検定会を受験するには、なぜその技能証が必要なのか明確な理由が必要です。指導者の技能証は、合格すればカードとともに責任を受け取ることになります。もちろん、JPAでは色々とバックアップしていきます。
さて、今回は3名の方が受験。予定通り朝7時半から検定開始です。指導者としての知識、技術を学科試験、講習実技、パラグライダーレスキュー・・・と様々な角度から試されます。すべて終了したのは17時。今回も10時間ほどの検定会となりました。
結果は後日、所属スクールに通達されます。お疲れ様でした。
エアパークCOOのみなさま、3日間ご協力ありがとうございました。
今季もアシスタントインストラクター養成研修会が茨城県エアパークCOOで開催されました。今回の参加者は2名。なかなかこの業界の門をたたく方はいませんが、お二人は同一スクールからのお申込です。まだまだ元気なスクールもあり、うれしい限りです。これからインストラクターを目指すみなさんはJPAの財産でもあります。
今回は初日に、
-JPAの組織とは
-フライトテクニック「テイクオフ」「アプローチとランディング」
-ワークブック「航空力学」「法規」「フライト機材」
-保険
全七科目を朝の7時半から11時間かけて講習。
2日目は、
-フライトテクニック「アクティブ操作」「降下手段」「異常飛行」
-パラシュート
-パラグライダーレスキュー
-模擬試験
全6科目を朝7時半から10時間かけて講習しました。
お疲れ様でした。指導者として覚えるべき項目はこれでもすべてではありませんが、勉強、練習の大切さはご理解いただけたのではないかと思います。
明日は引き続き、アシスタントインストラクター検定会。今年は3名の方が受験されます。頑張りましょう!
講師:岡田 直久(JPA教育事業部長)
現在の教育システムの基礎はドイツのクラウス氏によって作られました。そのクラウス氏によって行われた研修会と同じ会場でDr.小野寺セミナーが開催されました。小野寺さんといえば、実機のパイロット、世界選手権日本代表、ワールドカップ転戦、グライダーの設計と・・・間違いなく理論、技術とも日本有数のパイロットです。特にパラグライダーの航空力学的な解析ではNo.1であることに間違いありません。
今回は全国からインストラクター、タンデムパイロット、スクール関係者のみなさんが集まり有意義なセミナーが行われました。
今回のテーマ、小野寺さんは直前で変更されたようで、難しい計算式を使うことなく、現場ですぐに使える、印象に残る内容で展開されました。冒頭のあいさつを終え、本題となると、目から鱗な内容が次から次へ・・・。やはり参加してよかった、という思いを持ちながらみなさんノートにペンを走らせました。
特に初日行われたシャークノーズ、ナイロンロッド、リフレックス、そして2日目に行われたコラップス、クラバットに関する内容にはみなさん納得することしきり。
2日間という短い時間でしたが、参加されたみなさんは明日からの週末、また違った視点でパラグライダーを指導できるのではないでしょうか。ご参加ありがとうございました。
これからも数々の専門的なセミナー、研修会を行っていきます。プロとしてパラグライダーを追求していければと思います。
参加(敬称略):
植村克政(JMB富士見パノラマ)
野呂 誠(JMB富士見パノラマ)
小林 豊治(エアロクルーズ)
野村 瑞紀(今井浜)
竹村 治雄(ジャムスポーツ)
大澤 真里(バーズ)
上野 陸(エアハート)
松原 彪(スカイ獅子吼)
岩瀬敬子(スカイトライ)
鈴木孝世(マップス)
高木 望(バーズ)
森 永年(VAN)
森 啓太(VAN)
植木 享(トントンとんび)
水間 竜也(エアパークCOO)
佐藤 良太(エアパークCOO)
辻 強(エアパークCOO)
三浦 新二(KPS那須高原)
扇澤 郁(アエロタクト)
工藤 多鶴子(寒風山)
前堀 善斗(スカイブルー八方尾根)
岩崎 幸教(エアパークCOO)
2年で更新のパラシュートリガーですが、そもそもなぜ継続的に教育を受けないといけないか?という話から始まりました。最近の事故例や様々なエリアの現状からみてJPAの教育システムの重要性を再認識しました。
午前中の講義では、ラウンドタイプ・ロガロタイプ・クロスタイプのパラシュートの特徴とコンストラクション、事故例から基づく開傘シミュレーションの方法を学びました。
今回の実技ではクロスタイプのパラシュートをたたみました。最初にパラシュートを広げてみてどのような構造になっているか見て、みなさん、それぞれ紙に書き出します。なかには実際にメジャーで長さを計る方もいました。マニュアル通りにたたむだけなら簡単ですが、構造を理解し、マニュアルを作るつもりでパックをしました。最初は、初めて見るクロスタイプに戸惑いがありましたが、時間がたつにつれ、さすがみなさん10年の経験がモノを言います。見事、パックできました。
最後、使った道具の確認ではちょっとしたハプニングがありましたが、使った道具の確認も改めて大切なことだと考えさせられました。
とても有意義な時間をすごさせていただきました。ありがとうございました。
更新:大澤行英(バースパラグライダースクール)
大澤真里(バースパラグライダースクール)
小林豊治(エアロクルーズパラグライダースクール)
森永年(VANパラグライダースクール)
講師:只野正一郎