4月14日(水) リガー更新研修会・白馬 2日目

昨日と一転ひんやりとした朝を迎えました。ゲレンデを見上げると、まだ多くのスキーヤーで賑わっています。さて、今日も8時半にはみなさん集合。さっそく机上講習から更新会はスタート。昨日の反省も踏まえ、今日は実技のデモンストレーションに時間を費やしました。修正箇所の断片的なデモではなく、4ラインチェックからラインストーまでの一連の流れをすべて行い、みなさんにイメージをしっかり作ってもらいました。事前の講習が一通り終えたところで、実技開始。栂池レストハウスのスペースを有効に使えるので、広々と実技が行えます。
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今回は順調に進み、ようやくこちらの狙い通りの研修会となってきました。JMB立山の若林インストラクターはすべてのタスクを16時すぎには終了。大きな修正箇所もなく、こうしたらもっと良くなるというポイントを数多く伝えることができ、更新会らしい内容となりました。良いパックであるかどうかは、そのレスキューパラシュートをどのような理由をもとにパックをしたかということをリガーがすべて説明できるかどうかでわかります。説明できないようなパックであれば、本質がわかっていないということになります。現在始まっているパラグライダーレスキューもそうですが、作業の本質が見えてこないと、どのように行えばいいかということが理解できません。研修会ではその考え方を学びます。

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今回は岡田、只野の2名のFAA(アメリカ連邦航空局)パラシュートリガーで担当したこともあり、お一人ずつ細かい箇所までこだわって研修が行えたように思えます。それが主催者の自己満足ではなく、みなさんに確実にフィードバックできていれば幸いです。すべての研修は終えたのは18時すぎ。今回会場を手配していただいた栂池パラグライダースクールの後藤校長のもと後片付けをし終了となりました。


4月13日(火) リガー更新会・白馬 1日目

4月13日(火)

今季のリガー更新会も終盤。今回は雪解け間近の長野県栂池パラグライダースクールが会場です。クラブハウスのあるゲレンデはまだ雪が多く、車の通行もできないため、栂池パラグライダースクールのご好意で別に会場を手配していただきました。
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実施する内容は1月に最初の更新会を行ってから一貫していますが、その間にも様々な情報も入り、少しずつ軌道修正をしながら今日を迎えました。まずは、机を囲んで、現在の問題点、注意点などを一通りお話ししました。機材の進化、テスト機関アカデミーの台頭により、色々なことが変わってきています。リガーは最新の情報をもとに作業を行います。様々な最新情報が世界各地からJPAに入ってくることも、このリガー制度を確固たるものとしている一因です。もちろん、セオリーは変わることがありません。情報をどのように精査し使いこなすかということはリガーの見識に関わってきます。

実技では注意点に関するデモンストレーションをしたのち、作業開始。普段取り扱っていないパラシュートを5個リパック。実技科目は前回同様です。とにかく初めまだ体が疲れていないうちに細かいポイントを徹底的に注意し理解してもらいます。結果的に疲れていてもどのような状態でも同じ作業がいつも同じようにできなければなりません。
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レスキューパラシュートのパックは慣れてしまえば単純作業ですが、常にコンマ何秒かでも速く開傘させたいかということを念頭に作業をする習慣が身に付かなければなかなか単純にはいきません。そのきっかけがこの更新研修会であればこの更新制度は意味あるものとなります。
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今回も終了したのは19時過ぎ。クタクタになりながらもなにかを感じ、今後のリガー活動に役立つものがあったのではないかと思います。この春はサーマルコンディションも例年以上に強烈です。パラシュートのお世話にならずにすめばそれに越したことはありませんが、いざという時のため、万全の準備でフライトに臨みたいものです。
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世界初!JPAパラグライダー・レスキューBOOK4月下旬発売決定

ツリーランディングからの自己脱出、救助、搬送といったパラグライダーのレスキュー全般に関しての技術書がいよいよ4月下旬発売開始となります。

製作にあたっては山岳救助のプロ組織である日本山岳レスキュー協会の監修を得て、数多くのアドバイスをいただきました。

また、執筆、写真撮影は日本山岳ガイド協会の南裏健康さん、何度もクライミングで日本チャンピオン、アジアチャンピオンとなっている南裏保恵さんのご協力を得て行われました。

半谷顧問の発案で始まったのが1年前。それから毎月トレーニング、フォトセッションを繰り返しようやく先月最終校正を迎えました。

現在、最後の見直しをしているところです。


この本はツリーランディングの救助に行く人のためのものだけではありません。ヒューマンエラーブック同様に、数多くのパイロットの方に読んでいただくことで安全マージンは確実に向上します。是非、パイロットの必読書としてご利用いただければと思います。

詳しい発売日が決まりましたら再度ご連絡させていただきます。

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パラグライダー・レスキューレベル1,2認定検定会 追試

3月に行われたレスキュー認定検定会で合格とならなかった皆さんが昨日、今日の2日間追試を行いました。昨日はウイングキッス朝霧、今日はエアパークCOOで行いました。

追試というと印象が悪いですが、追試を受けるにはそれなりのパワーが必要です。恥ずかしさ、悔しさ、怖さ・・・ですので、この追試で合格できれば、それはより価値あるものになると思っています。

本日の追試はまずは会場となるテイクオフへのアプローチから開始。500mほどの高低差をみなさん救助道具を持ってハイクアップです。会場の設営も自分たちで。ロープを張って仮固定してすべて自分たちで行いました。前回と違い雨は降っていないものの、シチュエーションは各自変えました。まずはそれに気づき、どのような状況かを把握することがレスキューの第一歩となります。前回の教訓が活かされてか、大きなトラブルもなく進行しました。とはっても終了したのは日没前。林の中は暗くなるのがより早く、そのような環境では緊張感も高まります。カウンターラッペルでの救助、自己脱出のトラブルシューティング一通り行いました。ミーティングでさらにイメージをクリアにし、合格発表。今回はみなさん合格です。認定証を受け取ると同時に大きな責任を受け取ることとなります。それを自ら志願し、検定会に参加されたわけです。是非、認定されたみなさんの今後の活躍にご期待ください。

伊豆フライトハウス・恩田さん、KPS・平出さん、グランボレ・加藤さん、埼玉こまち・望月さん、新治こまち・望月さんおめでとうございます。



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教育事業部ブログ始めました。

教育事業部のブログを始めました。研修会のレポートなど随時掲載していきます。

来週の白馬で行われる研修会ですが
リガー更新研修会は両日ともチャンピオンゲレンデ下の「栂池レストハウス」で行います。車で会場までお越しください。

なお、インストラクター更新研修会は栂池パラグライダースクールクラブハウス「エデン」で行います。「エデン」へはゴンドラ乗り場に駐車の上、ゴンドラにて中間駅までお越しください。「エデン」まで車両の乗り入れができないためご了承ください。なお、フライト機材など必要な道具はすべてお持ちください。
お間違えのないようにお願いします。

アシスタントインストラクター、インストラクター、パフォーマンスインストラクターの更新研修会はこれが今季最後となります。次回の開催は来年1月以降となります。