【発生時間】 11:00~
【パイロットレベル】 タンデム
【天候状況】 晴れ
【風速】 6m/s
【内容】
サイドの風
49歳:タンデムパイロット
パイロットの右側のラピッドリングとタンディムバーを留め忘れていたためパイ
ロットが片側宙吊り状態となった。
機体は安定しており低高度だったため、そのまま砂浜にランディングした。
パイロット・パッセンジャー共に傷害等はなし。
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○状況
当日、2本目のタンデム。ハーネスは1本目と同じものを使用。
南東サイドで、すこし風が上がってきており、何度か立ち上げを失敗したため一
旦中止した。
その後、すこし風が収まり若干向きも良くなったため、フロントでテイクオフした。
出て直ぐ、パイロットが片側だけの宙吊りとなった。
山沈しろとの声も聞こえたが、右のブレイクが引かれた状態で戻せず(どの程
度、引いた状態になっているかがわからない)
左旋廻に入れると失速する可能性があると思い、左をすこしだけ引いて風上方向
の砂浜へ直進しランディングした。
・右を引くと体重が乗ってしまい引きすぎになるためコントロールしにくい状態
だった。(左はコントロール可能)
○原因
はっきり記憶がないのだが、テイクオフを中止したときに、カラビナが外れな
かった(砂詰まり?)か何かで
ラピッドリング側を外してしまったのではないかと思う。
普段、ラピッドリングを外すことはないので、テイクオフの時にチェックをしな
かったのが原因。
もし通常通り、バッグハンド(時計回り)でライズアップしていたら、普段と違
うのに気づいたかもいれないが
このときはフロントだったため、まったく気づかなかった。
【考えられる要因】
ラピッドリング側は絶対に外さないこと。
・2回目(テイクオフのやり直し)であっても、チェック(ラピッドリングも含
む)と説明を行う。
(チェック&説明の、手順を変えてしまうと何かが漏れてしまうように思うの
で、重複しても必ず行うようにします)