SIVトレーニングwith Mr.David 6/28(日)

最終日を迎えました。今日はせっかくなので新しいトリックにチャレンジです。ビデオで何度見てもわかりにくい演技も、デビットの説明で明快になります。デビットの誘導があるにしても、自分のイメージがクリアにならない限り、演技はうまくいきません。アクロの3要素、「軌道、タイミング、エネルギー」が明快になったところでテイクオフへ出発です。
西向きの斜面ということもあり、朝早くは追い風ですが、トレーニングのメンバーは躊躇せずテイクオフしていきます。今日は一部で午後から風が強くなる予報がありましたが、そのようなサインも見て取れず、問題なくフライトは進みます。ただ、日曜日ということもありお昼前にはアネシー湖は、パイロットのみならずすごい人です。車、人ともすこしの隙間もありません。やや、集中力を欠きますが、湖上に出ればそんな感覚もなくなり、演技に集中です。
さて、そんなこんなで私は特別に早いペースで飛ばしてもらい、計6本。最終日のフライトを終えました。
すべてを終えて、デビットとディスカッション。様々な有意義な情報交換をし、今回のトレーニングを終えました。最新情報は9月のJPA主催のセーフティートレーニング、そして今後行なわれる様々なセミナーでフィードバックさせていただきます。明日はドイツへ移動です。





SIVトレーニングwith Mr.David 6/27(土)

今日も爽やかな朝を迎えました。7時半から教室では、みなさんエスプレッソを飲みながら今日の課題を決めていきます。全員アクロ希望のため、そのエントリーとしてフルストール、ウイングオーバーは必須となります。もちろん、リアクションとして「テンポ」も覚えなければなりません。デビットのトレーニングは決して無理をせず1つずつステップbyステップです。本人が理解をしていない限り次に進むことはありません。これらの基礎技術をできるにようになったら、SAT、アシメトリックスパイラル、ディープストールといった課題に進むことができます。
参加者のなかにはインフィニティータンブリングをマスターすべく来ている方もいます。どのような課程を踏んでこの課題にトライしているのか聞くことも非常に参考になります。すべての過激に思える演技も、デビットはすべて理路整然と説明をしてくれます。これが参加者にとっては非常に安心感となります。
夕方までにたっぷり飛んで、ビデオ解析。そのような意味もあってこのビデオ解析は非常に価値のあるものになります。
さあ、あすは最終日です。7時半開始です。





SIVトレーニングwith Mr.David 6/26(金)

今日から3日間のメンバーはアクロバット嗜好なパイロットが多いようです。デビットがどのようにアクロバットを指導するのか興味の湧くところです。すでにみなさんSIVの経験はあるそうですが、アクログライダーで行なうのは初めてのようです。ひとえにアクロと言っても、そのトリックはいくつかに分類されます。ヘリコプターが基礎となるもの、SATが基礎となるもの、そしてそれらにウイングオーバーの要素を組み合わせたもの・・アクロバットを覚えるにはまずはその基礎となる技術を覚える必要があります。その中からアクロバットのフィーリングを身につけ、次なるトリックへとつなげていきます。

さて、今日もアネシーは最高の天気です!7時からの机上講習を9時過ぎに終え、テイクオフへ向かいました。朝のフライトではあまり高さが取れないため、1つのマニュバーを集中して行ないます。午後になるとテイクオフ前のサーマルで高度を獲得しながら湖上に出ることができ、何回もマニューバーにチャレンジできます。今日は好コンディションのなか、夕方までフライト。
その後のビデオ解析では、様々なアクログライダーの基礎トレーニングを見ることができ、いつものSIVとは少し違って新鮮でした。いつもと同じように明日のテーマを決め、解散となりました。このテーマが明日へのモチベーションとなります。明日も7時半スタートです。




SIVトレーニングwith Mr.David 6/24(水)

昨日は不安定な天気に翻弄されましたが、今日は朝から快晴。7時半には教室に集合しました。各自の今日の目的をミーティングで決め、さっそくテイクオフへ。デビットは湖畔からボートに乗ってランディングに移動です。

西向きのエリアはまだ追い風ですが、すでに各スクールのSIVコースのメンバーが集合し、次から次へとアネシー湖へ飛び立ちます。今回の目的1つは上級機の指導方法。すでに昨年も学んで、日本でフィードバックをしていますが、1年経つとさらに新しいアイデアが組み込まれています。

さらに日本では馴染みのあまりないアクロバットの指導方法はどうなっているのかも興味深いところです。複雑なトリックも解析の基礎は「ピッチの3要素」。ここへの理解がこの10年で深まったことは上級者講習に非常に役立っています。

さて、今日は朝から5本のフライト。午前中はあまり高度が取れませんでしたが、その分本数勝負!16時ごろまで良いトレーニングが行なえました。終了後は教室でビデオ解析。最近のビデオは性能もよく、パイロットの動きまではっきりと見てとれます。ビデオで理解を深め、次のフライトのテーマが決まったところで今日のトレーニングは終了。実に13時間、デビット先生はいつも「熱い!」です。




SIVトレーニングwith Mr.David 6/23(火)

 今日からJPA教育事業部のヨーロッパ研修が始まりました。今週はフランス・アネシーでSIVトレーニングを開催しているデビット氏のもとを訪問です。現在のJPAの上級者トレーニングの礎ともなっているデビット氏のトレーニングは年々進化を遂げているので今回も楽しみです。
 湖畔の新しい教室は雑音もなく、講義に集中できるすばらしい環境となっていました。さて、講義はいつもなら7時に開始ですが、午前中いっぱい雨が降ったり止んだりするようでゆっくりのスタートです。講義は、常に機材の変化に応じてリフレッシュされる動画を中心に行なわれます。雲行きを気にしながら講義を行なっていると、お昼前には雨もやみ、フライトできそうなコンディションとなりました。さっそく、救命胴衣などを受け取りモンマンのテイクオフに移動です。
 今年からデビットは救助艇に乗って指導にあたっています。全員のフライトが終わると陸に上がりフィードバックと、スタイルも一新です。今日のコンデイションは不安定な大気に翻弄されましたがなんとか2本フライト。昨年の指導内容と大きくは変わりませんが、キーワードとなる言葉であったり、ちょっとしたところに変化があります。フライトを終えると、再び教室に戻ってフィードバック。初日から収穫の多い一日となりました。