日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

ひやっとノートフォーム

潰れ→旋回→ツリーランディング

【発生日】2016年11月18日
【発生時間】14:00~
【パイロットレベル】パイロット
【天候状況】快晴
【風速】1m/s
【状況】穏やか
【内容】
風向きが左ザイドでのフライトでした。

テイクオフ(やや左方向)後、少しして翼がつぶれ旋回して林に引っ掛りました。

【考えられる要因】
左サイドの風で飛ぶさいはコースを指定していましたが
今回はコースを外れてフライトしていた。

本日3本目のフライトでした。

2本目も翼がつぶれまわって回復していたらしい。(他のパイロットの話)

本人の適正をチェックします。


2016/11/18

ソアリング時の空中接触

【ひやっとしたこと】空中接触
【発生日】2016年10月22日
【発生時間】14:00~
【パイロットレベル】パイロット
【天候状況】晴れ、曇り
【風速】0.5m/s
【状況】サーマル発生
【内容】
エリアルールでサーマルの旋回方向が決められていない、飛び慣れていないエリアのビジターフライトにて。
弱いサーマルを、周囲のグライダーに合わせて左旋回を開始した。
センタリング中に、離れた場所でセンタリング中だった機体と接近してしまい、旋回の180度と360度の状態で対面した。
相手は現地パイロットと思われる。


【考えられる要因】
低高度でサーマルのトリガーが複数あったように思う。
遠くでセンタリングしていたと思っていた機体が、いつの間にか接近しており、サーマルの合流に合わせて対面してしまったと思われる。
弱いサーマルを拾うために、バンク角を気にして翼端方向ばかり見ていて、周囲の他機警戒が疎かになっていた。
また、慣れないエリアの為、サーマル位置を見誤ってセンタリングしていた可能性もある。
対策は、周囲機体の位置を常に把握し続けるように意識する、同高度で他のセンタリングをしている機体が居る場合は、高度をずらす、あるいはガーグルに参加する。


2016/10/22

Bストール後のラインの絡み

【ひやっとしたこと-その他内容】Bストール後のラインの絡み
【発生日】2016年8月11日
【発生時間】13:00~
【パイロットレベル】パイロット
【天候状況】晴れ
【内容】
Bストール回復の際、Bライザーのラインが、Aライザーの持ち手部分にひっかかった。
ひっかかった事は全く気付かずにフライト。
その後、フライト中にひっかかったラインが外れ、その際、大きな音が鳴ったので気づいた。
当時はラインが切れてしまったと勘違いした。
ヘルメットのカメラによって、詳細が分かった。

【考えられる要因】
Bストールからの回復を急ぎ、Bライザーを戻す際、Bライザーを離してしまったのではないかと思う。しっかりBライザーを持ったまま戻せば、ひっかかることはなかったと思う。


2016/08/11

ビッグイヤーで誤ったラインを引いてしまい・・・

【発生日】 2016年7月16日
【発生時間】 10:00~
【パイロットレベル】 ベーシック
【天候状況】 曇り
【風速】 0-1m/s
【状況】 穏やか
【内容】
ビッグイヤーの練習で、誤ってCライザーをすべて引いてしまいストール。手を上げて、大きくシューティングしたもののその後通常滑空に戻りました。

【考えられる要因】
数回目のトライだったので、特に問題が起こる状況ではないと思っていました。一応、スタビは引かれると困るので、その対応はイメージしていました。
ランディング後、話し合いました。考えられる要因としては、高齢、蒸し暑さなどによる集中力の欠如かと思われます。


2016/07/16

自撮り棒がラインにひっかかり、あわや・・・

【発生日】2016年7月10日
【発生時間】11:00~
【パイロットレベル】タンデム
【天候状況】晴れ
【風速】2m/s
【状況】サーマル発生
【内容】
タンデムフライトでテイクオフした時に、ライズアップした時、自撮り棒がライザーもしくはラインに引っかかり、ふわりと飛べたがすぐにスピンしてスタチンした。パイロット、パッセンジャーに怪我はありません。

【考えられる要因】
暑く、人が多かったので急いてテイクオフした。

タンデムパイロットに自撮り棒が、テイクオフ時に危険があることを自覚してもらい、ライザーラインに引っかからないように、付ける場所を確認する。


2016/07/10