日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

ひやっとノートフォーム

潰れ→旋回

発生時間 : 14:00~
年齢(才) : 74
性別 : 男
経験年数(年) : 10
パイロットレベル : パイロット
年間フライト日数 : ~100日
天候状況 : 快晴
風速 : 1m
状況 : 強いサーマル発生

【内容】
ソアリング中 (サーマルを探してうろうろ)TO前で突然フロントが電柱にでもぶつかったかのようなV字につぶれた。キャノピ-がフロントダイブの様な動きで回復、すぐに方翼が折れ、操作できずに旋回に(5・6回)入りレスキューパラを開傘低い林に不時着無傷でした。

【考えられる要因と対策】
サーマルを探してうろうろしていた時にバリオに気を取られていたらしい!

つぶれる前の前兆は感じていない。

グライダーがクラス2で春に乗り換えた。

年齢的にグライダーの動きに体がついていかない。
(本人は認めていない・・・頑固)

ゆっくりしたパラに乗り換えを進める。


2011/11/10

潰れ→クラバット

発生時間 : 13:00~
年齢(才) : 46
性別 : 男
経験年数(年) : 12
パイロットレベル : パイロット
年間フライト日数 : ~50日
天候状況 : 晴れ
風速 : 3m
状況 : サーマル発生
【内容】
サーマルのかぶりの風により、斜面までの高度約70mでフロント中央部が潰れ。
その後両翼端が前へ走り一時馬蹄形となり沈下。
すぐに通常の翼のカタチに戻ったものの、右翼端がクラバット。
そのまま不時着するように見えたが、その後ストールに入りそになり、さらに旋回。
斜面間近で回復傾向となり、深いブッシュの斜面へ不時着。
大きな怪我は無く、首の筋に張りがあり、冷やして湿布を貼り帰宅。
帰宅後に連絡あり、少しづつ回復しているようで、大事にはいたらなかったようです。

【考えられる要因と対策】
サーマルから離脱の際に、風下側への離脱となったがもう少しブレーキングをしていれば、潰されなかった可能性もあり。

フロントが潰れた後に回復しそうに見えたが、想像よりも長く沈下していた。
クラバット時に少しの操作で、ストールしそうになった。

ことから、グライダーの劣化により回復性能の遅れも考えられる(1-2)。


2011/07/11

グラハン時サーマルブローで持ち上げられ・・・

発生時間 : 11:00~
年齢 : 60
性別 : 男
経験年数 : 4年
パイロットレベル : プライマリー
年間フライト日数 : ~40日
天候 : 快晴
風速 : 3m
状況 : サーマル発生
内容 : グラハンの練習中にサーマルブローで持ち上げられ、慌ててフルブレークを行いストールして落下。腰、背中、頭を打ち数分間意識不明になった。その後回復病院で検査し異常なし。

考えられる要因 : 風が安定しないとこの練習はしない。


2011/05/20