補助動力技能証および補助動力インストラクター技能証研修検定会 初日(4/6)

快晴の朝を迎えました。風も穏やかで期待が高まります。9時前にはみなさん到着し予定通り開始です。まずは東日本大震災に際してたくさんの義援金をいただいたことに対してのお礼、そして今後のJPAの活動についてお話をさせていただきました。

昨日から来られているみなさんはすぐにでもフライトしたいところですが、慌てず順序通り研修を進めました。はじめに、JPAの補助動力システムの説明、そして今回のスケジュール、趣旨説明。

目的をはっきりさせたところで本題。まずは補助動力倫理科目。今回の研修会はMKクラフトの真藤氏を中心に、小野寺副会長、電気モーターのフライト経験がもっとも多い宮田氏(競技事業部長)、そして私(岡田)、さらにMKクラフトのスタッフのみなさんと講師陣が大変充実しており、一つの科目を講習するにしても様々な意見が出たりして大変充実したものとなりました。本来であれば、これほどのスタッフは必要ありませんが、補助動力初めての本格運用、そしてこれを機にシステムをさらに充実させる必要があるためみなさんに集まっていただきました。

JPA教育事業部のブログ JPA教育事業部のブログ

倫理科目を終え、次にエンジンユニット、電気モーターユニットの取扱注意点、そして事前のプレフライトチェック方法を学びました。ここは従来のパラグライダーにはない部分のためみなさん真剣です。

基本事項の講習を一通り終えたところで昼食。その間にも、そこここで質疑応答が繰り返されました。また、ワイヤーを用いたシミュレーターの準備を整え、午後の部を迎えました。
JPA教育事業部のブログ JPA教育事業部のブログ

午後はいよいよ実技。まずはワイヤーシミュレーションで指導要領の実技を交代に行いました。また午前説明を受けたモーター特有の動きを見たり、感じたり、このシミュレーションの意義は非常に高いものがあります。
JPA教育事業部のブログ JPA教育事業部のブログ
JPA教育事業部のブログ JPA教育事業部のブログ
JPA教育事業部のブログ JPA教育事業部のブログ
JPA教育事業部のブログ JPA教育事業部のブログ

全員一通り終えたところで、いよいよフライト実技。講習カルテに沿って順次練習。空中での演技はまったく問題ないものの、モーター特有のテイクオフ、ランディング、そしてローパスにはやや戸惑い気味。それでもさすがみなさんインストラクター、すぐに修正をし次のフライトではより良い演技をなっています。みっちり3時間ほど行い、充実した実技講習となりました。最後はビデオ解析、そして総括。明日のテーマをはっきりさせ初日を終えました。明日も9時スタート。良い天気が続きそうです。