アシスタントインストラクター検定会 3/4(金) 茨城県エアパークCOO

 検定会を受験するには、なぜその技能証が必要なのか明確な理由が必要です。指導者の技能証は、合格すればカードとともに責任を受け取ることになります。もちろん、JPAでは色々とバックアップしていきます。
 さて、今回は3名の方が受験。予定通り朝7時半から検定開始です。指導者としての知識、技術を学科試験、講習実技、パラグライダーレスキュー・・・と様々な角度から試されます。すべて終了したのは17時。今回も10時間ほどの検定会となりました。

 結果は後日、所属スクールに通達されます。お疲れ様でした。

エアパークCOOのみなさま、3日間ご協力ありがとうございました。


アシスタントインストラクター養成研修会 3/2-3 茨城県エアパークCOO

 今季もアシスタントインストラクター養成研修会が茨城県エアパークCOOで開催されました。今回の参加者は2名。なかなかこの業界の門をたたく方はいませんが、お二人は同一スクールからのお申込です。まだまだ元気なスクールもあり、うれしい限りです。これからインストラクターを目指すみなさんはJPAの財産でもあります。
 今回は初日に、
  -JPAの組織とは
  -フライトテクニック「テイクオフ」「アプローチとランディング」
  -ワークブック「航空力学」「法規」「フライト機材」
  -保険
全七科目を朝の7時半から11時間かけて講習。
 
 2日目は、
  -フライトテクニック「アクティブ操作」「降下手段」「異常飛行」
  -パラシュート
  -パラグライダーレスキュー
  -模擬試験
全6科目を朝7時半から10時間かけて講習しました。

お疲れ様でした。指導者として覚えるべき項目はこれでもすべてではありませんが、勉強、練習の大切さはご理解いただけたのではないかと思います。

明日は引き続き、アシスタントインストラクター検定会。今年は3名の方が受験されます。頑張りましょう!

講師:岡田 直久(JPA教育事業部長)



Dr.小野寺 パラグライダー航空力学セミナー 2/25-26 朝霧野外活動センター

 現在の教育システムの基礎はドイツのクラウス氏によって作られました。そのクラウス氏によって行われた研修会と同じ会場でDr.小野寺セミナーが開催されました。小野寺さんといえば、実機のパイロット、世界選手権日本代表、ワールドカップ転戦、グライダーの設計と・・・間違いなく理論、技術とも日本有数のパイロットです。特にパラグライダーの航空力学的な解析ではNo.1であることに間違いありません。
 今回は全国からインストラクター、タンデムパイロット、スクール関係者のみなさんが集まり有意義なセミナーが行われました。

 今回のテーマ、小野寺さんは直前で変更されたようで、難しい計算式を使うことなく、現場ですぐに使える、印象に残る内容で展開されました。冒頭のあいさつを終え、本題となると、目から鱗な内容が次から次へ・・・。やはり参加してよかった、という思いを持ちながらみなさんノートにペンを走らせました。
 特に初日行われたシャークノーズ、ナイロンロッド、リフレックス、そして2日目に行われたコラップス、クラバットに関する内容にはみなさん納得することしきり。
 2日間という短い時間でしたが、参加されたみなさんは明日からの週末、また違った視点でパラグライダーを指導できるのではないでしょうか。ご参加ありがとうございました。
 これからも数々の専門的なセミナー、研修会を行っていきます。プロとしてパラグライダーを追求していければと思います。

参加(敬称略):
植村克政(JMB富士見パノラマ)
野呂 誠(JMB富士見パノラマ)
小林 豊治(エアロクルーズ)
野村 瑞紀(今井浜)
竹村 治雄(ジャムスポーツ)
大澤 真里(バーズ)
上野 陸(エアハート)
松原 彪(スカイ獅子吼)
岩瀬敬子(スカイトライ)
鈴木孝世(マップス)
高木 望(バーズ)
森 永年(VAN)
森 啓太(VAN)
植木 享(トントンとんび)
水間 竜也(エアパークCOO)
佐藤 良太(エアパークCOO)
辻 強(エアパークCOO)
三浦 新二(KPS那須高原)
扇澤 郁(アエロタクト)
工藤 多鶴子(寒風山)
前堀 善斗(スカイブルー八方尾根)
岩崎 幸教(エアパークCOO)



バーズ主催 レスキューレベル2認定検定会、更新研修会 2/17(水)

2016年2月17日(水)検定当日
すっきりと晴れて気持ちのいい朝でした。まさかこのいい天気が最悪のコンディションになろうとはこの時は誰も思っていなかったとことでしょう
しかし、教育事業部の岡田さんからの最近の事故例やレスキュー事情の話を聞いて身を引き締めて救助の心構えを再確認してスタートとなりました。

今回の受験者はジャムスポーツインストラクター 堀さん、バンスカイスポーツインストラクターの森啓太さんバーズパラグライダースクールパイロットの芦田さんの3人。3人1チームでまずは三郎が岳中腹の要救助者の場所を特定し、そして適当なルートを地図上で検討し捜索スタートです。元気よく山を登り、20分ほどで到着。木に引っかかっていたのは要救助者に見立てたダミーですが、人と同じように安全に助け出さねばなりません。
インストラクターの経験が長い堀さんはさすがで、適切な方法で一番早く救助完了されました。いささかトラブルもありましたが全員課題はクリア。

しかし、新たにツリーランが発生したという想定で次の要救助者が待つ場所が発表されます。日々のフライトでも1日に何件もツリーランが発生することは十分考えられます。救助を終えたばかりですが、息を整え、緊張感をもって、各自がけがをしないように慎重なルート選びで次の現場へと向かいます。

山登りの途中、林の中でよくわかりませんが雪がちらついています。テイクオフの開けた場所に行くと雪の降り方がはっきりわかりました。これがもし実際のツリーラン発生だったら、低体温症などの重い事態まで想定して急いで救助に向かわねばなりません。

着いた現場には高い木と木の間に宙吊り状態の要救助者が雪をかぶっていました。
早速救出するためのシステム作りから救助を行っていただきました。
2件目のツリーラン。そして、標高差約500mを担ぎ上げてからの救助では体力の限界を迎えています。雪もしっかりと降り寒さがより体力を奪います。しかし、最後の力を振り絞り堀さんと芦田さんはレベル2の技量を持ち合わせていると判断し合格となりました。

森啓太さんには、今回の研修会を経験したことを生かして日々練習し、早くレベル2のライセンスを取得していただきたいと思います。

みなさん、救出達成おめでとうございます。エリアの安全を守る縁の下の力持ちとなってご活躍されることを期待しております。

会場:パラパーク京都

検定員:大澤 行英(バーズパラグライダースクール)
アドバイザー:岡田直久(教育事業部)
協力: 森 永年(バンスカイスポーツ)・高木望(バーズパラグライダースクール)・大澤真里(バーズパラグライダースクール)

レスキューレベル2認定:
   堀幸雄(ジャムスポーツ)
芦田智昭(バーズパラグライダースクール)

研修会参加
森 啓太(VANスカイスポーツ)


レスキューレベル2の認定会、更新会はレスキューレベル3所持者であれば、JPAに申請していただければ開催できます。バーズの大澤インストラクターは積極的にトレーニングを行い、検定会を開催していらっしゃいます。
レスキューレベルのシステムは、万が一レスキューに行った際に、救助者が困らない、そして救助者を守るために始まりました。そのための認定証です。


レベル2合格の芦田 智昭さん(バーズパラグライダースクール)


パラシュートリガー更新研修会 2/16(火) 京都

 2年で更新のパラシュートリガーですが、そもそもなぜ継続的に教育を受けないといけないか?という話から始まりました。最近の事故例や様々なエリアの現状からみてJPAの教育システムの重要性を再認識しました。
午前中の講義では、ラウンドタイプ・ロガロタイプ・クロスタイプのパラシュートの特徴とコンストラクション、事故例から基づく開傘シミュレーションの方法を学びました。
今回の実技ではクロスタイプのパラシュートをたたみました。最初にパラシュートを広げてみてどのような構造になっているか見て、みなさん、それぞれ紙に書き出します。なかには実際にメジャーで長さを計る方もいました。マニュアル通りにたたむだけなら簡単ですが、構造を理解し、マニュアルを作るつもりでパックをしました。最初は、初めて見るクロスタイプに戸惑いがありましたが、時間がたつにつれ、さすがみなさん10年の経験がモノを言います。見事、パックできました。
最後、使った道具の確認ではちょっとしたハプニングがありましたが、使った道具の確認も改めて大切なことだと考えさせられました。
 とても有意義な時間をすごさせていただきました。ありがとうございました。


更新:大澤行英(バースパラグライダースクール)
   大澤真里(バースパラグライダースクール)
   小林豊治(エアロクルーズパラグライダースクール)
   森永年(VANパラグライダースクール)

講師:只野正一郎