| レポート
補助動力技能証および補助動力インストラクター技能証研修検定会 2日目(4/7)
モーターの話をしながら朝食。そして、パラグライダーのインストラクターらしく8時過ぎにはエリアに到着です。前線の接近のため午後から風が強くなることが予測されましたが、参加者のみなさんの実技レベルに問題はあまりないため、フライトは無理せず、一番の重要課題でもあるユニットのメンテナンスに関して時間を費やすこととしました。昨日すでに行った講習ですが、行えば行うほど奥の深さに気づかされました。すべてを知るには膨大な時間が必要となるため、基本的な事項を押さえることで講習は終えましたが、それにしてもパラグライダーしか知らない私たちにとっては十分すぎる内容でした。
そして次にフライト実技。新たな練習課題を行う予定でしたが、やはりお昼前から徐々に風が強くなってしまい無理せず途中でフライトはキャンセルしました。
フライトができないため、さっそく午後は学科試験、倫理試験、そしてインストラクター受験のみなさんは口頭試問と随時検定をすることとしました。こちらはみなさん問題なく時間内で合格。
時間がまだありましたので、すぐに次の講義へ。
小野寺副会長による「リフレックス翼」およに「ジャイロプリッセション」に関する講義は大変盛り上がりました。航空機のパイロットでもありモーターパラでのフライト時間も1000時間を超える小野寺氏の講義は説得力十分。しかもわかりやすく私たちにとって大変貴重な時間となりました。
研修検定会最後の講義は真藤氏の「エリア管理と運営について」。ともすればすぐに騒音問題が取り沙汰されますが、そのようなトラブルのないようにどのようにエリアをオープンし運営していくべきか、質問もさせていただきながら理解を深めました。長年同じ場所でスクールを開校している氏の話にはみなさん興味津々、今後のモーターパラスクール開校にあたって十分なヒントとなったのではないでしょうか。
ここで時計は17時。検定結果発表をし、総括。JPAで初めての補助動力インストラクターが2名誕生しました。また、新たに2名、補助動力技能証に合格されました。2年ぶりの研修会となりましたが、その時に比べさらに充実した内容となりました。
MKクラフトの真藤氏、中村氏そしてお手伝いいただいたスタッフの皆様にこの場をお借りして再度お礼を申し上げます。ありがとうございました。
協力:MKクラフト(滋賀県)
講師:真藤正一(MKクラフト)、小野寺 久憲(JPA副会長)
アシスタント:宮田 歩(JPA競技事業部長)、岡田 直久(JPA教育事業部長)
補助動力技能証合格:
岩村誠(グランボレパラグライダースクール)
小林豊治(エアロクルーズパラグライダースクール)
補助動力インストラクター技能証合格:
森永年(VANスカイスポーツ)
窪木 祐治(浜名湖パラグライダースクール)