| レポート
4月15日(木) アシスタントインストラクター、インストラクター更新研修会・白馬
スキッとした空気が気持ちの良い雪の朝となりました。雪のゲレンデを歩きながら栂池パラグライダースクールのクラブハウス「エデン」へ。インストラクターのみなさん、8時すぎには続々と到着。今回も予定より早く研修会開始です。
ちょうどこれからパラグライダーのシーズン本番、そしてサーマルコンディションの強い春を迎えます。気を引き締めてシーズンインを迎えるには良いタイミングの更新会になったのではないかと思います。
まずは前回の更新会同様、昨年の傾向、保険、事故について実例や事故報告書を交えながら講義。すでに3月の総会でもお話した内容ですが、事故に対する取り組みは繰り返し、そして継続して行う必要があります。同じ事故に関するグループトーキングでも、話し合う仲間が変わるとまた色々な意見が出てきます。
さらにその話の流れで「パラシュート」。最近、JPA大会やリガー研修会でお話している内容を、実演を多く交え講義を行いました。パラシュートを投げる練習はあまりできませんが、その分シミュレーション、正しい知識をどれぐらいもっているかということが重要になります。
是非、フライトを行いたかったのですが、さすがに今日の天候では断念。それでも広いクラブハウスを使わせてもらいながら午後は「テイクオフ」に関して。実際にパラグライダーを広げてみんなでどうすれば効果的なテイクオフが行えるか、そして指導ができるかということを話し合いました。基礎技術はJPAが発足してまっさきに取り組んだ科目です。セオリーは変わらないもののそれをどのように教えるかということは年々進化しています。基本姿勢、ライズアップ、頭上安定・・・本質が見えてくればどのようにすればいいか答えは出てきます。
すべての講習が終了したころ、外気温はすでにマイナス。栂池パラグライダースクールの後藤校長に雪道をキャタピラ車で荷物を運んでいただき解散となりました。今回の内容がこの春からの講習にお役立ていただければと思います。