日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

ひやっとノートフォーム

選択されているタグ : 潰れ , クラバット

タグを絞り込む : レスキュー開傘 講習高高度フライト

ビッグイヤー時のトラブル

【発生時間】 11:00~
【パイロットレベル】 ベーシック
【天候状況】 晴れ
【風速】 3m/s
【状況】 サーマル発生
【内容】
プライマリー実技検定中
ビックイヤー実施時にリアライザーを誤って引き込み失速。

グライダーの変形に気づき中止させたがグライダーが大きくシューティングをお越しコラップス。翼端がクラバットし旋回を始めた為、レスキューパラシュートを出すように指示をする。
開傘後、ツリーランディング。
本人は怪我なし。

【考えられる要因】
パイロット
・グライダーを乗り換えたばかり
・検定試験に緊張していた。

インストラクター
・ビックイヤーの課題に油断していた。
・普段からスムースに課題こなす生徒の為、グライダーが変わった事を気にしていなかった。


2014/01/25

潰れ→クラバット

発生時間 : 13:00~
年齢(才) : 46
性別 : 男
経験年数(年) : 12
パイロットレベル : パイロット
年間フライト日数 : ~50日
天候状況 : 晴れ
風速 : 3m
状況 : サーマル発生
【内容】
サーマルのかぶりの風により、斜面までの高度約70mでフロント中央部が潰れ。
その後両翼端が前へ走り一時馬蹄形となり沈下。
すぐに通常の翼のカタチに戻ったものの、右翼端がクラバット。
そのまま不時着するように見えたが、その後ストールに入りそになり、さらに旋回。
斜面間近で回復傾向となり、深いブッシュの斜面へ不時着。
大きな怪我は無く、首の筋に張りがあり、冷やして湿布を貼り帰宅。
帰宅後に連絡あり、少しづつ回復しているようで、大事にはいたらなかったようです。

【考えられる要因と対策】
サーマルから離脱の際に、風下側への離脱となったがもう少しブレーキングをしていれば、潰されなかった可能性もあり。

フロントが潰れた後に回復しそうに見えたが、想像よりも長く沈下していた。
クラバット時に少しの操作で、ストールしそうになった。

ことから、グライダーの劣化により回復性能の遅れも考えられる(1-2)。


2011/07/11