ツリーランディング回収
JPAではパラグライダーレスキューのシステムを導入して以来、大変大きな成果を上げています。先日もスクールの異なる2名のレスキューレベル所持者がツリーランディングの救助にあたりました。まずは現場を見てどのような救助をするか決めるわけですが、同じ教育を受けていますので、お互い「同じ言葉」で会話ができるのでその意思決定が非常にスムースに行えます。これは大変重要なことです。また、救助中も間違いを起こすこととなるような言葉は使用しません。たとえば、「ビレー取って」という言葉を聞いた場合、人によっては「ビレーをセットする」また「ビレーを外す」と解釈します。ひとつの言葉でまったく真逆な意味をなすことがあり、安易にそのような言葉を使うことは危険です。
いくら救助できる人が何人いても、コミュニケーションができなければ現場では機能しません。そのために、レスキューレベル認定証は定期的に更新会に参加する必要があるわけです。そこでは技術、知識を身につけることはもちろんですが、お互いが関わり合い研修を行うことでコミュニケーション能力を磨きます。