| レポート
インストラクター検定会・立山 初日(9/7)
いよいよ今日からアシスタントインストラクター、インストラクター検定会が富山県立山エリアを会場に始まりました。事前の養成研修会で受験資格を満たしたみなさんが参加。あいにく台風が予想より2日も早く北陸に近づき、天気は良いものの上空にはレンズ雲が広がっています。
それでも屋外での活動に問題はないので、山野に設置したパラグライダー・レスキュー会場に移動し早速、自己脱出の検定から開始です。自己脱出といっても、大事なのはその場面場面に応じた対応と発想です。木からの自己脱出はみなさんできるので今回は、個々に違ったシチュエーションを設定し、どれだけトラブルシューティングが行えるか応用力を試しました。この応用力(対応、発想)というのはインストラクターの資質として非常に重要なものです。いかに予期せぬ状況に向き合えるかで事なきを得たり、逆に事故に直結してしまうことさえあります。お昼、雨が降るまでの間に二回づつのトライアルとなりました。
午後は第一次学科試験から。問題集、ワークブックから出題される問題は240問。制限時間からすると1分に8問以上解答しなければなりません。時間をかければ簡単かもしれませんが、ここでは素早い判断力と決断力が試されます。これもインストラクターとして大切な資質です。
ちょうど試験が終わるころ、雨も上がり山野練習場には良い風が。すぐにウォーミングアップをし、グランドスラロームの検定です。指定されたパイロンを順番に通過しなければなりませんが、ここではパラグライダーの旋回というものを正しく表現する必要があります。通過するだけでは、この演技に意味はありません。旋回時のスピード、旋回半径、ロールイン、ロールアウト普段空中ではなにげなく行なっていることを自分の動きで表現します。夕方、雨が再び降るまで十分に行なうことができました。
フライト実技を行なうことはできませんでしたが、予定通り検定は進行しました。明日も続きます。