日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

ひやっとノートフォーム

選択されているタグ : ツリーラン

タグを絞り込む : アプローチミス スピン プレフライトチェック レスキュー開傘 失速 潰れ 空中接触 講習高高度フライト

失速によりツリーランディング

【発生時間】 11:00~
【パイロットレベル】 エキスパート
【天候状況】 快晴
【風速】 3~4m/s
【状況】 サーマル発生
【内容】
斜面に沿って約30m上空をフライト中、急なサーマルでピッチアップ後のサーチの時に、ブレークを引くタイミングが速く、さらにアクセレーションに移ってもブレークをリリースするのが遅れて失速してそのまま低い雑木やブッシュへ不時着。

【考えられる要因】
揺れる翼をいつでも引いて処理しようとするクセがあり、飛行方向に合わせた操作を理解はしているものの、急な大きな揺れに対しては、どうしてもクセが出てしまう。

サーチの動きに対しての怖さに対応できるように、よりピッチングの練習によりサーチに体を慣すように促して行く。


2015/01/11

同時進入→ツリーラン

発生時間 : 12:00~
年齢(才) : 45
性別 : 男
経験年数(年) : 10
パイロットレベル : エキスパート
年間フライト日数 : 100日~
天候状況 : 晴れ
風速 : 2m
状況 : サーマル発生
【内容】
アプローチでニアミス。
ベースのライン上でほぼ同高度で、向かい合わせで同時進入することとなり、山側に膨らんだ人が煽られてツリーラン。

本来一方通行の場所ですが、エリアの特性上下りる前に最後のサーマルを探しに行った場合に、反対側から入る事があります。

通常はお互いが右へ避けるようにして、対応していますが、今回はツリーランした人の方が、急に下がってしまい、同高度になってしまったため、シンクのある空域でより右(林側)へ避ける事となった。
【考えられる要因と対策】
環境要因・・・エリアの形状がベースのすぐ後ろが林となっていること。ベースへの進入が両方向存在してしまう事。ベースへ逆進入する時にはサイドフォローを受ける事。風向き、コースによってはシンクも存在すること。
これらの事をより深く皆が理解できるように、これから促して行く。

影響要因・・・タイミングは多くのパイロットがソアリングしていて、リフトが多く存在していたので、低高度でもまだ上げる事に気持ちが傾き過ぎていて、相手の存在に気付くのが遅れた。逆から入った人の方が始め少し高めだった為、正しい方向で入った人は、相手をあまり意識していなくて、避ける意識が薄かった。

ヒューマンファクター・・・風の流れに(シンクなど)に対する知識不足で、想定外の高度になってしまった。地面近くで緊張感があり、お互いに視界が狭くなっていた。

対策・・・この出来事はこのエリアが持つ大きな弱点の一つと考え、さらに皆が深い理解と意識を持つように、掲示と告知なでして、促して行く。


2012/01/13

ツリラン回収時のミス

発生時間 : 13:00~
年齢 : 56
性別 : 男
経験年数 : 15
パイロットレベル :
年間フライト日数 : 1日
天候 : 快晴
風速 : 1m
状況 : 穏やか
内容 : ツリーランからの回収ですべて終了し、助けに行った本人がエイトカンとクライミング用ハーネスのからビナを付け忘れてロープを握り2mから飛び降りるような形になった。怪我無し。

元職業自衛官のレンジャーで安心して見ていたのが悪かったと反省。(2m地点で私の監視をしていました。)
このときも2mから上は私が登り(約25m)回収していた。


2010/08/31

空中接触

発生時間 : 14:00~
年齢 : 54
性別 : 男
経験年数 : 10
パイロットレベル : パイロット
年間フライト日数 : ~40日
天候 : 快晴
風速 : 3m
状況 : 穏やか
内容 : リッチソアリング中に空中接触二人絡んで外れなくなり レスキュー解散杉の木にツリーラン 怪我なし。

考えられる要因 : ビジターさんが下方を飛んでる須藤さんのキャノピーに包まれるように絡んでしまった。ことから他機警戒の確認判断ミスと思います。

本人は、3時間近く飛んでおり集中力がなくなっていた・・・・と言っていました。


2010/08/22