日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

ひやっとノートフォーム

テイクオフ時のコラップス

: 早朝
: 33歳
: 女
: パイロット
: 快晴
: 1m
: 穏やか
: サーマルコンディション時のテイクオフで、抑えているブレークを勢いよく開放してしまい、浮いたと同時に前がつぶれて、旋回に入りそうな感じで地面と激突。
ハーネスの横からぶつかったので、体に怪我はなし。
: 1.ブレークのテンションを感じていない
2.慣れていないパイロットがサーマルコンディションで飛ぶべきではない。

解決方法
インストラクターが、フライトコンディション及びパイロットコンディションを理解しなければならない。パイロット=すべてできると過信してしまうのは良くない。
サーマルコンディションでは、久しぶりの人は立ち上げから入り、慣れてから飛んだ方が良いと思う。


2006/12/31

ファイナルレグでのピッチアップ

: 14:00
: 45歳
: 男
: プライマリー
: 快晴
: 1m
: 穏やか
: ランディングアプローチで、ファイナルストレートに入ってから、少し強い風を受けてピッチアップ。地面も近く焦ったようで、その時ブレークコードをホールド又は少し引いてしまった。その後大きめなピッチアップとなり、やや大きめなサーチ、アクセレーションに入ってすぐに地面に激突した。
本人は無傷であったが、骨折などケガがあってもおかしくない状況でした。
: 普段からピッチングの練習はしっかり行っている為、頭では理解している動きだったが、グライダーの挙動に対しての反応が、まだ体で覚えられていないようでした。
もうひとつ考えられるのは、安定した状態でのフライトだった為、予期せぬ動きで高度も低かったから、焦って力が入ってしまった可能性もある。
本人談から総合すると、こっちの方が有力。


2006/12/29