2011アシスタントインストラクター、インストラクター検定会・富山県立山 9/6(火曜日)

レポート:前堀 善斗


今年も富山県立山エリアでアシスタントインストラクター・インストラクター検定会が今日から開始です。朝まで雨が残り足元のコンディションは少し濡れている状態ですが、フライトに問題はありませんので実技検定を中心に行いました。

8時前にはクラブハウスに集合し、ゴンドラが動き出す8時半までの間に扇澤氏よりJPA教本の制作への経緯や意義についてお話していただき、8時半にはゴンドラ乗車です。

1本目、穏やかな中で高度のとれる展望台横テイクオフからのフライト予定でしたが、低くわいてきた雲に阻まれ視界が確保できるまでには時間がかかりそうだったので、少し低い極楽坂テイクオフに急きょ移動して行われました。高度差が低くなったので1本で全ての実技演目を行うことは難しく、全員2本でのフライト実技となりました。

一つ一つの演技をこなすだけではなく、下で見ている人の見やすさ、各演技のスムーズなつなぎなども考慮し、自分なりに構成を考えなければいけません。

2本目の時間帯にはサーマルコンディションとなってしまい、少し難しい中でしたが全員が全ての検定科目を行うことができました。

フライト実技が終了した後はグランドスラロームです。サーマルブローが混ざる時間帯もありましたがおおむね良好な風の中、順調に検定を行うことができました。グランドスラロームでは旋回を表現し、生徒に伝えることができなければいけません。事前にしっかりと空中での旋回のイメージを作りそれを地上で表現するために行わなければ、ただ単にパイロンを通過するだけになってしまいます。

昼食を挟み、午後は扇澤氏より実技のビデオ解析を行いながら実際に生徒に対し講習を行う際のポイントや考え方についてのアドバイスを受けます。検定に合格すればすぐに現場での指導にあたることになるわけですので検定科目以外にも多くのことを身につけていただきます。

涼しくなった夕方には第1次学科試験。240問という問題数を30分で解答します。その後、最近の事故の傾向と対策などについてディスカッションをし、インストラクターを目指す者としての意識を高めていきます。

天候にも恵まれ、スムーズな検定初日となりました。残すところ4科目。明日はパラグライダーレスキューの検定からスタートです。

*写真は後日掲載


2011アシスタントインストラクター、インストラクター検定会・富山県立山

9月5日(月)


立山山麓は朝から雨。事前の実技練習を行える状況とはなりませんでした。受験者のみなさんはお昼過ぎには到着。各々、自習となりました。夕方にはミーティングをし明日以降の予定を説明。合格点を出すことはもちろん重要ですが、それ以上に各スクールで信頼される指導者になるためにどうするか、そんな姿勢や心構えを学んでいってもらえればと思います。


明日は8時から開始です。


養成研修会 エアパークCOO

8月31日(水)
若手パイロットの志願ということもあり急きょ開催となりましたが、このフットワークの軽さがJPAの良さでもあります。マンツーマンであってもJPAのスタイルが崩れることはありません。フライト経験豊富なパイロットということもあり、インストラクターに必要な部分に特化し今日一日講習を行いました。保険、事故、ヒューマンエラーに多くの時間を使い講習を行い、夕方にはパラグライダーレスキューの実技、最後にはパラシュートの講習を行い、予定の内容を終了しました。台風12号の動向が気になりますが、明日もエアパークCOO(茨城県)の会場をお借りし一日研修を行います。


9月1日(木)
台風12号の影響で朝から不安定な空模様。外での実技はなく、室内で「パラグライダー教育学」に関する講習からスタートです。非常に概念的な内容ですが、実際の現場での指導に置き換えどうすべきか、ということを学びました。「楽しく、上手に、効果的に、安全に」ということが理想ですが、それを実現するために指導者の役割は重要です。教育学の講習で半日を経過。すぐに残りのタスク、「ワークブック」について。体系立てられた学科カリキュラムはJPAの各スクールですでに実践されています。どれだけの内容を語ることができるかは講師の知識次第です。実際の講習方法を交えながら、法規、気象、力学、機材について学びました。最後に「フライトテクニック」。自分で実技を表現できるということはもちろんですが、効果的に講習を行えるかどうかということがインストラクターに求められる資質です。



2日間かけてすべての講習を無事終了。来週の検定会に備えることができました。いよいよ来週は本番です。


セーフティートレーニング開催決定

セーフティートレーニング開催決定
今季も10月に京都府舞鶴市神崎を会場にセーフティートレーニングを行います。

近年、2ライナー、3ライナー、軽量モデル、アクロ機、フリースタイル機とグラ
イダー の変化には著しいものがあります。
機材が変化する以上、正しい知識、技術を改めて身につける必要があります。今
年は特にそのことを強く感じています。
乗るパイロットをもちろんのこと、販売、指導をするインストラクターにとって
は必須です。
これは最近の事故を見れば明らかです。

4年前に日本でトレーニングを開催したデビット氏の講習も機材の変化とともに
進化を遂げています。

全2回、定員各20名と限られた募集人数ですが、各スクールのインストラクター、
パイロットの皆様にご参加いただき最新グライダーを乗るための正しい知識、技
術を身につけていただければと思います。

開催要項:
http://www.jpa-pg.jp/11event/2011ken/1015kanzaki/yoko/safety_11yoko.pdf

申し込み方法:9 月8 日(木)、WEB オンライン申し込み開始

2010年の模様です
http://www.jpa-pg.jp/11event/2010ken/1017kanzaki/report/index.html


セーフティートレーニング2011

たくさんのお問合わせをいただいいるJPAセーフティートレーニングですが、現在申込みフォームなどの準備中です。9月早々には告知ができるかと思いますのでもう少々お待ちください。

今年も週末、平日各1回づつの開催予定です。定員も限りがありますが、ご了承ください。