| レポート
インストラクター検定会・立山 2日目(9/8)
台風9号の直撃は逃れたものの朝から雨の立山となりました。朝8時にはクラブハウスに集合。さっそく今日の検定内容が発表され、9時の山野研修室が開くのを待つこととなりました。
9時の開館とともに第一次講習実技開始です。「気象」に関する講義を持ち時間行なっていただきます。講習が成功したどうか決めるのはあくまでも聞き手です。また、どのような講習が聞き手に効果的であったか、一番の決定要素は話し手のたち振る舞い、話し方です。もちろん、自信がなければ話し方はたどたどしくなってしまいますし、聞き手の目を見て語りかけることはできません。結局はどれだけの知識があるかということが重要になります。質疑応答、評価をしながら全員終了。
次に第2次学科試験。JPAで製作したパラグライダー教育学、パラグライダーヒューマンエラーブックそしてインストラクターに必要な救急法の知識が試験されます。試験中、教室には鉛筆と雨の音以外聞こえることはありませんでした。
お昼を挟んで、第2次講習実技。今度は実技レクチャーです。実際に講習生に各フライト実技科目を行なってもらう前にどのような説明をしているのかを話していただきます。聞き手はこれから始めて練習をする講習生が対象です。ピッチング、ローリングといった科目をいかに事前にイメージをさせることができるかは、インストラクターの説明一つです。大切なのは目的、方法、注意点を明確に伝えることができるか。そのために教本を使うことはもちろん、教本に付属するDVD、シミュレーター、ミニチュアなどを利用し視覚で理解してもらいます。人間はほとんどの情報を視覚から得ようとします。
これでフライト実技以外の検定はすべて終了です。最後にせっかくの機会ですのでみなさんで、どのような指導方法が効果的なのか話し合いました。
最後、今回検定員である関沢、岡田から総評があり、フライト実技試験の日程を決め解散となりました。
是非、今回受けた刺激を無駄にせずスクール活動に役立てていただければと思います。結果はフライト実技検定後となります。