| レポート
第1回セーフティートレーニング2日目 10/17
2日目も快晴の朝を迎えました。7時すぎにはみなさん講義室に集まりだし、コーヒーを飲みながら目を覚ましました。8時には講義開始。昨日の実技を再度おさらいしたところで、アスメトリック(非対称)のマヌーバーを順を追って説明。昨日行ったスメトリック(対称)より動きが複雑になりますが、理解はクライミング、サーチ、アクセレーションで行います。グライダーがどのパートにあるか瞬時に判断し、パイロットは正しい操縦をする必要があります。さまざまなビデオ、特別シミュレーターを用いてイメージを作り上げていきます。10時前にはすべての講義を終了し、テイクオフへ移動しました。この2日間の合宿状態でのトレーニングは時間を有意義に使えることが大きなメリットです。昨晩も寝る直前までハーネス調整。そして朝起きてすぐに講義ですからこのパラグライダー漬けの2日間は今後のパラグライダーフライトにおいて貴重な時間になったのではないでしょうか。
今日のエリアも静穏。絶好のトレーニング日和に恵まれました。船、カメラすべての配置が準備万端整ったところで実技開始です。今日は1本目からビッグマヌーバーが続きました。異常飛行状態を自ら作り出すわけですが、想定外になることも考えられますので完璧なイメージトレーニングが必要です。そのために昨日時間をかけてピッチングを理解しました。その甲斐あってか、初めてストールを体験した方もスムースに演技を行うことができました。オートローテーション、カウンターブレーク、スピン、フルストールと次々にマヌーバーが水上で繰り広げられました。
バーズ、NIMOS、神崎のみなさんのご協力もあり送迎もスムースに行われ、参加者のみなさんは3~4本のフライトを行うことができました。昨日からフライトが続いていますので、午後にはさすがに疲れが見えてきましたが、最後までみなさん集中を切らさずフライトを続行しました。すべての演技が終わったとき、ランディングにはみなさんの笑顔が満ち溢れていました。極度の緊張感と解放の繰り返しですので、大変疲れたことと思いますが、今までのフライトと違った感覚が味わえたのではないでしょうか。
最後、すべての講習を終えまいまいハウスの講義室に戻って全体の総括。お一人ずつ感想を聞くと大変充実した合宿であったよことがうかがえました。これが今後のみなさんのセーフティーフライトにお役立ていただければ幸いです。解散後、時間のある方はビデオ解析をし、18時には静かな空間に戻りました。
スタッフはあす、再度準備を見直し火曜日からのトレーニングに備えます。
みなさん、お疲れ様でした。