| レポート
インストラクター更新会・関西 1/27(木)
更新会の前日、TAKパラグライダースクールのご協力で、スクール事務所をお借りし、一日かけて準備をしました。朝9時から始め、昼になると雪がちらつく天候の中、夕方まで行い明日に備えました。
更新会当日の朝は雪がうっすらと積もっていました。参加者の皆さんが無事到着できるか心配でしたが、雪は交通には支障なく、8時45分の時間に全員が揃い開始することができました。
はじめに只野会長からあいさつのお言葉をいただきました。
そして本題のイントロで事故を検証。参加者の皆さまからいろいろなご意見が出され、活発なミーティングがなされました。事故防止には「エリア管理」と「指導」が大切ですが、今回のテーマ「指導方法について」講義が進みます。よりよい指導方法を目指して、パイロットのスキルを上げることで事故「0」を目指します。事故が起こりやすい「テイクオフとランディング」の基礎の再確認と、常に新しい指導方法、より効果的なアドバイスが各スクールで行われることでしょう。
昼食をはさんで、午後からは「正しい操作」。三次元を止まることなく動き続けるパラグライダーの操作の指導は非常に難しいものです。だからこそ勘違いや理解不十分、まったく理解できていないということあってはなりません。気流によっても動き方が違うパラグライダーの「正しい操作」は気流によって変化させなければなりませんので、指導方法はより難しいものとなります。
サーマル条件で飛びソアリングの機会が多くなるパイロットは、「危険回避」を安全に行えることが必要。その方法と注意点を説明させていただき、時間となりました。
参加者からの活発な意見交換があった今回の更新会は、指導方法を新しく考える良い時間になったことと思います。今後各スクールで新しい取り組みがなされ、安全な「正しい操作」が当たり前のようにできる全国のパイロットが増えることを期待しています。
講師:大澤 行英(BIRDSパラグライダースクール)
会場:兵庫県丹波市もみじの里
現地協力:TAKパラグライダースクール