日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

ひやっとノートフォーム

ツリラン回収時のミス

発生時間 : 13:00~
年齢 : 56
性別 : 男
経験年数 : 15
パイロットレベル :
年間フライト日数 : 1日
天候 : 快晴
風速 : 1m
状況 : 穏やか
内容 : ツリーランからの回収ですべて終了し、助けに行った本人がエイトカンとクライミング用ハーネスのからビナを付け忘れてロープを握り2mから飛び降りるような形になった。怪我無し。

元職業自衛官のレンジャーで安心して見ていたのが悪かったと反省。(2m地点で私の監視をしていました。)
このときも2mから上は私が登り(約25m)回収していた。


2010/08/31

空中接触

発生時間 : 14:00~
年齢 : 54
性別 : 男
経験年数 : 10
パイロットレベル : パイロット
年間フライト日数 : ~40日
天候 : 快晴
風速 : 3m
状況 : 穏やか
内容 : リッチソアリング中に空中接触二人絡んで外れなくなり レスキュー解散杉の木にツリーラン 怪我なし。

考えられる要因 : ビジターさんが下方を飛んでる須藤さんのキャノピーに包まれるように絡んでしまった。ことから他機警戒の確認判断ミスと思います。

本人は、3時間近く飛んでおり集中力がなくなっていた・・・・と言っていました。


2010/08/22

ヘリコプターが送電線の点検に

発生時間 : 11:00~
年齢 : 43
性別 : 男
経験年数 : 17
パイロットレベル : エキスパート
年間フライト日数 : ~100日
天候 : 晴れ
天候その他 : 雲底低め
風速 : 3m
状況 : 穏やか
内容 : 11時過ぎにテイクオフし、ゲインも出来なかった為にランディングに向かおうとしていた所、テイクオフ~ランディング間を横切る送電線の点検にヘリコプターが横切っていきました。
今回も確認が早かった為、特にニアミスする事も有りませんでしたが、あまりウェイティング出来る状況ではなく、ヘリコプター通過後暫くしてその空域を横切りました。
空域が荒れている事を覚悟していましたが、特に酷い事は無く無事にランディングに辿り着けました。
因みに、私たちが通過後にヘリコプターがまた戻っていきました。
考えられる要因 : 前回同様、連休中に送電線の点検又は山岳の崩落の点検を行うとは思っていなかった為の油断でした。
前々日までの大雨の為に、予定外の点検を行っている模様でした。


2010/07/18

ヘリコプターがランディング周辺に・・・

発生時間 : 11:00~
年齢 : 43
性別 : 男
経験年数 : 17
パイロットレベル : エキスパート
年間フライト日数 : ~100日
天候 : 晴れ
天候その他 : 雲底低め
風速 : 3m
状況 : 穏やか
内容 : 10時過ぎにテイクオフし、そのまま雲低に付けテイクオフ側の山でフライトしていたところ、ランディング側の山にヘリコプターが現れ暫くランディング周辺を旋回していました。
早期に確認しランディングからも無線で呼びかけられた為、ヘリコプターが飛び去るまでテイクオフ側の山でウェイティングしていましたが、確認が遅れていたらランディング側に入る所でした。
考えられる要因 : ドクターヘリなどの緊急の場合は、スクール校長宛に連絡が入る様ですが(実際2回ほど入りました)、今回の場合は全く予期していませんでした。
まさか、3連休中に送電線の点検を行うとは思っていなかったのが油断でした。

ヘリコプターの場合、飛び去っても暫くは空域が荒れる為、かなりの時間テイクオフ側の山でウェイティングしていました。


2010/07/17

グラハン時斜め後ろに転倒

発生時間 : 11:00~
年齢 : 64
性別 : 男
経験年数 : 1年以下
パイロットレベル : ベーシック
年間フライト日数 : ~80日
天候 : 晴れ
風速 : 3m
状況 : サーマル発生
内容 : 多少強弱のある風の中でのグラハン練習中に、前向きで立ち上げて、頭上安定後に傾き、反応が遅れて、転んでしまった。
グライダーの傾きに対して、抵抗するような体勢を長くとっていたので、斜め後ろへ転ぶ形となった。
考えられる要因 : 傾いた際のコントロールの意識が、修正するのか、止めるか、という判断で、もっと徹底して止める基準を伝えておくべきであった。(例えば2歩横へ動いて傾きが直らなければ、中止として、カラダの向きをキャノピーへ向けるなど)


2010/06/02