市街地と同じようにすぐに充実した救助が来ると安易に思っている登山者が多いと嘆いておられていました。今回のセミナーの参加者の割合はJPAのほかに医療従事者、救急、消防、警察、登山ガイドなどの方が救助側の関係者が大半でしたが、中には普通の登山愛好家の方もおられました。大城さんが訴えておられたことで印象に残ったことは、このようなファーストエイドは登山者全員が知っていてトレーニングや備えをすることで、事故の予防にもつながるということでした。パラグライダーにも同じことが言えると思います。今回得た知識はエリア管理やスクーリングにも役立てると同時に、普通のパイロットの皆さんにも訴えていきたいと思います。



レスキューレベル3更新研修会 1/28(木) 国立登山研修所

明日から3日間、富山県立山の国立登山研修所で、レスキューレベル3更新研修会が開催されます。今回は日本登山医学会主催のファーストエイド講習会に参加し、それを更新の対象としました。非常に人気の高い講習会のため、なかなか受講ができないようですが、今回は、私たちの意図にご賛同いただき、快く希望者全員を受け入れていただくことができました。
例年より少ないというものの、立山は雪山には違いありません。このような環境でどのような応急処置ができるのか、学ぶことは多くありそうです。

すでに研修所には山岳ガイド、防災航空隊・・・と参加されるみなさんが集まりはじめています。今回はJPAで講師をしている面々も全員受講者、写真などはあまり撮る時間はなさそうですが、3日間実りあるものにしていきたいと思います。